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2010.08.20

もうひとつの場所-野又 穫のランドスケープ

群馬県立近代美術館

野又穫という画家の展示を観て来ました。高崎にある群馬県立近代美術館で開かれている「もうひとつの場所-野又 穫のランドスケープ」。

野又穫は、空想上の建物を描き続ける画家。過去、未来、目的、場所など何も分からず、不思議な建物がただそこにあります。人間の姿もありません。それが何のための建造物かは分からないけれど、何となく面白いと感じることもあれば、悲しみやちょっとした怖さのようなものを感じることも。

子供の頃夢中になった未来予想図のようでもあり、ドバイの建造物のようでもあり、どこか孤島の灯台のようでもあり。

その他、美術館では、若者たちの作品を全国公募した群馬青年ビエンナーレ2010というのも開催されていて、絵画からオブジェ、映像や音までを使った独創的な作品がいろいろあって興味深かった。常設展示には、モネやピカソ、シャガールなんかもありました。

最近暑くて、リハビリに散歩もままならず。ちょっとクルマで連れてって貰って。博物館や美術館は空調が効いて、涼しいからイイですね。

http://www.mmag.gsn.ed.jp/
http://www.japandesign.ne.jp/GALLERY/NOW/nomataminoru/

もうひとつの場所-野又 穫のランドスケープ

2009.04.12

ジャック・T.モイヤー

三宅島に40年以上住み着き、鳥や魚の研究を続けた、ジャック・モイヤーというアメリカ人海洋生物学者の話を本で読みました。朝鮮戦争徴兵の際、日本に駐在したのをきっかけに1957年から約43年間、三宅島で研究を続けたとか。過酷さと豊かさの両面を有する三宅島の自然と、それに惹き付けられ生涯を捧げたアメリカ人の話に、強く興味を持ちました。

アカコッコという固有種の生態や、クマノミの性転換発見など、様々な功績を残しながらも、2000年の雄山噴火で三宅島から東京へ避難、残念ながら2004年に自殺で亡くなられたそうです。

2000年の激しい噴火後は、貴重な生態系の損失を憂う声も強く、もちろん失われた自然も少なくありませんが、モイヤーが愛した島の自然は思いのほか逞しく、現在も三宅島にはアカコッコはじめ多くの野鳥がさえずり、海にも多くの魚や貝などの生物達が生き抜いているようです。

島国、火山国に生まれながらも、日常あまり実感していないなとも思いました。無事ゴールデンウィークに三宅島へ行けたら、多くの野鳥が観察できる大路池エリアやアカコッコ館といったところにも、機会があれば訪れてみたいなと思います。

http://park10.wakwak.com/~miyakejima/index.html
http://eco.goo.ne.jp/life/interview/moyer/index.html

三宅島の生きものたち―モイヤーさんと海のなかまたち

2005.06.16

「THE BIG ISSUE」

有楽町の駅前。「ビッグイシュ~30号です。最新号~です。」 その身なりなどからホームレスと思われる中年女性が、懸命に声を出して宣伝している。手には一冊の雑誌。

THE BIG ISSUE」。この雑誌は、書店では売っておらず、駅周辺などの街頭に立つホームレスの方々のみがライセンスを受けて販売できるというもの。ホームレスの自立支援活動として世界24カ国で展開されている事業で、日本では約1年半前に販売開始されたそうです。

内容は、国際時事からエンタテインメント情報など、それほど福祉や慈善事業の匂いはありません。価格は200円。ベンダーとなったホームレスの方は、まず10冊2000円分を無償で受け取れ、その後は1冊90円で仕入れて200円で売り、110円の差額を収入として受け取ることが出来るという仕組みらしいです。

ホームレスには2種類の人間がいて、働けるのに働かず半ばなるべくしてホームレスになったような人と、大きな借金を抱えて一文無しになったり、身体の問題など様々な事情があって働けなくなり家を失った人がいると思います。僕は前者のようなホームレスにはあまり同情の余地は無いようにも思いますが、後者のような人たちは、この経済状況や就職難の時代、やはり大変だろうなと思いますし、そうしたなか、こうした試みは画期的だと感じます。

正直なところ、買うほうも少し勇気がいります。僕も気にはなっていたものの、数日彼女の横を素通りしていました。しかし、今日、勇気を出して一冊購入させて頂きました。「・・・あのぉ、一冊貰えますか?」すると、滅多に売れないのかびっくりしたような様子で、ちょっと間をおいて「ありがとうございます!」いつも暗く疲れた表情でうつむきがちだったホームレスの女性が、そのとき少し微笑んでくれたように見え、こちらもちょっと嬉しくなりました。

僕だって彼女だってさして変わらないのかもしれない。いや、彼女は自分ではどうにもならない事情でいまのような立場に陥ってしまったのかもしれないし、僕なんて何年もぷ~たら遊び惚けていて、今でこそどうにか職にありつけたものの、一歩間違えれば向こう側のさらに向こうに居たかもしれない。そう考えると、110円程度で言えたもんじゃないかもしれませんが、本当に彼女には頑張って欲しいなと思いました。でも、そんなにバカ売れしてるようには見えないし、1冊辺り110円では少々キツいかもしれないですね・・・。

「AERA」とか「週刊ASAHI」もいいけど、たまには「THE BIG ISSUE」を買ってみるというのはどうでしょうか。

http://www.bigissuejapan.com/

2005.05.22

「アルジャーノンに花束を」、「 ミーム 心を操るウイルス」

最近は忙しくてあまり読書する時間もありません。
そんななか・・・。

まだ読み始めたばかりなのが、「ミーム 心を操るウイルス」リチャード・ブロディ著(講談社刊)。文化や思想、流行といったものを、このミームと名付けた情報単位の伝達や複製によって人と人の心の間を伝わり影響を与えることによって生まれていくという考え方に基づいて、人生や文化、宗教など様々なことに関して書かれています。もともとはリチャード・ドーキンス氏が「利己的な遺伝子」の中で提示された考え方で、生物学、心理学、認知学など様々な分野で扱われているそうです。"ミーム"が、ルルティアのニューアルバムのタイトルになったことと、また「利己的な遺伝子」というタイトルにも聞き覚えがあったことから、まずこの本を手に取ってみました。

あとは、高校生の頃だったか読んで大変感動した覚えのあった「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス著(早川書房)を読み直したり。知的障害者の男・チャーリィが、知能を飛躍的に上昇させる手術を受けます。想いを寄せていた女性と恋に落ちる。知らなかった、知ることの出来なかった世界を知る。超人的な知能を手に入れ、愛と喜びを感じ、一方で悲しみや孤独とも直面していきます。しかし彼と同じ手術を受け知能向上を達成したネズミのアルジャーノンは、ある時を境に急速に知能が後退し始め、やがて・・・。

数年前日本でも舞台を日本に変えてドラマ化されたりもしましたので、ご存知の方も多いかもしれません。僕はドラマは見ていませんが、これは是非本で読むべき一作だと思います。チャーリィの日記形式でわりと淡々と語られていく物語ですが、知ることの素晴らしさ、辛さ、失う哀しみに心を揺り動かされます。人とは何か、人生とは何か深く考えさせられる。この本を薦める人は多いですが、僕も大好きな作品です。

ミーム 心を操るウイルス

アルジャーノンに花束を

2005.05.05

空山基

久々に空山基のイラスト集を買いました。「ラテックス・ガラテイア Pan‐exotica」。もう2年近く前に出た本です。空山基は、昔友人からこういうの好きなんじゃないの?って教えて貰ってからずっと好きで、何冊か作品集を持っています。「セクシーロボット」とか「THE GYNOIDS」とか初めて見た時には衝撃が走りました。

金属的なプロテクターやチューブなどの無機質なものと艶かしい女性の肢体を融合したような構図とか、すごいエロティックです。スーパーリアル、ハイパーイラストと言われるように、彼の描く女性は非常にリアルで肉感的なだけに、無機と有機の対比がより一層協調されていると思います。金属やラバーの光沢にさえ色気が感じられます。

ボンデージ要素とか強いし、女性に対してサディスティックな構図も多く、ほとんどの作品はセクシャルなものが多いので女性は抵抗を感じるかもしれません(汗)。

でも決してエロいだけのアーティストでは全然ないんですよ(笑)。あのソニーのロボット犬・AIBOのイメージディレクションなんかもしていましたし、スミソニアン博物館とMoMAで永久保存指定なんかも受けています。

http://www.sorayama.com/
http://www.sorayama.net/

ラテックス・ガラテイア

空山基

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