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2010.04.30

タ・プロームなどアンコール遺跡群めぐり、屋台でMAMAヌードル

昼食後、再びアンコール遺跡巡り再開。アンコール・トムの東、現在は枯れてしまった人工貯水池、東バライ周辺の遺跡を次々にまわります。

まず最初に訪れたのは、タ・プローム。まるで蛇のようにスポアン(ガジュマル)の根が壁を這ったり、建物を飲み込む光景が圧巻の寺院遺跡。

元々は仏教、後にヒンドゥ教に改宗されたそうで、所々仏陀のレリーフは削ぎ落とされています。壁や建物がスポアンの根に侵食され、押し潰され、崩れてしまっているところも少なくないですが、あえてそのような形を残しているそうです。熱帯の自然の驚異、荒廃した建造物と森が融合して産み出される光景はとても神秘的で、心に残りました。

アンコール・ワットで見逃したエコーが響く祠堂と同様のものも、ありました。祠堂の中に立って、ゴリラのように自分の胸を叩くと、その音が反響して「ボワーン、ボワーン」と聞こえます。このようなことをして、邪気を祓ったとか、王への忠誠を誓ったとか、たまたまだとか(笑)、諸説あるそうです。

タ・プロームタ・プロームタ・プローム
▲タ・プローム。アンコール遺跡、東バライ周辺の遺跡の1つ。(タ・プローム)

映画「トゥーム・レイダー」のロケーションにもなった場所
▲映画「トゥーム・レイダー」のロケーションにもなった場所。(タ・プローム)

アンコール遺跡を歩いていると、時折物売りの子どもたちが寄ってきます。「ヤスイ、ヤスイ」「オニイサン、カッコイイ」「ヤマモートヤーマ」。東南アジアの観光地ではお決まりですね。ちょっとしつこい子もいますが、全般的にどこか憎めない。勝手に歌って踊ってお金くれというのもいて、それほど執拗だったり悪質な感じもないです。

小中学校は半日制で、多くの子どもたちが、半日勉強して、残りの半日はこうしてお土産を売ったりして働いているそうです。何もせずに「ワンダラ~」でお金だけくれってのは勘弁ですけど、お土産をたくさん持って一所懸命観光客に声掛けている子どもたちを見ていると、ちょっと応援したくなります。ま、なかなか買いたいものもないので、買いはしないんですけどね・・・。

ただ、大昔ネパールやタイで感じた雰囲気と異なって、悲観的過ぎないというか、どこか楽観的で、希望のようなものさえ感じるのは、未だ貧しくはありながらも、混乱の時代から一定期間経過し、経済的にも成長を続けているカンボジアの明るい未来を反映している気がします。そうであってほしいです。

タ・プロームの敷地内で遊んでいた子どもたち
▲タ・プロームの敷地内で遊んでいた子どもたち。アンコール遺跡群ではあちこちでこういった子どもたちと出会う。(タ・プローム)

次に訪れたのは、プリア・カン。12世紀にジャヤヴァルマン七世が亡父の菩提寺として建てたとされています。タ・プローム同様、仏教からヒンドゥに改宗されていて、仏陀のレリーフが削ぎ落とされ、これでもかってくらいリンガが置かれています。歴史とはいえ、リンガのモチーフを考えるとなんだか複雑な気持ちがしなくもありません。その他、ちょっと可愛らしいガルーダのレリーフや、まるでギリシャ神殿のような建物が印象的でした。

プリア・カンプリア・カンプリア・カンプリア・カン
▲プリア・カン。アプサラのレリーフやギリシャ神殿のような2階建の建物など。(プリア・カン)

暑さの中歩き回り、さすがに疲れが。バスに乗り込むとみんなついウトウト。しかし、遺跡巡りもいよいよ終盤。あと一踏ん張り。東メボン、プレ・ループと続けて見学していきます。

東メボンは、かつては巨大な溜池だった東バライの中心に浮かぶように建てられていたという寺院の遺跡。そんなに大きくない建物ですが、四隅に置かれた大きなゾウの石像が印象的です。昨夕プノン・バケンからも見えたように、西バライは現在も水を湛えていますが、なぜ東バライだけ涸れてしまったんでしょうね。

最後は、プレ・ループ。東メボンに雰囲気は似ていますが、ピラミッド型の土台も高いし、より大きく豪華にした感じ。どちらもヒンドゥ教、シヴァ派の信仰による寺院だそうです。この2日間、多くの遺跡を巡りました。かつてこの付近一帯にこのような巨大建造物を次々に造り出すような文明、王国が栄えていたなんて。プレ・ループの上から、周囲に広がるジャングルを眺めていると信じられないくらい。日も落ち始め、少し涼しくなってきた風に吹かれながら、しばし歴史のロマンに浸りました。

プレ・ループプレ・ループプレ・ループ
▲プレ・ループ。(プレ・ループ)

今日の夕飯は、シェムリアップ有数の市場、オールドマーケットのそばの屋台街へ。お腹が減っていたこともあり、着いてすぐ、レッドピアノ前の屋台店に席を取りました。フライドライスや炒め物、焼きそばをビア・ラオというラオス製のビールを飲みながら頂きました。料理は、一皿$1とかでリーズナブル。食べたお店は英語メニューも用意していて、比較的観光客向けでしたが、現地の人が利用するお店ではもっと安いお店もたくさんあるようです。

クイティウもいろいろありましたが、僕は一風変わった名前だったのでMAMAヌードルを注文。適当に頼んだら、出てきたのは即席乾麺を使ったもの。あとでスーパーで確認して気付きましたが、「MAMA」はタイ製の人気即席ラーメンですね。韓国などでも即席めんを調理した料理が普通にあったりしますが、まさかカンボジアの屋台で食べるとは思いませんでした。

行く前は、屋台ということで、カンボジアのB級C級グルメからデザートまで、食べまくるぞっ!とか思っていましたが、せっかくなのでツアーメンバーと一緒に食べましょうということになり、結局、一店で宴会のような形になりました。楽しかったですが、串焼きとかココナッツミルクを使ったデザートを食べなかったのは少し心残り。またの機会があれば、次はもっといろんなお店をまわりたいですね。

あと、テーブル脇に置いてある唐辛子をおふざけで食べたら、テンション上がるはずが、めちゃくちゃ辛くて辛過ぎて、その後の料理の味がまったく分からなくなるわ、涙が止まらないわで、むしろちょっとテンション下がってしまいました。激辛唐辛子要注意。

アンコール・ワットの日の出、バンテアイ・スレイ

夕食後、一旦ホテルに戻り、近所に24時間コンビニがあるというので、ちょっと行ってみます。ホテル前の通りは、シヴォタ通りなどメインストリートと比べると、地元の人向けの飲食店も多く、怪しげなクラブなんかもあって。クルマは狭い道路を結構飛ばしていて、歩道がなかったり、舗装もいい加減なところが少なくないので、歩く時には昼夜問わず注意が必要。シェムリアップは交通死亡事故が多いようで、現地ガイドさんも、昔は戦争、現在は交通事故で多くの人が亡くなっているなんて言ってました・・・。

コンビニは広い店内で、生鮮食品こそないもののお酒や加工食品など充実。しっかり飲料やお菓子を調達しました。レジはカラーディスプレイの最新式で、現地通貨のリエルとドル、ちゃんと両方で会計が表示されます。発展著しいシェムリアップ、侮れません。

参道で西塔門を振り返る
▲参道で西塔門を振り返る。南西にはまだ月が見える。(アンコール・ワット)

翌朝は4時30分起床、朝食前に、アンコール・ワットでの日の出鑑賞へ。まだ西の空に残る月もキレイ。薄暗い参道を歩き、聖池のほとりで夜明けを待ちます。

アンコール・ワットは正確に西を正面に建てられているので、春分秋分にはド真ん中の中央祠堂から昇る太陽を拝むことが出来るそうです。この日は4月末ですから、かなり北寄りから太陽は昇りました。聖池に映るオレンジの太陽とアンコール・ワットのシルエットは幻想的。僕らも含めて、たくさんの観光客が、夢中で写真を撮っていました。

バスに戻るまで少し時間があったので、足早に第一回廊へ。昨日訪れた時に見れなかった北側、「ラーマーヤナ」のレリーフなどを見学。人も少なく、混雑している昼間とは違った静けさが漂っていました。ちょっと怖いくらい。

そんななか途中の祠堂の仏像の前で突然線香を渡されました。勢いで持ってしまったが最後、雰囲気に呑まれる感じでノーとも断り切れず、三礼して結局$1お供えというか寄付というかお支払!?・・・これ、半分詐欺みたいに商売でやってるから無視してよい!ってどこかで読んだなぁ~と後で思い出したけど、後の祭り。ま、$1を何に使うのか知らないけど、こちらの心は清まったのでよしとしましょう・・・するしかないでしょう。

アンコール・ワットの日の出
▲アンコール・ワットの日の出。(アンコール・ワット)

一旦ホテルに戻り朝食と小休憩。9時前に再出発、今日は一日アンコール遺跡巡り。まずはシェムリアップから一番遠くにあるバンテアイ・スレイを目指します。町から北東に約40km、ジャングルを横切るデコボコ舗装の道をバスに揺られること約50分。

道中窓越しに時折見える家々は質素で、電気や水道もほとんど未整備だとか。道沿いの商店には、あれ?テレビも冷蔵庫らしきものもある!?と思いましたが、なんでも自動車のバッテリーや発電機を使って電気を起こしているのだとか。シェムリアップのような都市以外はインフラ整備なども厳しく、カンボジアの大半はまだまだ貧しいというのが現実のようです。

バンテアイ・スレイ。女の砦の意だそうです。建物も敷地も比較的こじんまりしているのですが、精巧なレリーフが全面に施された赤い砂岩の建造物は美しく魅力的。

時代はアンコール・ワットやバイヨンなどより古いのに、建物も彫刻もよく保存されています。ロープが張れていて中央の祠堂や経蔵には少し離れたところからしか見学できないのは残念ですが、それだけ貴重で保護にも力を入れているということでしょうか。レリーフは彫りが深く立体的で精緻。祠堂に彫られた「東洋のモナリザ」と評されるデバターは、線が柔らかく、より女性的な印象がしました。

バンテアイ・スレイ。経蔵や中央祠堂
▲バンテアイ・スレイ。経蔵や中央祠堂。

バンテアイ・スレイ
▲中央祠堂と南北の塔を西から。(バンテアイ・スレイ)

バンテアイ・スレイのデバター
▲デバター。(バンデアイ・スレイ)

バンテアイ・スレイ
▲環濠の南東、正面左から。森に囲まれこじんまりと佇む。(バンテアイ・スレイ)

草を食む水牛
▲草を食む水牛。(バンテアイ・スレイ付近)

昼食は再び50分かけてシェムリアップの町に戻り、バイヨンIというレストランでカンボジア料理。フライドライスや生春巻きなど。冷房が効いた店内でしたが、フルーツシェイクも美味しかった。

この旅でもインディカ米の味、独特の穀物臭さにだんだん慣れてきました。個人的には、嫌いじゃないかもと再認識したり。ま、何ヶ月もこれだとやはり日本の米が恋しくなるでしょうけど。この前グアムで食べたライスも明らかに日本のそれとは違っていたし、海外どこ行っても日本の米の美味しさとは異なりますよね。

バイヨンIでランチ
▲バイヨンIでランチ。山盛りフライドライスと生春巻き。(シェムリアップ)

2010.04.29

アンコール・ワット、プノン・バケンの夕陽、アプサラ・ダンス

昼食後ホテルで1時間弱休憩を取り、午後は、いよいよアンコール・ワットです。シェムリアップ中心部からクルマで15分程度走ると、アンコール・ワットの広いお堀(環濠)が見えてきます。かつては外部からの侵入を妨げるため、ワニが飼われていたといいます。バスを降りて西参道正面から、敷地内へ。

アンコール・ワット
▲アンコール・ワット。

西塔門を抜け、参道の向こうに見える祠堂。長年憧れであったアンコール・ワットの光景に、胸が高鳴ります。カンボジア和平から20年余り、かつては荒れ放題だったという参道の敷石もすっかり修復され、多くの観光客がひしめくように歩いています。

まずはアンコール・ワットの中心、第三回廊へ。2007年から修復工事で立入禁止でしたが、幸いにも今年1月より一般公開が再開。入場制限もあり、場合によっては入場できないことがあるとガイドに脅されていましたが、この日行列はそれほどでもなく、無事入場出来ました。中央祠堂の急な階段には、安全面や遺跡保護の考慮か、元々の石段の上に木と鉄骨の階段が組まれていて、一般見学客はそこを登ります。

たくさんの人が見学しているのにどことなく漂う静けさと神聖さ。回廊の窓の隙間から眺める景色も印象的。荘厳な伽藍と参道を見下ろし、寺院を囲む深い森が延々と広がる光景は美しいです。

第三回廊への階段
▲第三回廊への階段。登り降りする多くの観光客。(アンコール・ワット)

第三回廊から西参道方面を望む
▲第三回廊から西参道方面を望む。(アンコール・ワット)

アンコール・ワットは12世紀、時の王であったスールヤヴァルマン二世が建てたとされるヒンドゥ教の寺院。現在は仏教に改宗しているということで仏像が置かれていますが、後世で勝手に改宗しちゃっていいもんなんでしょうか・・・。アンコール遺跡群には、その時代時代、時の王の信教、あるいは宗教の争いによって、ヒンドゥ教と仏教が混在しているのが印象的です。ところで、アンコール王朝の王たちの名前、これがなかなかややこしいです。スールヤヴァルマン二世、ジャヤヴァルマン七世だけはやっとどうにか覚えましたが(苦笑)。

第三回廊から降りた後は、第一回廊の南側を見学。長い回廊の壁一面に彫られたレリーフは迫力。「乳海攪拌」、「マハーバーラタ」といった神話に基づいたもの、スールヤヴァルマン二世の行軍を描いたもの。王と神を重ね合わせているのは、エジプトもそうであったし、時代を越えて、世界共通ですね。神話も面白い。「乳海攪拌」なんて不死の薬を作るのに、ミルクの海を1000年蛇で綱引きしながら掻き混ぜるという(苦笑)。ヒンドゥは神々のキャラクターもユニークで、ホント興味深いです。

乳海攪拌をモチーフにした彫像
▲乳海攪拌をモチーフにした彫像は、アンコール・ワットのみならず遺跡のあちこちにある。これは、アンコール・トム、勝利の門にあった彫像。(アンコール・トム)

第一回廊南側。天国と地獄を描いたレリーフ
▲第一回廊南側。天国と地獄を描いたレリーフ。(アンコール・ワット)

デバター
▲壁面のあちこちで舞い微笑むデバターと呼ばれる女官を描いたレリーフ。これは東側の第二回廊の内側外壁にある4人並んで描かれたデバター。(アンコール・ワット)

アプサラやハヌマーンなどの格好をした人たち
▲西塔門の辺りに、アプサラやハヌマーンなどの格好をした人たちが。パフォーマンスだろうか。(アンコール・ワット)

午前中アンコール・トムではスコールに見舞われた天気もすっかり晴れ、今回の旅のメインイベントとも言えるアンコール・ワットはしっかり堪能できました。最後の最後バスへ戻る途中、ガイドさんを見失い、ツアー一行とはぐれかけたので、油断ならないところですが(汗)。

シェムリアップに戻る前に、プノン・バケンで夕陽鑑賞。プノン・バケンは、アンコール・トムの南にある小高い丘の上に建つピラミッド型の寺院。約60mの丘をグルッと取り巻く山道を歩いて登ります。360度広がるジャングルの合間に、シェムリアップの街や西バライ(溜池)、そしてアンコール・ワットなどの遺跡が見渡せる最高の展望。森が、西バライの水面が、徐々にオレンジに染まっていく夕暮れは、美しい。たくさんの観光客が訪れるのも納得。あまり最後まで夕陽を見ていると帰路の山道が混雑、暗く危険だということで、少し早めに下り始めたのですが、その途中での夕陽がまた美しく、ちょっと名残惜しかったです。ちなみに、未舗装の上り下りはきつい!という人は、ゾウで運んでくれる有料サービスもあります。

プノン・バケン
▲プノン・バケン。上には夕陽鑑賞に集まった人たちでいっぱい(プノン・バケン)

プノンバケンから。向こうにはアンコール・ワットも見える
▲向こうにはアンコール・ワットも見える。意外に良いビデオカメラを持っている僧もいてビックリしたが、タイなど国外から参拝に来ているのだろうか。(プノン・バケン)

プノン・バケンの夕陽プノン・バケンの夕陽
▲西バライの水面に映る夕陽。丘を下る際が最高潮だった。(プノン・バケン)

夕食は、チュナン・ダイというカンボジア風鍋。春雨なんかも入っていて日本の鍋と大差ないですが、つけだれは大豆を発酵させたという少し独特のクセのあるものでした。近くに座っていたオバちゃんは嫌いそうでしたが、僕は結構いけたかな。しかし、こんな暑い国で鍋って!意外にも地元の人も結構食べるらしいです。

チュナン・ダイ

この日のお店、ラッキー・アンコール・レストランはJHCというツアーの現地旅行社直営。旅行社やレストランは、山本日本語学校という教育施設と共に運営されていて、カンボジアの復興支援にも繋がっているようです。素晴らしい。数ヶ月から1年かけて日本語を学ぶそうですが、彼らの活躍の場を広げるためには、もっと日本人がカンボジアを訪れて、友好も深めていかなくちゃいけませんね。

http://www.angkor-tour.com/

僕らが案内されたのは座敷の大部屋で、鍋もカセットコンロ、まるで熱海かどこかの宴会場さながら。舞台も金屏風で、本当にここはシェムリアップか!?とちょっと不思議な気分。

スパエク・トーイと呼ばれる影絵芝居や、ダンスショーを見ながらのお食事。高級レストランと比べると手作り感というか少し安っぽいとも言えなくもないので、先述のおばちゃん、中高年夫婦などは不満そうでした。しかし、確かに衣装や演出の派手さこそないものの、舞踏団もカンボジア文科省認定だそうですし、内容もバラエティに富んでいて充実していたと思います。

何よりも、ウェイターや店員も日本語を学びながらという人が多いということで、日本人としてお店や日本語学校の皆さんを応援したいです。

影絵芝居、スパエク・トーイ
▲影絵芝居、スパエク・トーイ。

ラッキー・アンコール・レストランでのアプサラ・ダンス
▲ラッキー・アンコール・レストランでのアプサラ・ダンス鑑賞。(シェムリアップ)

しっかり生演奏
▲最初はテープか何かと思ってたら、しっかり生演奏。

アンコール・トム

道端でパンなどを売る人々
▲アンコール・トムへ向かう道中、道端でパンなどを売る人々。僧も見える。(シェムリアップ)

カンボジア2日目。いよいよ遺跡巡りスタート。ツアーバスに乗って、まずアンコール・トムへ。アンコール遺跡を観光するにはパスが必要ということで、途中、チケットセンターで一旦バスを降りて、3日間のパスを購入。その場で寝ぼけ顔の写真を撮られながらも即時発行($40)。道路の数箇所にはチェックポイントがあり、各遺跡の入口にも確認係が立っていたりします。

バスは、アンコール・ワット、アンコール・トムを東側から周り込むようにして進み、勝利の門と呼ばれる凱旋門からアンコール・トムの城壁内側へと入ります。

バスから降り、王宮周辺の遺跡を、ライ王のテラス、象のテラス、ピミアナカス、バプーオンと見て歩いていきます。

象のテラス象のテラス、内壁のレリーフ
▲象のテラス。(アンコール・トム)

テラスは12世紀末、バイヨンと同じジャヤヴァルマン七世が造ったとされていて、びっしりと神々が彫られた壁面は圧巻です。この日、象のテラスは近々祭事が行われるということで、飾りつけがされ、舞台なども設営されていました。ピミアナカスは、王宮だった敷地内のほぼ中央に立つ、祭壇というか儀式の場だったようです。頂上は天井が低く狭い回廊に囲まれていて、もともとはヒンドゥー教の建物で、中央にはリンガと呼ばれる男性の象徴の像が置かれていたとか。このリンガや女性の象徴であるヨニと呼ばれる台座は、アンコール遺跡のあちこちに見ることが出来ます。バプーオンは、多くの部分が修復工事中ということもあって、外観のみ見学。正面の全長200mの参道は、円柱に支えられた「空中参道」になっています。

ピミアナカス
▲ピミアナカス。昇降禁止の側の階段を昇っている人が・・・。(アンコール・トム)

バプーオン
▲バプーオン。フランス極東学院が修復中。「空中参道」を歩く。(アンコール・トム)

昼に近づくと気温が上がり、蒸し暑い。結構歩くし階段の昇降もあるので、体力を要します。エジプトでも感じたことですが、遺跡巡りは、若いうち、体力あるうちがベターですね。

木陰で一休みした後、向かうはいよいよバイヨン。アンコール・トム(大きな王都)の中心に鎮座する大乗仏教の寺院跡。ちなみに私、恥ずかしながらアンコール・トムが町、遺跡群を表すということを知らず、このバイヨンがアンコール・トムなのだと結構近年になるまで勘違いしていたことは秘密です・・・。王宮にも建物は残っておらず、遺跡周辺のどこにも当時の住民たちの住居跡らしきものが見当たらないのは、木造だったからだそうです。神の住む場所は石(残る不変なもの)、人が住む場所は木(朽ちる限りあるもの)で造るという考えだったとか。

バイヨンで何といっても印象的なのは、観世音菩薩だという大きな顔が彫られたいくつもの四面塔です。不気味なようで、どこか安らぎを感じさせる表情。バイヨンにもヒンドゥー教の神々のレリーフやリンガはありますが、あちこちで菩薩に見守れられているせいか、独特の雰囲気を感じました。

バイヨンの四面塔
バイヨンの四面塔
▲バイヨン。観音菩薩と言われる顔が四方に掘られた四面塔。ジャヤヴァルマン七世の顔だという説もあるとか。(アンコール・トム)

バイヨンで祈りを捧げる人々
▲バイヨンの祠堂で、祈りを捧げる人々。(アンコール・トム)

ゆっくりバイヨンを見て回ろうかという矢先、ここでいきなりのスコール。現在は崩れているというのもありますが、アンコールの遺跡はもともと大きな屋根に覆われた広いスペースというのがなく、雨宿りも一苦労。天井の残る回廊、塔門や祠堂のようなところに皆逃げ込み雨をしのぎます。雨が弱くなったところで脱出。早足にバスの待つ駐車場へと急ぎます。

スコールの混乱で、正直バイヨンは少し早足の見学になってしまった感があります。回廊のレリーフなどもう少しゆっくり見たかったかも。僕自身、傘をバスに置いてきてしまっていたし、ちょっと天気を甘く見ていましたね。ま、これも一つの思い出かな。

バスに辿り着き、ずぶ濡れになった頭やシャツを拭いて乾かしつつ、昼食と休憩のため、一旦シェムリアップ市街へ戻ります。昼食は、アマゾン・アンコール。シェムリアップ屈指の大きなレストラン。洒落た内外装。骨付きポークの入ったマイルドなカレー、白身魚や野菜の蒸し料理、エビや空心菜の炒め物など、どれも程好い味付けで美味しかったです。代々木のアンコール・ワット(カンボジア料理店)で食べたカボチャのプリン(ロッパウ・ソンクチャー)も、ついに登場。本場は、プリンの卵感がより強かった気がします。

http://www.amazon-angkor.com/

ウェイターに「紅茶かコーヒーか」と聞かれ、「紅茶」と答えた人全員にジャスミン茶が運ばれてきたのは、ご愛嬌。後日行ったレストランでも同様だったので、カンボジアでは紅茶といえばジャスミン茶なのかも。・・・なのかぁ!?(笑)。

アマゾン・アンコールで昼食アマゾン・アンコールのランチ
▲アマゾン・アンコールで昼食。カレーが美味しかったです。(シェムリアップ)

2010.04.28

ホーチミン経由でカンボジア、シェムリアップへ

ベトナム航空機ホーチミンシティ、タンソンニャット国際空港
▲往復すべてベトナム航空。行きはモニタ、帰りは読書灯が壊れてたけど、CAのアオザイで帳消しです。(ホーチミンシティ、タンソンニャット国際空港)

30分遅れ午前11時頃成田を飛び立ち、約6時間30分。ベトナム、ホーチミンにあるタンソンニャット国際空港で乗り継ぎ、さらに1時間弱。シェムリアップ国際空港に到着したのは、夜18時前。日本との時差は-2時間。

空港で飛行機のタラップから降りると、いきなりのスコールに歓迎されました。東南アジアらしいムワッとくる湿気。暑いけど、でも想像してたほどではないかも。30度はない感じ。

カンボジア入国にはビザが必要ですが、ネットで取得できて$25と割安なe-Visaというのがあったので、そのe-Visa持参でチャレンジ。PCでプリントアウトした紙ペラ1枚(帰国時にもう1枚必要なので注意)なので、心許ありません。何かと難癖付けると噂の入国審査。e-VisaはA4に印刷していったのですが、強面の審査官が早速「紙がデカい。切っておけよ」といったようなことをボヤく。来た来た・・・とりあえずパスポートにイミグレーションの判を押して貰えるまでは笑顔、笑顔。何か言ってるけど分からないので、笑顔、笑顔。どうにか判を貰ってパスポートを返してもらった途端、舌打ちを一つ残してダッシュで通過しました。あ~ドキドキした。とはいえ、想像以上にe-Visaを使っている人は多いようでした。

http://evisa.mfaic.gov.kh/e-visa/vindex.aspx?lng=Jap

シェムリアップ国際空港
▲シェムリアップ国際空港、到着口のカフェテラス。こじんまりしていますが、なかなか洒落たキレイな空港です。

空港からは現地旅行社の送迎バスで、夕食のレストランへ直行です。今晩のお店はニュー・バイヨン。300席あるという大きなレストラン。シェムリアップには、バイヨンやアンコールの名の付いたお店がたくさんあります。

料理はカンボジア料理。少し中華色が濃い感じ。海苔のスープ(ソムロー・プカー・トモォウ)から始まり、白身魚の揚げ物あんかけや空心菜炒め(チャー・トロォコオン)、揚げ春巻き(チャー・ヨォー)など。どれもなかなか美味しかったですが、ボリューム満点でとても食べきれませんでした。カンボジアの食事は、周辺国のタイ、ベトナム、中国のおいしいとこどりのような感じで、意外に日本人の口に合う気がします。締めは龍眼やモンキーバナナなどのフルーツとコーヒーでした。

ニュー・バイヨン・レストランニュー・バイヨン・レストランにて
▲ニュー・バイヨン・レストランにて。ビールは、アンコール・ビール。

宿泊は、サリナ・ホテル。メインストリートのシヴォタ通りから少し外れたシェムリアップ中心地区の北西部に位置する中級ホテル。日本人客も多いようです。決して高級ではありませんが、バスタブもあるし部屋はまぁまぁ。バスタブの水はけがいまいちとか、クーラーが8畳向け程度の家庭用エアコンで16度に設定してやっと効くとか、小さな不満こそあったものの、ここがカンボジアだということを考えれば充分なレベル。小さいプールやスパもありますし、ホテル予約サイトなどで調べるとかなり格安な料金のようなので(1泊3,300円くらい!?)、コストパフォーマンスは高いと思います。

http://www.salinahotel.net/

2010.04.11

秋葉原、ジャイ・ヒンドのポーク・マサラ

秋葉原にあるインド料理店、ジャイ・ヒンドへ行ってきました。あ、近々インド旅行とかの予定はないです(笑)、念のため。

インド国旗を模した日除け、扉を開けて入ると置かれているインド小物。スパイシーな香り漂う店内。客席はそれほど広くはないですが、こじんまりしつつも雰囲気の良いお店。

コースを注文。スパイシーなスープから始まり、タンドリーチキンやソーセージなど少し小ぶりのお肉料理3品とサラダ、カレーとナン、最後にヨーグルトとチャイ。2,480円だったかな。

カレーは、自由に選べるとのことで悩みましたが、ポーク・バター・マサラをセレクト。バター・マサラはバターのコクやまろやかさがマッチして、大好きです。インドカレーというと、チキンかマトンというイメージがあり、ポークは少し珍しいかなと思って、ポークにしてみました。お肉がゴロッと大きいのは歓迎なのですが、ちょっと硬かったのが残念。やっぱチキンが無難かも。チャイもちょっと普通の紅茶ぽかったかなぁ。辛さで舌が馬鹿になってたかもしれませんが。

カレーはとても美味しかったです。ナンもふっくらモチモチ。コースは、思ったよりボリュームがありました。サラダとカレーのお肉は少し残してしまいました。でもナンは完食。ランチには価格も高いし、ちょっと量が多いかな。朝飯抜いてくれば良かった(笑)。お腹を空かせて行くのがよいと思います。

秋葉原ヨドバシからちょっと御徒町のほうへ歩いたところですが、人気店らしく、こんなところにこんなお店があったんですね。

2010.04.09

代々木、アンコールワットのカンボジア料理ランチ

ゴールデンウィーク、カンボジアはシェムリアップへ旅行することにしました。憧れのアンコール遺跡です。GWは料金も高いので大人しくしておこうとも考えましたが、今年は9月の連休もいまひとつみたいですし、他の国と比べると料金の上がり幅がそうでもなかったので、思い切っちゃいました。

で、一応ツアーではあるのですが、最近知り合った方々と一緒に行くことになったので、その前夜祭というか、事前ミーティングがてら、代々木のカンボジア料理店で食事会。

アンコールワットというお店。ベタで分かりやすい店名。JR代々木駅からすぐ、少し路地を入ったところ。庶民的な飲み屋のようなアサヒビールのロゴが入ったデッカい看板、ゾウや仏塔のオブジェが置かれ、なんとも東南アジアらしいカオス感満載の入口。

代々木、アンコールワット。カンボジア料理店
▲代々木、アンコールワット。カンボジア料理店。(代々木)

ランチなのでセットを注文。クイティウという米粉麺と、その焼きそば版ミークイティウのセット。サラダ、デザート付き。

米粉麺はカンボジアでは定番らしい。スープはあっさりだけどちゃんとダシは効いています。焼きそばも甘さと塩加減がほどよいバランス。麺もベトナムのフォーなどと比べ、コシがあるような気がします。ベトナムやタイの料理に似ているけど、香草臭くも辛くもなく食べやすい。味付け的には中華の影響もあるのかな。チャーハンとかもメニューにあったし。日本のお店なので少しアレンジはしているかもしれませんが、「カンボジア料理は日本人向き」と言われる理由が分かる気もします。

デザートは、かぼちゃプリンのルパウ・ソンクチャー。これもカンボジアではポピュラーな人気メニューなようです。かぼちゃテイストのプリンではなく、蒸したカボチャの真ん中にプリンが入った豪快な一品でした。

アンコールワットのクイティウ
▲代々木アンコールワットのランチ。クイティウのセット。焼きそばミークイティウはまだ来てませんが・・・。左奥がかぼちゃプリンのパウ・ソンクチャー。

どれも美味しかったです。1,200円はちょっと高めな気もするけど、サラダ、デザートが付いてるし、オマケでゴマ団子も(1個ずつだけど)出してくれたし、まぁ、許容範囲でしょうか。

グルメ評価サイトでは、店長や従業員の態度が悪かったとか、間違った額が請求されたとか、何やら気になるコメントが並んでいます。そういう面でも本場の雰囲気をそのままか!?(苦笑)と思いましたが、僕らの時に限っては、特にそんなことはありませんでした。ファミレスのように愛想良くもありませんが、ま、普通でしたね。ホッとしたような、少し残念だったような。

カンボジアには、スイーツ、ドリンクなども含めて気になる料理がまだまだあるようなので、現地での食事が楽しみです!

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