旅行・地域2008-

2009.12.13

ピカデリー・サーカス、パティスリー・ヴァレリー、さよならロンドン

早朝、ロンドンブリッジ近くにバラ・マーケットという市があるというので行ってみます。が、ここは朝早くからはやっていない、というか、木金土開催で火曜日のこの日はそもそもお休み。よく調べないで来てしまい早とちり。

気を取り直して、チューブに乗ってピカデリー・サーカスへ。早朝の広場は人もクルマもほとんどなくて、なんだかロンドンの中心地を独り占めしているようで、ちょっと心地が良い。

早朝のピカデリー・サーカス
▲早朝のピカデリー・サーカス。通称"エロス像"。でもホントはエロスじゃなくて天使なんだって。(ロンドン)

ソーホーの劇場の看板
▲ソーホーの劇場の看板。ここにもマイケルの雄姿が!スリラーのダンスを見せてくれるのかなぁ!?(ロンドン)

パティスリー・ヴァレリー、ソーホー店
▲パティスリー・ヴァレリー、ソーホー店。(ロンドン)

周辺は劇場がいっぱい。誰もいない朝は街も舞台のセットのようですが、夜はさぞかし賑やかなことでしょう。向かったのはソーホーの隅にあるカフェ、パティスリー・ヴァレリー

http://www.patisserie-valerie.co.uk/

パンのおいしそうな匂いが漂ってくる店内でイートイン。可愛らしいウェイトレスのお姉さんに案内されて、席に着きます。フルーツタルトとレモン・チーズケーキを注文。紅茶は爽やかにアール・グレイで。ティー・ポットたっぷりの紅茶と美味しいケーキで過ごす朝、あ~幸せ。

パティスリー・ヴァレリーのフルーツタルト、レモンチーズケーキ
▲パティスリー・ヴァレリーのフルーツタルト、レモンチーズケーキ。

しかし伯爵気分も束の間、10時過ぎにはホテルをチェックアウトして、帰途に着かなくてはなりません。ラッセル・スクエア駅前にあるテスコexpressで、お土産も含めた最後のお買い物をして、ホテルへ戻ります。お土産には、紅茶のティーバッグやスコティッシュ・ショートブレッド、あとKinderの可愛らしいお菓子などを購入。

ヒースロー空港へは、やはり地下鉄で。乗り換えなし1本で心地良い旅の疲れにウトウトしつつ、約50分で空港着。実に名残惜しい。2012年のロンドン・オリンピックの頃までには、また来たくなりそうです。本当に楽しいロンドン、でした。

まだ成田まで12時間ちょっとあるけど、これにてフランス、イギリスを巡る9日間の旅は一応終了。次はイタリアか、ドイツ、スペイン。いやアイスランドか? 立ち直るのが早いのは、アイスランドの経済か、僕自身の経済か!?それにもよるなぁ。

ラッセルスクエア駅のエレベータ
▲地下鉄ラッセルスクエア駅のエレベータ。地下構内と地上口を結んでいる。一応階段もあるが、とにかく深い上エスカレータがないため、いつも大混雑。大きいエレベータだけど2基で、しかも遅い!(ロンドン)

テスコ・エクスプレス、ラッセル・スクエア店
▲テスコ・エクスプレス、ラッセル・スクエア店。手前の電話ボックスと一緒に、赤青白黒のU.K.カラーリング!(ロンドン)

Happy Hippo
▲カバの形をしたお菓子"Happy Hippo"。Kinderはイタリアの菓子ブランドらしいが、Made in Belgium(ベルギー製)。

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2009.12.07

ロンドン塔、テムズ川クルーズ、ノッティングヒル

ロンドン塔
▲ロンドン塔。石畳に、高い壁。中世の雰囲気抜群。(ロンドン)

ロンドン塔。牢獄で、数多くの人が処刑された血塗られた場所として有名ですが、元々は要塞として建設されたそうです。敷地内はビーフィーターと呼ばれる衛兵がガイドツアーをしてくれます。恰幅の良いヒゲ面のオジさんが、赤黒の独特の制服を纏い、物語を語るように感情豊かにガイドします。しかし、如何せん英語なので、ちょっと雰囲気を味わって、後は自分で自由に回りました。

城壁や建物の凹凸の形は、ドラクエなどRPGで見た中世のデザインイメージそのもの。なんだかタイムスリップしたみたいでワクワクします。

「ロンドン塔」の名称の起源ともなった中央のホワイト・タワーの中には、ヘンリー8世の甲冑や、牢獄時代の拷問器具などが展示。ヘンリー8世の甲冑は、若かりし頃から生涯最後の甲冑まで複数ありますが、年代を追うにつれ、お腹まわりを中心にだんだん甲冑が大きくなっていくのが面白いです。

ジュエル・ハウスは、その名の通り宝物庫。入るとなんだかもったいつけられるように、スクリーンで解説映像を見せられます。さらに奥に入ると、これ見よがしに金キラ金、王室の豪華な貴金属や衣装、小道具などの宝物が待っています。目玉は宝石が散りばめられた王冠の数々と、530カラットという世界最大級のダイアモンド「偉大なアフリカの星」がはめ込まれた王笏(なんか棒というか杖みたいなやつ。カンペ貼り付けて持ったりするらしい)。照明も上手い具合に当てられ、ホントに眩しいくらいキッラキラしています。普段は宝石とかに全然興味ない僕も、さすがに「へ~っ、ほ~っ」と見入ってしまいました。残念なのは、まず撮影禁止な上、目玉展示の前は動く歩道みたいになっていて、じっと立ち止まって見られないこと。もう~意地悪。

ロンドン塔のビーフィーター
▲ビーフィーター。英語で敷地内をガイドしてくれます。やっぱ英語勉強しなくちゃなぁ・・・。(ロンドン)

ロンドン塔のホワイト・タワー
▲ロンドン塔中央に立つホワイト・タワー。(ロンドン)

ロンドン塔のジュエル・ハウス
▲ロンドン塔のジュエルハウス。中には眩いばかりの宝物が。牢獄だった場所に宝物庫!?(ロンドン)

ロンドン塔の後は、近くのピア(船着場)から、テムズ川クルーズに乗船。ウェストミンスターの近くまで40分程度。標準時間で名前を聞くグリニッジ方面へ行くことも出来ます。

ミレニアムブリッジ
▲ミレニアムブリッジを下から。テムズ川シティクルーズより(ロンドン)

夕飯の前に、ホテルの夜食にでもちょっと甘いものを買って帰りたいなと、軽い気持ちで本で気になっていた焼き菓子屋を目指します。チューブに乗って店最寄り駅と目されるノッティングヒル・ゲートへ。が、これが結構遠い。ウェストミンスターから、サークルラインという環状線に乗ってすぐかと思いきや、そもそもなっかなか電車は来ないし案外時間がかかってしまいました。

ノッティングヒル、どっかで聞いたことある地名。そうか、「ノッティングヒルの恋人」でしたっけ?一度も観たことはないのですが。わりと静かな住宅街といった感じで、小さな可愛らしいお店が集まった通りもあったり。

で、歩き回った末、本の地図も大雑把で、結局目的のお店は見つけられず・・・。ここじゃないかという辺りはビルが改装工事中。お店なくなったのかなぁとも思いましたが、あとで調べたらまだ健在のようです。ちなみに、THE HUMMINGBIRD BAKERYというお店。カップケーキやドーナツ、食べてみたかった。残念。

http://hummingbirdbakery.com/

ノッティングヒル界隈 ノッティングヒル界隈
▲ノッティングヒル界隈の風景。(ロンドン)

ノッティングヒルの恋人にふられた失意のなか(笑)、ラッセル・スクエアのホテルに一旦帰還して夕飯前に一休み。そういえば、大英博物館の近くに、「FISH & CHIPS」「日本語メニューあり」と気になる看板をバスの車窓から見たなというのを思い出し、そのお店へ行ってみることに。

店名は、マンチキン(Munchkin)。大英博物館の正面入口からすぐというロケーションもあって、英国料理やイタリアンなど何でもありのメニューで、日本語や中国語のメニューも置いているまさに観光客歓迎の店。入店すると、迎えてくれた従業員は韓国人の青年。英語で「どこの国の方ですか?」といきなり聞かれて、「日本」と答えると、それからは流暢な日本語で対応してくれました。こちらは逆に「カムサハムニダ~」と言ってみたりして(笑)。しかし、ホント最近は韓国の若者もどんどん世界に飛び出してるように感じます。近頃の日本の若者はあまり海外に興味がないと何かで読みましたが、大丈夫なんですかね。経済など日本の将来をちょっと考えてみても、あんまり大丈夫じゃない気はしますね、たぶん。

それはさておき、料理ですが、フィッシュ&チップスや、シェパーズ・パイ、サラダなどを注文。やっぱ白身魚のフライ、熱々のサクサクで美味い!アボカドのペーストをトッピングなんてのもありなんですね。シェパーズ・パイは、ひき肉を煮込んだものにマッシュポテトをのせてオーブンで焼いた料理。「シェパーズ」(羊飼い)ですし、食べて結構クセがあったので羊肉だと思ったのですが、韓国人青年に聞いたら厨房まで確認に行って、答えは「牛肉です」。いや~クセあったし、そうかなぁ~とちょっと疑問。気になるなぁ。

21時過ぎくらいにオーダストップ、担当の韓国人青年は「気にしないで。どうぞごゆっくり」と言ってくれたのですが、結局21時30分くらいで他の女性店員にそれとなく追い出されました。アンニョンヒケセヨ~(!?)

マンチキンのシェパーズ・パイ
▲マンチキンのシェパーズ・パイ。すみません、穿り返した後で。ジャケットポテト(皮付きベイクドポテト)も添えてある。シェパーズ・パイもマッシュポテトだが、ポテトポテトで被っていることなんて気にしない!?(ロンドン)

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2009.12.06

ウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿の衛兵交代式、セント・ポール大聖堂

The Original London Sightseeing Tourのバスツアー
▲The Original London Sightseeing Tourのバスツアー。市内6コース運行、各停留所乗り降り自由で20ポンド。いっぱい歩いちゃって、結局あまり乗りませんでしたけど。(ロンドン)

今日は、The Original London Sightseeing Tourの周回観光バスとチューブを使って、ロンドン市内観光。

まず昨日入場できなかったウェストミンスター寺院へ。広々とした内部、礼拝堂が壮麗。歴代英国王室の人々の墓があり、歴史の重さを感じます。ニュートンやダーウィンも埋葬されています。エリザベスI世の墓は本人を模した彫刻が施された蓋も豪華な石棺が迫力。内部はカメラ撮影禁止で残念。目に焼き付けておくしかありません。

ウェストミンスター寺院ウェストミンスター寺院 
▲ウェストミンスター寺院。(ロンドン)

じっくり見学したかったのですが、あるイベントの時間が差し迫っていたのでそこそこで切り上げ、徒歩で、いやダッシュで、バッキンガム宮殿前へ向かいます。そう、衛兵交代式です。

ロンドンと聞いて多くの人が連想するであろうものの1つ、あの細長の黒い毛皮帽に赤い制服の兵隊さん。開始時間と聞いていた11時30分を少し過ぎて駆けつけると、宮殿前は凄い数の見物客。ひしめく人の合間を縫って、宮殿の柵の向こうを覗き込んでみると既に近衛兵の楽隊が並んで、何やら演奏を始めています。映画音楽やポピュラーなポップスなんかもアレンジして演奏しています。

しばらくすると、中央入口の門が開き、行進が始まります。ヴィクトリア女王記念碑の左方右方へ分かれて、行進していきます。その様は、まさに「おもちゃの兵隊」。衛兵交代式なんてつまらんという人もいるそうですが、英国王室の華やかさ、大英帝国の面影を垣間見る気がするし、なかなかどうして楽しかったです。

バッキンガム宮殿の衛兵交代式
▲衛兵交代式。門の向こうで執り行われる交代と行進前の楽隊の演奏。(ロンドン、バッキンガム宮殿)

バッキンガム宮殿
▲バッキンガム宮殿。(ロンドン)

お昼は、宮殿前のセント・ジェームズ・パーク内にあるイン・ザ・パークというお店へ。店内にはレストランとカフェがあって、実は最初レストランのほうに入りましたが、メニューを開くとランチには重く割高だったので、注文せず席を立ちカフェに移りました。カフェはパンやパイ、簡単なおかずを取っていくセルフ・サービス。しかしこれで大正解。公園内の緑に囲まれたテラス席で気軽にゆっくりランチで最高。アフタヌーンティーもあるみたいなので、また機会があればそれもいいかも。

http://www.innthepark.com/

イン・ザ・パーク イン・ザ・パーク、カフェのテラス席
▲イン・ザ・パーク。セント・ジェームズ・パーク内にあるカフェ&レストラン。(ロンドン)

イン・ザ・パーク、カフェのランチ
▲ラズベリーパイ、お肉のパイとカレー。シンプルながら、美味しかった。イン・ザ・パークにて。(ロンドン、セント・ジェームズ・パーク)

再び周回2階建てバスに乗り、向かうはセント・ポール大聖堂。前日シティのビジネス街を歩いた際にも前を通りましたが、ちょっとサン・ピエトロ大聖堂にも似ている外観の大きなドームが印象的。今日は入場して見学です。

美しい礼拝堂、天井の装飾画に魅せられます。地下階にはネルソン提督やチャーチルの墓があり、床にも壁にも無数の墓碑があります。ウェストミンスター寺院もセント・ポール大聖堂も、カトリックではなく英国国教の聖堂。ロンドンの聖堂は、ウェストミンスター寺院といい、内部にはとにかくお墓がいっぱい。床や壁そこかしこが墓碑だらけ。ドカーンと石棺も置いてあったり。歴史上人物の名も多く圧倒される一方、足元や周囲に多くの遺体、遺骨が眠っていると思うと、・・・いろいろ想像して、ちょっとだけ背筋が寒くなったりもして。

セント・ポール大聖堂は、ドームの先の頂塔まで階段で上ることができ見晴らしも良いそうですが、頂上までは550段(!)だそうで、今回僕らは断念してしまいました。

セント・ポール大聖堂
▲セント・ポール大聖堂。正面から。近いと意外にドームが見えない・・・。(ロンドン)

セント・ポール大聖堂の内部
▲セント・ポール大聖堂のドームから内陣。荘厳、壮麗。(ロンドン)

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2009.11.29

タワーブリッジ、大英博物館、夕食でアマルフィ炎上

タワーブリッジ
▲タワーブリッジ。(ロンドン)

タワーブリッジ。ロンドンの景観を代表する、あの跳ね橋です。40mある2つの塔は、下部の跳ね橋に加え、上部もガラス窓の歩道橋で結ばれています。大きな船舶の往来が減少した昨今では、週に数回も跳ね橋は作動しないとのことで、残念ながら橋が上がるのを見ることは出来ませんでした。しかし、上部の歩道橋からは、テムズ川やすぐ近くのロンドン塔を上から眺めることができ、また、跳ね橋のエンジンルームも見学。100年前のシティ、テムズ川の賑わいに思いを馳せました。

歩道橋の片隅には、マイケル・ジャクソンと、彼の復帰ライブ"THIS IS IT"が予定されていた会場・O2アリーナについてのパネル展示もありました。アメリカ以上にマイケルを愛したイギリスを実感すると同時に、一度でいいからこの地で彼のパフォーマンスを見たかったなぁと改めて残念に思いました。

タワーブリッジのガラスの歩道橋内。マイケル・ジャクソンについてのパネルが
▲タワーブリッジのガラスの歩道橋内。展示パネルには、O2アリーナでライブを行う直前急逝したマイケル・ジャクソンについての記述が。(ロンドン)

ロンドン塔
▲タワーブリッジ上の歩道橋から見下ろしたロンドン塔。(ロンドン)

フィッシュ&チップス
▲ロンドン塔傍の広場のテイクアウトで買ったフィッシュ&チップス。黄金色でサクサク絶妙の揚がり具合。予想以上に美味しかったです。ビネガーをたっぷりかけて頂きました。

20度以上ある、歩くと小汗をかくぐらいの温かな陽気。雨や曇りも多いと聞いていたロンドンですが、今回の旅は天気に恵まれています。テムズ川沿いサザークサイドを、変わった形のロンドン市庁舎などを眺めながら歩きます。日曜日だからか、いつもなのか、人が溢れていて、市庁舎前のポターズ・フィールド・パークではイベントや逆バンジー(?)のようなアトラクションまでやっています。

ロンドンブリッジは、「ロンドン橋落ちた」の歌でも有名ですが、現在ではかなり地味。現在の橋は1973年と比較的最近造りなおされたもの。橋は何度も造り替えられ、長い歴史の中で時に崩れたり焼かれたり。かつては橋の上に多くの建物があって、多くの人が火災で亡くなっていたり、騒乱の時代には晒し首の場所にもなったとか。そんなこんなで、幽霊が出るなんて噂もあり、橋の下ではお化け屋敷のアトラクションが行われていたりもします。先述の「ロンドン橋落ちた」の歌も実は橋を造る際の「人柱」の歌だなんて話もあるそうです。お~怖。

ロンドンブリッジ
▲ロンドンブリッジ。現在では地味でふつ~な橋です。落ちずに頑張っています。(ロンドン)

街角にて。フレディ・マーキュリーかな
▲街角にて。フレディ・マーキュリーかな。(ロンドン)

ロンドンのタクシー、ブラックキャブ
▲ロンドンのタクシー、ブラックキャブ。大英博物館近辺にて。背景のバットマンの看板は何の店!?(ロンドン)

夕刻ホテルに帰る前、大英博物館に立ち寄ります。パリのルーブルに次いでまた閉館間際(汗)。ミイラやエジプト絡みやローマ帝国の展示を中心に見学。カイロのエジプト考古学博物館ではレプリカだったロゼッタ・ストーンの本物や、大スフィンクスの「ヒゲ」は興味深かったです。どちらもなぜイギリスにあるのか。パリ、コンコルド広場のオベリスクもそうですが、この時代、そろそろエジプトに返してもいいんじゃないかと思うのは僕だけでしょうか・・・。

大英博物館
▲大英博物館。世界有数の博物館の一つ。(ロンドン)

ロゼッタストーン
▲ロゼッタストーン。同じ文章が、古代エジプトの象形文字、民衆文字、ギリシア文字の3つの文字で刻まれている。19世紀シャンポリオンが古代エジプト文字を解読するヒントとなった。(ロンドン、大英博物館)

ギザの大スフィンクスのヒゲの一部
▲ギザの大スフィンクスのヒゲの一部。これは脱落したものだそうだが、鼻が捥げているのは何者かが砲撃で破壊したと言われている。(ロンドン、大英博物館)

ホテルに戻って、ツアーメイトにパブ飲みを提案してみましたが、見事玉砕。パリのブラッセリーでも初っ端カフェオレ頼んでた人だし、こればっかりは強要する訳にいかないので、仕方ありません・・・。しかし、一人ででも行けばよかったかなぁとちょっと心残り。次回ロンドンを訪れる際には、必ず。

この日は大人しく(?)、ホテル近場でふらっとイタリアンレストランに入ります。THE OLD AMALFIというお店。店内の壁にはアマルフィの風景の大きな写真があって、テーブルにはキャンドルが点され、落ち着いた雰囲気。ロンドンだけど、気分は南イタリア、織田裕二です(笑)。お酒はValpolicella Classico Superioreというリーズナブルなワインのハーフボトル。辛口の赤。料理は、生ハムとモッツァレラチーズのピッツァや、サラダをオーダ。

結構ボリュームがあって、お腹大満足。ごちそうさまでしたと、いつものように紙ナプキンをくしゃくしゃにしてテーブルにポンッ。歩き疲れた身体にワインが染みてほろ酔い気分で、あ~食った食ったとボ~っとしてたら、向かいのツアーメイトが「も、燃えてるって!」。ふとテーブルに目を戻すと、・・・燃えてる。さっき置いた紙ナプキンにキャンドルの火が燃え移っているではありませんか。あわわあわわ。

向こうに座っているお客さんは驚いてるし、店員にも気付かれる。しかしここは極力冷静を装い、手でパタパタ、燃えるナプキンを手で握りつぶして、どうにか数秒で鎮火。「何か問題でも?」くらいの体で、何事もなかったかのように振舞ってみます。内心は、テーブルは焦げてないかとかドキドキでしたけど。ちらっと見ると他のお客も店員も笑っていて、「Are you alright?」といった程度だったので、とりあえず一安心。ロンドンの片隅、小さなボヤ騒ぎは、大事になることなくそのまま収束となりました。

THE OLD AMALFIの、生ハムのピッツァ
▲THE OLD AMALFIの、生ハムのピッツァやワイン。中央に輝くのが火元となったキャンドル(笑)。(ロンドン)

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2009.11.24

ロンドンを歩く。ビッグベン、ホース・ガーズ、ルート・マスター

ロンドンで迎える朝。部屋が道路側なこともあり、クルマの騒音で目が覚める。宿泊したロイヤルナショナルホテルは大きなホテルですが、料金もそこそこエコノミー、部屋やサービスは不足はないもののちょっと味気ない。大英博物館の近くというまずまずの立地条件が救い。

朝食は、パン、フルーツ、ドリンクは部屋代込み。しかし、それ以外のスクランブルエッグやソーセージなどはイングリッシュ・ブレックファーストと称して別料金。コーヒーとパンを掻き込んで、早々に街へ飛び出します。

最寄のラッセル・スクエア駅からチューブ(ロンドン地下鉄)に乗り、目指すはウェストミンスター駅。駅で降りて、地上口を上がると見えてくるのは、国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)、ビッグベンの時計台です。まさにロンドンの象徴。ロンドンに来たんだ、イギリスに来たんだと改めて実感。

ビッグベン 国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)
▲ビッグベン。国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)。憧れの街の風景。ロンドンに来たことを改めて実感。(イギリス、ロンドン)

日曜日で見学はお休みのウェストミンスター寺院を横目に、テムズ川沿いを少し歩いてみます。ツアーメイトは美術館巡りをするということなので、テート・ブリテンまで一緒に歩いてそこで散開。テートでは僕はトイレだけ借りて、来た方向へ引き返します。今日はゆる~くロンドン各所を歩いて、まずは雰囲気や空気を感じたいといった具合。

セント・ジェームズ・パークの散歩道を歩いて、バッキンガム宮殿へ向かいます。静かに水を湛える湖の畔、ふと木々の合間、芝生の上に目を凝らすと、鳥たちに紛れてぴょこぴょこ走り回ってる可愛らしいリスの姿が。ベンチに腰掛けている老人が、ベンチ脇に餌を入れたハットをそっと置く。しばらくすると、リスが恐る恐る近寄ってきてその餌を食べ始めました。何とものんびりとした素敵な光景。

セント・ジェームズ・パーク
▲セント・ジェームズ・パーク。バッキンガム宮殿の隣にある大きな公園。小さな湖もある。(ロンドン)

セント・ジェームズ・パークにいた馬
▲セント・ジェームズ・パークにいた馬。"SHIRE HORSE"って辞書ひくと英国種の農耕馬のようですが・・・!?(ロンドン)

午前の陽射しも心地良い公園を抜けると、現れたのはバッキンガム宮殿。ご存知、エリザベス女王の現公邸で、執務などを行っている宮殿。前庭は、多くの観光客で賑わっていて、ターミナル中央のヴィクトリア女王記念碑は、金色に輝く天使像が印象的。

今日は衛兵交代式がお休み。また翌日訪れる予定なので、見学もそこそこに再びセント・ジェームズ・パークを横切って、今度はホース・ガーズへ。

ホース・ガーズは、その名の通り「騎兵隊」の司令部。中世騎士を思わせる金色のヘルメットを被り馬に跨り微動だにせず建物を守衛する騎兵。こんなに馬や騎兵が似合う都市は、ロンドン以外に滅多にないかも。

ホース・ガーズ ホース・ガーズ
▲ホース・ガーズ。セント・ジェームズ・パーク側の広場からと、守衛の騎兵。(ロンドン)

ホース・ガーズ前からホワイトホールという通りを歩き、トラファルガー広場で一休み。広場隅の露店で売られていたサモサ(インド、ネパールの揚げ餃子)で腹ごしらえ。美術館、ナショナル・ギャラリー前の広場で、階段や噴水の周辺では休んだり待ち合わせをする人たちでいっぱい。広場の一部ではステージが組まれ、音楽ライブのイベントが開催されていました。キャッチーで爽やかなロックナンバーを歌っていて、なんだかメロディがいまなお頭に残っています(笑)。黒人のヴォーカルだったけど、ソロ歌手なのかなぁ。ま、有名なアーティストではないのかもしれませんが、日曜の昼下がり、ロンドンのトラファルガー広場で生演奏なんて楽しいし、テンション上がるわ~。

ナショナル・ギャラリー
▲ナショナル・ギャラリー。内部は見学しませんでしたが、世界有数の美術館。(ロンドン)

午後は、セントポール駅から王立取引所などシティ・オブ・ロンドンの金融街を通り抜け、ロンドンブリッジ方面へお散歩。

ロンドンの街を歩いていると、たくさんの赤いダブルデッカーのバスとすれ違います。昔ながらの豚っ鼻の旧式「ルートマスター」は現在では一部路線に走るのみですが、車体は新しくなっても、赤い2階建てバスが行き交う光景は、やはりロンドンならでは。

金融街の辺りは特に真新しいビジネスビルが目に付きますが、中心地にはほとんどガラス張りのビルなど見かけないパリと比べれば、ロンドン全体、わりと新旧の建物が入り乱れて建っていて、また違った印象です。過去の大戦時にドイツに空襲を受けたなどの歴史もあるようですが、似て非なるヨーロッパの街の雰囲気は興味深いところ。時に保守的とも言われるイギリスですが、ロンドンは金融や経済で復活を遂げているし、必ずしもそう単純には割り切れないのかもしれません。

旧式の2階建てバス、ルートマスター
▲シティを走る旧式の2階建てバス、ルートマスター。(ロンドン)

街角で見かけた携帯電話をかける人の銅像
▲街角で見かけた携帯電話をかける人の銅像。歩道のど真ん中に置かれている。(ロンドン)

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2009.11.18

ユーロスターでイギリスへ。ロンドン郊外お宅訪問と英国家庭料理

ユーロスターのチケット
▲ユーロスターのチケット。乗り遅れて、シールで便名や時間を訂正。

パリ北駅。ユーロスター乗り場。

「20分前には来ないとダメ。」
ホームに出るチケットチェックで止められ、乗るはずだった列車を見送るはめに。手前のカウンターで発券してくれている段階で既に10分前とかだったので、そこで言ってくれれば・・・とちょっと思ったり。ま、遅れた僕らが悪いんですけど。ついついパリが名残惜しく、朝の散歩から帰ってホテル出るのがちょっと遅かったか。

フランス出国とイギリス入国の手続きを、パリ北駅で乗車前にまとめて受けます。係員もこちらの焦りを知ってか知らずか、「旅行か?」「成田はいつ発ったか?」とこれまたよりによっていろいろ、しかも笑顔でまったり質問の応酬。見るからに旅行だし、成田出た日はあなたの持っているパスポートにしっかりスタンプされてますよ~とか思いつつ・・・。そんなこんなで、見事乗り遅れ。

あららどうなることやらと不安になりましたが、結局はすぐ次の便に融通して貰えたのでまず一安心。気持ちを切り替えて、待合室でゆっくり待つことに。約1時間、うたた寝していたらあっという間。13:01発9081便。いざ憧れのユーロスターへ乗車と相成ります。

黄色と白の輝く流線形のボディ!輝くはちょっと嘘。ちょっと煤けたり汚れています・・・。でもカッコイイ!2等客車に乗車。茶色のヘッドカバー、灰色のシートでシンプルな車内。新幹線の自由席と比べれば、座席も少しゆったりめで快適。今朝パリのラストMONOP'で買ってきたバゲットサンドを頬張り、車窓を眺めながら、ドーバー海峡を越える2時間30分足らずの旅。

ユーロスター車内。2等客車
▲ユーロスター車内。2等客車。

ユーロスター、ビュッフェ
▲ユーロスター、ビュッフェ。パリ発は乗車時間が短いこともあってか、お客さん誰もいません・・・。

英仏海峡トンネル(チャネル・トンネル)を通過する時間は約20分程度。海底の距離は青函トンネルよりも長く世界一だそうですが、20分トンネルに潜って地上に出たら、もうそこは別の国というのはとても不思議な感覚ですね。フランスのどこまでも広がるのどか風景からトンネルへ。トンネルを抜けるとそこは・・・、今度はイギリスののどかな風景(笑)。

終着は、セント・パンクラス駅。すぐ隣にハリー・ポッターの9と3/4ホームで有名なキング・クロス駅があります。パリで手続きを済ませているので、イギリス側は国内線と変わらないレベルでスルー。晴れてロンドン入りです。

ユーロスター正面から。セント・パンクラス駅にて
▲ユーロスター正面から。セント・パンクラス駅にて。(ロンドン)

セント・パンクラス駅、構内
▲セント・パンクラス駅、構内。(ロンドン)

しかし今日はまずゆっくり余韻に浸っている暇はありません。今夜、ネットでひょんなことで知り合ったMさん(と仮にしておきます)のロンドン郊外のお宅になんとお邪魔してしまうという、ワンダフルなお約束があるのです。急いで地下鉄チューブに乗り換え、宿泊するホテルへ一旦寄って荷物を置きます。

セント・パンクラスではなく、今度はロンドン南西にあるヴィクトリア駅へ。僕とツアーメイト、さらに日本で一緒に行く約束をしていた一人旅の女性と落ち合い、サウス・イースタン鉄道に乗り向かうはケント州ブロムリー・サウス。約20分。

ロンドン、ヴィクトリア駅から南東部を結ぶサウス・イースタン鉄道 サウス・イースタン鉄道
▲ロンドン、ヴィクトリア駅から南東部を結ぶサウス・イースタン鉄道。元々は民間だったが、実質国有化など経営は紆余曲折しているらしい。(ロンドン、ヴィクトリア駅)

ブロムリー・サウス駅の改札を出たところで、Mさんと初対面。写真は頂いていたので、すぐ分かりましたがなんだかちょっと緊張してしまいます。いきなりお宅にお邪魔してしまっていいのかなという葛藤も若干ありますが、しかしこのワクワク、好奇心には勝てず。ブロムリー・サウス駅周辺は、静かなベッドタウンといった印象。しかしそこはさすがのイングランド。日本なら高級住宅街の趣です。

ブロムリー・サウス駅から住宅街を歩く
▲ブロムリー・サウス駅から住宅街を歩く。(イギリス、ブロムリーサウス)

Mさんのお宅は、駅から少し歩いたところに何棟か寄り添って立っているマンションの1室。旦那様とお二人暮らし。マンションの共同スペースや廊下には暖房が備え付けられていて、あ~やっぱりイギリスは寒いんだなと実感。イギリスは既に紅葉真っ盛りで、少ししたらすぐに寒くなるとか。部屋の玄関ドアを開けると、旦那様が笑顔で出迎えてくれました。イギリスで一般のお宅訪問だなんて、貴重な機会。なんだかとっても嬉しい。

食べ物とか、ロンドンの街についてとか、いろいろお話しながら、Mさんと旦那様が腕を振るって作ってくれた料理をご馳走になります。そもそものきっかけは「せっかくイギリスに行くなら、イギリスの家庭料理みたいなものが食べたい!」という僕のワガママ発言。「それならいっそウチに来ちゃう?」と言ってくれたMさんの心の広さったらありません。最初はロンドンでお会いして飲みます?くらいの話から発展してしまい、成り行きとはいえ恐縮な話。

テーブルに並ぶは、ローストビーフにローストチキン、温野菜に、ヨークシャープディング!プディングっていうからデザートかと思ったら、シュークリームの皮のようなプレーンなパイ(?)で、グレイビーソースをかけたりホースラディッシュを乗せて頂きます。まさに望んでいた通りのイギリス家庭料理。おまけにエール、ワインや高級チョコ、紅茶まで出してくれて、至れり尽くせり。これはヘタな高級レストラン行くより断然豪華だ・・・。昼間から準備して、大変な手間だったはず。それに対して、僕らがお土産に買って行ったのは、東京ばな奈やとんがりコーンなどのお菓子(苦笑)。これはまたお会いする機会があったら、ぜひお返ししなくてはいけませんね。

ご馳走になった英国家庭料理の数々
▲一緒にお邪魔した一人旅の方が撮った写真。美味しい料理が美味しく撮れています。熱々のうち食べたヨークシャープディングの美味しさと言ったら・・・。グレイビーソースって何にでも合うんですね~。

美味しくてもっと食べたかったくらいですが、ついお話にも夢中になってしまいました。初対面なので、そんなに突っ込んだ話はできなかったけど、外国人の方と結婚してイギリスに来ちゃうってだけでも凄いなぁと思います。旦那様も穏やかな感じの方で、もっといろいろお話ししたかった。オシャレな居間のPCの上になにげに飾られていたフィギュアがとても気になりました(笑)。日本のゲームとか好きかなぁ。

ロンドン市内のホテルに戻らなければならず、3時間くらいの滞在でしたが、あっという間の楽しいひととき。イギリスの最初の夜は、最高の夜になりました。

そういえば旦那様はもんじゃ知らないって言ってたから、もし東京にお2人が来られたら連れていきたい!旦那様に「どんな感じなの?」と聞かれ、Mさんはきっとあの見た目を連想して答えに窮してたけど(苦笑)、百聞は一見にしかず!

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2009.11.13

Le Grand Bleu

来週の連休、スクーバダイビング、ライセンス取得に行きます。今年の目標の1つ、ギリギリ年内に実現できそう。

サイパンで3泊4日の強行軍。リゾートとはてんで縁がない僕にとって、初めてのミクロネシア。もちろん教習中心なので、あまり観光する時間はないですが、最終日は夕方出発なので朝からちょっとどこか行ってみようかななんて考えています。マニャガハ島か、潜水艦乗りたいんだけど、ちょっと厳しいかなぁ。

しかし、最近またお腹がだいぶ出てきたので焦っています。ダイビングに向けて身体作りしておけばよかった・・・(恥)。水着とかも買わなきゃいけないし、ラッシュガードでも着てどうにか誤魔化そうか。誤魔化せないか。

先日ネットで、50回潜ってても「初心者です」なんて書き込み見て唖然としましたが、今後は国内近場もいいし、年数回でも潜れればいいなと思っています。

http://japan.mymarianas.com/

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2009.10.29

エッフェル塔からの夜景、朝のシャンゼリゼ大通り

夜のエッフェル塔
▲夜のエッフェル塔。(パリ)

パリに戻ったのは、夜20時。ツアーメイトは疲れたとホテルに直行でしたが、パリ最後の夜、悔いは残したくなかったので、一人夜のエッフェル塔へ。

エッフェル塔は2日前に下まで来ましたが、やはり上っておきたいなと。エレベータを待つ列は夜も結構な数の人。ただ少しずつ流れてはいたので、セキュリティチェック、チケット売場と通過して、上りのエレベータに辿り着くまで30分ちょっとでした。

列に並んで待っている間、広場の向こうでお土産を売る黒人の兄ちゃんがバッグを置き引きされる事件発生。「No~n!」とか叫んで犯人を追っかけて行きました(汗)。パリも、結構怪しからん連中が、特に夜は少なからずいるようです。

エレベータは2階建て(2層構造)で、塔の脚の部分を斜めに第1、第2展望台までせっせと往復しています。ちょっと珍しいエレベータというより、ケーブルカーとかゴンドラみたいな感じ。今回、僕は真ん中の第2展望台までしか上がりませんでしたが、第2展望台から一番上の第3展望台までは、縦のわりと普通のタイプに乗り換えます。昔はすべて水圧だった(!)らしいですが、さすがに現在は電動のようです。しかし、こんな鉄塔や設備が(改修などあったとはいえ)19世紀末からあるなんて、フランスって凄い。

塔の高さ324m。第2展望台は115.7m。展望台は金網越しの屋外吹きさらし!強い風に吹かれながら、パリの夜景を堪能です。ライトアップされたシャン・ド・マルス公園やセーヌ川向こう岸のシャイヨー宮がキレイ。遠くには小さくエトワール凱旋門も見えます。何となくアジアやアメリカの大都会のようにギラギラし過ぎない感じの光具合が素敵!エトワール凱旋門の屋上テラスからの景色も良かったけど、こちらも高さはあるし負けていません。次パリに来る機会があれば、今度はエッフェルを昼間、凱旋門を夜に上ってみたいな。高いところが好きなやつは・・・なんて言わないで。

ライトアップされたシャン・ド・マルス公園。エッフェル塔、第2展望台から
▲ライトアップされたシャン・ド・マルス公園。エッフェル塔、第2展望台から。(パリ)

ちょっと怖い暗い夜道を歩き、メトロ乗り継いでホテルに帰ります。駅のホームには弾き語り。列車に乗って席に着くと、隣の車両から、ラジカセ持った中年男性とマイク持った若い女性の2人組が「ハイ、ど~も~」ばりに入ってきて、突如女性がマライヤ・キャリーを熱唱。乗客は無視か苦笑い。パリのメトロって、毎晩こんなノリ!?(苦笑)

メトロ駅構内の弾き語り
▲駅の通路に座り込んでギターをかき鳴らす人。メトロの駅構内の日常の光景。(パリ)

翌朝。お昼にはパリを発たなければなりませんが、名残惜しく、早朝から街に出てお散歩決行。まずは、シャルル・ド・ゴール・エトワール駅からシャンゼリゼ大通りを闊歩。掃除のため撒かれた水で雨上がりのように濡れた歩道を、もちろんあの歌を口ずさみながら(笑)。ただ早朝過ぎてまだお店はほとんど開店前。ま、開いてたとしても高級ブランド店が多いので、せいぜいウインドウショッピングですが。その後もガンガン歩き、コンコルド広場、チュイルリー公園などを周り、オペラ通り、パレ・ガルニエまで・・・。今回はオペラ座は中に入らなかったのでちょっと心残り。

シャンゼリゼ大通りのオープンカフェ
▲オープンカフェで朝食を。(パリ、シャンゼリゼ大通り)

グラン・パレ
▲グラン・パレ。1900年万博のメイン会場。(パリ)

オルセー美術館
▲オルセー美術館。かつては駅だったそうな。(パリ)

パレ・ガルニエ
▲パレ・ガルニエ。旧オペラ座。現在もバレエなどが上演されている。界隈は日本関連のお店も多い。(パリ)

最後はMONOPRIXならぬFRANPRIXというスーパーに寄り道して、お菓子やジュースを買い込んで、急いでホテルに帰還。ちょっと遅くなっちゃった。すぐにツアーメイトと合流、荷物を取ってチェックアウト。

あっという間のフランス5日間。いつになるかは分からないけど、次来る時は、美術館巡りや、スイーツなどのグルメかなぁ。

ラデュレのマカロン
▲パリとモン・サン・ミッシェルでお会いした一人旅さんから頂いたラデュレのマカロン。ありがとう。もったいなくてずっと持ち歩いてたら少し割れちゃったけど、こんなに美味しいマカロンがあったなんて。マカロンだけに甘くみてました・・・。

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2009.10.26

モン・サン・ミッシェル

モン・サン・ミッシェル
モン・サン・ミッシェル
▲モン・サン・ミッシェル。(フランス、サン・マロ湾)

いよいよモン・サン・ミッシェルへ。2015年には橋に代わるという防波堤道路を渡り、大潮の満潮時には水没するという駐車場でバスを降ります。2時間ちょっとの自由行動。

聳え立つ城壁の内側へ。王の門と呼ばれる釣り上げ橋式の門の手前には、元祖オムレツで有名なラ・メール・プラールのレストラン。ちょっと先には、メール・プラールのお土産屋さんがあり、そこから修道院の入口までの坂道はグランド・リュと呼ばれる、お土産屋やプチホテルが並ぶメイン通りになっています。メインといっても、道幅はかなり狭い。広い所でも4、5人横に並んだらすれ違えない程度。石畳で、もちろん車両なんて一切入れません。

たくさんの観光客がひしめき合う光景は、フランス屈指の観光地を実感。1人肩をすくめてやっと通れるくらいの極細の脇道に入って少し喧騒から離れ、現地ツアーアシスタントさんオススメ、修道院入口への別ルートへ。居住区の急な石段を上っていきます。フランス来てからなんかずっと階段上ってる気が・・・(苦笑)。途中、先述のメール・プラール家の先祖らが眠る墓地があり、「オムレツ、口に合わない」なんて言ってゴメンなさい!

モン・サン・ミッシェル。グランド・リュ
▲グランド・リュを歩く。観光客で大混雑。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

モン・サン・ミッシェル唯一の郵便局
▲モン・サン・ミッシェル唯一の郵便局。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

メール・プラール家代々の墓もある墓地
▲メール・プラール家代々の墓もある墓地。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

裏道から見上げる修道院
▲裏道から見上げる修道院。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

修道院。入口のチケット売り場は結構な列でしたが、幸い現地ツアーでチケットを持っていたので、スムーズに入場。大階段を上り、西のテラスに出ると、サン・マロ湾を北西に見渡す雄大な景色。広がる干潟、トンブレーヌ島という小さな島も見えます。潮風が心地いい。そうえいえば、日本のように磯の香りがほとんどしないのは、何でだろう!?

修道院入口付近の大階段
▲修道院入口付近の大階段。ここから一気に上階まで上ります。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

モン・サン・ミッシェル。西のテラスから
▲西のテラスから。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

回廊、中庭、食堂と順路を巡る。回廊はここを周回して、修道僧たちが瞑想に耽ったのだとか。上階、中階、下階と3層になった院内を上から見学。中階には、礼拝堂やかつて僧たちが生活した間などがあります。かつて要塞や監獄として使われたということもあってか、色合いや模様など一見地味にも見えますが、よ~く見ればゴシックやロマネスク、パリの教会などで見たような建築様式が施されています。数百年かけた増改築によって中世教会建築様式がギュッと詰められ、驚異(ラ・メルヴェイユ)なんて呼ばれているとか。でも個人的には、「驚異」というよりも、薄暗く、石の冷たい雰囲気で、なんだか少し厳粛な気持ちになりました。

司教のオベールさんが、大天使ミカエルにお告げを受け、頭骸骨に穴まで開けられて(!)、小島の岩山にせっせと建てた小さな修道院。増改築の果て、百年戦争の要塞、監獄として使われたという数奇な歴史もそうですが、何とも不可思議で独特の雰囲気が漂う修道院です。

そうそう、独特とは書きましたが、なんでも海峡の向こうイギリス側にも、セント・マイケルズ・マウントという修道院が建つ同じような小島があるらしいのです。そちらは英語、モン・サン・ミッシェルはフランス語で、どちらも意味は「聖ミカエルの山」!イギリスのほうは、修道院がもっと小さく地味め、しかも真似臭い。・・・でも気になります(笑)。

修道院付属教会
▲上階にある修道院付属教会。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

中庭と回廊
▲中庭と回廊。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

食堂
▲食堂。整然と59の小窓が並んでいるが暗く静か。静寂に食器の音も響き渡りそう。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

大天使ミカエルの像
▲大天使ミカエルの像。これと同じ型の黄金像が修道院の頂上に飾られている。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

修道院を出て、グランド・リュをぶらぶらお店に立ち寄りながら帰ります。お土産に、ゲランドの塩と塩バターキャラメルを購入。塩は小瓶に50gで11ユーロだったかな!?(汗)。他で買ったらもう少し安いんだろうけど、いろいろランクもあるようなので、ま、旅の思い出として良しとしましょう。肉や魚にふりかけるだけでも美味しそう!

サン・ピエール教会
▲修道院の外、グランド・リュの端にあるサン・ピエール教会。 入口脇の銅像はジャンヌ・ダルクだそうだ。(フランス、モン・サン・ミッシェル)

メール・プラールの塩バターキャラメルと、ゲランドの塩
▲メール・プラールのお土産屋で購入した塩バターキャラメルと、ゲランドの塩。両方それぞれ10ユーロくらい。

モン・サン・ミッシェルと牧場

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2009.10.21

ノルマンディ地方ラ・ブイユ村、モン・サン・ミッシェル名物のオムレツ

ラ・ブイユ村、セーヌ川沿い
▲フランス、ノルマンディ地方にあるラ・ブイユ村に到着。セーヌ川も深い霧に包まれている。「サイレント・ヒル」を想像して、少し怖くも感じたりする。(ラ・ブイユ)

今朝は早くからバスに乗り、モン・サン・ミッシェルへの現地ツアーに参加。パリから約4時間半、ノルマンディ地方南部、サン・マロ湾を目指します。

憧れの世界遺産・・・の前に、パリを出て2時間くらいのところで一旦高速道路を降り、ルーアン近くのラ・ブイユという村に立ち寄ります。朝の休息を兼ねての30分ちょっとのプチ観光。

今朝は、深い霧。駐車場でバスを降り、霧で対岸がまったく見えないセーヌ川沿いを、村中心部へ向かいのんびり歩いていきます。シスレーも描いたというセーヌ川の風景は望めませんでしたが、朝の静けさも相まって、美しくも少し怖いような、ちょっと不思議な風景。これはこれで雰囲気はあります。

霧の向こうに見えて来たのは、マドレーヌ教会。外観は堂々とした鐘塔が印象的。内部も一つ一つ細やかに絵や模様が凝らされたステンドグラスが美しく、小さいながらも立派な教会です。

ラ・ブイユのマドレーヌ教会 ラ・ブイユのマドレーヌ教会
▲ラ・ブイユのマドレーヌ教会。小さいながらも鐘塔やステンドグラスも立派。(ラ・ブイユ)

ラ・ブイユで立ち寄ったブランジェリーラ・ブイユで立ち寄ったブランジェリーのショーウィンドウ 鮭とほうれん草のキッシュ
▲ラ・ブイユで立ち寄ったブランジェリー。鮭とほうれん草のキッシュ。温めてくれてはふはふいただいた。(ラ・ブイユ)

教会隣の「船の広場」には、小さなお店が集まっています。クレープリーとパン屋(ブランジェリー)が、ツアー客のために朝早くから開店してくれていました。パン屋にて、鮭とほうれん草のキッシュをゲット。朝ごはん代わりに頬張りながら、ぶらぶら村探索。う~ん、幸せ。

可愛らしい家々。壁や窓際の飾り、植木がいちいちお洒落。朝で人通りが少ないこともあって、もともと居住人口800人にも満たない(!)らしいですが、まるで映画のセットみたい。ここで普通に生活しているなんて。

「家なき子」で有名なエクトール・アンリ・マロという小説家の出身地らしく、彼の生家や銅像などもあります。マロの生家は、壁一面に蔦が這っていて独特の風情があります。いまも別の一般の方が住んで生活しているのだとか。古い家を家としてしっかり住んで(改築などはあるかもしれませんが)受け継ぐという文化はいいですね。

ラ・ブイユの家々
▲ラ・ブイユの街角。人口は800人程度とのことだが、可愛らしい家々が軒を連ねている。(ラ・ブイユ)

エクトール・アンリ・マロの生家
▲エクトール・アンリ・マロの生家。(ラ・ブイユ)

イギリスでも古い家は、ヴィンテージ的にむしろ価値が上がるという話などを聞いたことがありますが、木造やコンクリート建築を作っては数十年で壊すという日本にはあまりない価値観かもしれませんね。地震が多いなど固有の事情があるし、最近でこそ100年住宅なんてキャッチフレーズも見かけるようにはなりましたけど。ノルマンディ地方の田舎村、ラ・ブイユ。短い時間でしたが、立ち寄れて良かった。

再びバスに乗り、途中サービスエリアでのトイレ休憩を挟みつつ、約2時間。うとうとし始めた頃に、「皆さ~ん、いよいよモン・サン・ミッシェルが見えてきますよ~」とのアシスタントさんの声に目が覚めます。いつのまにか車窓はすっかり晴れ。高い山もなく緩やかに波を打ち、遥かに続く畑や草原の向こうに、モン・サン・ミッシェルが見えてきました。天空の城ラピュタやカリオストロの城のモデルにもなったそうですが、まさに草原に浮かぶ天空の城。どこかの旅番組で何よりも遠景が一番美しいと言っていたけど、それも頷けるかもしれません。

牧場の向こうに見えてきたモン・サン・ミッシェル
▲牧場の向こうに見えてきたモン・サン・ミッシェル。

俄然気分もヒートアップ!といったところですが、時間はちょうどお昼。防波堤道路を渡る手前で、ドライブインのようなエリアに寄り、腹ごしらえのランチタイムです。「La Rotisserie RESTAURANT」という看板。Rotisserieって串焼きとか焼肉のことらしいので、メインは肉料理なのかな!?しかし、僕らが頂くのは、モン・サン・ミッシェルといえば・・・そうオムレツです。

モン・サン・ミッシェルに行ったほとんどの人が食べたと聞く一方、誰も決して「美味しかった」とは言わない(笑)。これは確かめておかないわけにはいきません・・・!?今回参加した現地ツアーは通常は昼食なしですが、夏秋のキャンペーンではおまけとしてオムレツランチ付き。モン・サン・ミッシェル島内にある元祖、ラ・メール・プラールというお店でさえ評判は似たり寄ったりなので、これくらいでちょうどいい!?といった感じで。

サラダやスープ、パンの後、満を持しておまちかねのオムレツ登場。テーブル毎に、従業員が大きなオムレツを5~6人に切り分けていきます。外側はオムレツ然としてますが、中身はフワフワシュワシュワ。少ない卵を思いっきり泡立ててから焼くのが、モン・サン・ミッシェル風だとか。

感想は・・・正直、中の部分は微妙です。かなりふわふわで食感は面白いですが、美味しいかと言われると・・・。味付けも薄味なので、塩などをたっぷりかけたほうがよいかと思います。ま、なんだか結局、硬めに焼けた外側が一番美味しいかもっていう(苦笑)。袋井のたまごふわふわのようにダシでも効いているとまた違うんでしょうけど、むしろ甘めですし。少なくとも日本人の口にはあまり合わないでしょうね。まさに名物に美味いものなしを実感できる一品(笑)。

オムレツを切り分ける従業員 モン・サン・ミッシェル風オムレツ
▲オムレツ。中身はクリームのよう。右上のグラスは、りんご酒のシードル。

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