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2008.09.17

北朝鮮、平壌へ。ビザトラブルとエアコリョ

9月17日。
朝4時前に起床。羽田空港へ。羽田はいつぶりでしょう、とても久しぶり。旅行社からチケットなどが届いたのは、ほんの3日前。結局向こうから電話などは一度もなく、いい加減なもの。ホントに辿り着けるのか一抹の不安がまだ残ります。3日前に届いたスケジュールにあった集合場所に行ってみるものの、特に旅行社の人が見送り等に来ていることもなく、集合時間15分過ぎくらいまで待ってはみましたが、結局一人で出国、搭乗口へ。

平壌までは、関空で国際便に乗り継ぎ、中国・大連を経由して、瀋陽でまた違う飛行機に乗り継ぐという面倒臭さ。乗り継ぎの手続きや待ち時間も入れると約10時間の旅。韓国・ソウルまで約2時間で行けることを考えると、旅程から近くて遠い国を実感します。今回の手配には、旅行代金だけで結局33万円弱かかって(この他現地払いオプションなどでさらに取られるわけですが・・・)、まさに時間的にも料金的にも欧米へ行けてしまうレベル。職場の人には物好きしか行かないねと言われてしまったのですが、確かにこれに価値を見出せるか否かは人によって大差があるでしょう。

羽田から関空、関空から中国・瀋陽まではANAだったので、極めて快適。日本の航空会社も久々に乗った気がします。キャビンアテンダントに普通に日本語が通じるだけでも安心感が違いますね。

大連周水子国際空港
▲大連周水子国際空港。大連機場と書かれたガラス敷居と、向こうに見える滑走路と大連の街。(中国・大連)

大連では中国への入国手続きをして、すぐ機内へ戻る感じだったので、免税店をチラ見した程度。大連周水子国際空港はキレイな空港でした。免税店になぜかあるおもちゃコーナーで、女性店員がヘリのミニラジコン飛ばしてデモしていたのが印象的です。また、同じ旅行社のタグを荷物に付けて立っている日本人らしき男性を発見。孤独で少々不安があったのか、思わず声をかけてしまう僕。周囲を見渡すと同じタグを下げている客が大勢。こんなに日本人が!と思いきや、声を掛けた方はたまたま確かに日本人だったのですが、その他はほとんどが在日朝鮮人の方々。里帰りツアーとでも言いましょうか。日本人の男性は、彼らと知り合いで、興味もあり付き添って来たのだとか。

瀋陽桃仙国際空港。到着ロビー
▲瀋陽桃仙国際空港。到着ロビー。(中国・瀋陽)

現地時間13時(日本時間14時)過ぎ、瀋陽に到着。瀋陽桃仙国際空港は、それほど大きくもキレイでもない空港ですが、賑やかで、レストランの入口には中国らしい鮮やかな彩りのネオンで看板が掲げてあったりして、一気に中国だわ~という雰囲気。

ここでは搭乗手続きのカウンターで北朝鮮への入国ビザを受け渡してもらう手筈になっていたので、早めに搭乗手続きを済ませておこうとカウンターへ向かいます。瀋陽から平壌まではエアコリョ(高麗航空)。北朝鮮のフラッグキャリア。しかし国際便ロビーに行って探せどなかなか見つからず、どうやらエアコリョ単独のカウンターというのはないらしく、中国南方航空の隅を間借りしていました。

荷物を預け、搭乗手続きは無事終わったものの、肝心のビザの受け渡しらしきものがありません。係員はOK、OKと言うのですが、どうも不安だったので他の係員に改めて確認。必死にブロークンな英語で伝えていると、途中日本語が分かる朝鮮人らしき謎の係員が来て、「そんな話は来ていない」との答え。え゛~そんな~(汗)。指示が書かれている旅行社の資料などを見せて必死に説明。するとケータイでどこかに電話をかけ、この辺りでしばらく待っておくように言われます。

10分、30分待っても、帰ってこない。結局1時間近く待って、カウンター前にほとんど人がいなくなった頃、あの係員が帰ってきて、「ビザは間違って北京にあるようだ。とりあえずこの手紙を持っていきなさい。平壌に着いたら入国審査の係員に渡しなさい」と、見られないよう小さく折り畳んだ手紙を渡されました。何やら表面には宛名書きのようなものが書かれていますが、朝鮮語で読めず。「ホントにこれで入国できるんですか?話は通しておいて貰えてるんですか?」とオドオド僕の質問攻めにも、はっきりしない返答。う~ん・・・なんだかすご~く不安。危惧していたトラブルが早速発生!!北朝鮮は、本当に近くて遠い国なのね・・・。

中国の出国に関してはビザは関係ないということで、難なく通過。いざエアコリョへ搭乗。ツポレフTu-154B機。70年代の機種だとか。うわ、内装もキャビンアテンダントの格好も前時代的。白い手袋が清楚でイカしてます。「スチュワーデス」って感じ。出発まで冷房はオフ!乗客が乗り込むと機内が蒸してきますが、親愛なる指導者、金正日同志の細やかなご配慮により、座席前にはエアコリョ特製の団扇が常備されているので安心です(?)。

エアコリョの団扇
▲エアコリョの団扇。なんだか懐かしい風合。

エアコリョは、主に旧ソビエト製の古い航空機で運航していますが、何でも安全、整備、騒音など様々な面で問題視されていて、日本を始めヨーロッパ諸国など世界の多くの国で航行や空港乗り入れが禁止されているそうです・・・。

瀋陽から平壌までは、わずか1時間弱。離陸時や着陸時のエンジン音は強烈。機内には油の匂いも。機内食は出ませんでしたが、お茶、ジュースなど飲み物の提供はありました。しかし、何より鬱陶しかったのは、大勢の中国人乗客。騒がしいわ、離陸時など立ち上がりウロウロするわ、痰を吐きまくるわ・・・ホント相変わらずマナー悪いですね。さすがにキャビンアテンダントもイラついてました。

いよいよ平壌に到着です。日が暮れかけた17時10分(日本との時差なし)、平壌順安(スンアン)国際空港。日本や中国と比較すると、一気にこじんまりした雰囲気。タラップを降りてバスに乗りターミナルビルへ。ビル中央上部に掲げられた金日成主席の肖像画に迎えられ、ついにこの地に足を踏み入れたかと感慨もひとしお。

エアコリョ機。平壌順安国際空港にて
▲エアコリョ機。たぶんツポレフTu-154B。70年代の機体。平壌順安国際空港にて。(平壌市順安地区)

平壌順安国際空港
▲平壌順安国際空港。金日成主席の肖像画が迎える、ターミナルビル。(平壌市順安地区)

しかしまだ安心は出来ません。ビザなしの入国審査という難関が待ち受けています。中国人、在日朝鮮人のグループ、その他様々な国から来たと思われる方も想像以上に多い。欧米のメディア関係者やカメラマンや、シスターと思わしき人まで。入国審査の列に並び、ドキドキして順番を待ちます。ついに自分の番。「私は日本人ですが、瀋陽でビザ手配のトラブルがあって、この手紙を渡すように・・・」とまくしたてると、すぐに「あーお前か」と言わんばかり、ゲートの向こうで人を探している女性を呼び寄せます。どうやら朝鮮国際旅行社(現地の旅行社)のガイドの模様。彼女の手元には、トラベラーズカードと書かれた紙が。しかも僕の写真付き。・・・どういうこと!?ビザは北京にという話は!?とにもかくにも、入国はできるみたい。その後荷物検査で、ケータイを出せと言われる。事前に持ち込めないと聞いていたので日本に置いて行ったのですが、日本人は必ず携帯電話を持っていると思っているらしく、しつこく出せ出せと言われました。だから持ってきてないって・・・。さらにスーツケース開けられて、ドライヤやら充電器やらをこれはなんだ?と確認させられた後、やっとのことで通関通過。どうにか北朝鮮、もとい朝鮮民主主義人民共和国への入国を果たしました。

「ここまで来て、帰れと言われたらどうしようかと」と言ってホッとする僕を、笑顔で迎えてくれたガイドさん。先ほどの女性に加えて何故かもう一人男性のガイドも登場。こちらがガイドとしてはメインみたい。なぜに2人?相互監視体制・・・なのかな。さらにさらにドライバーも登場。他に日本人観光客は見当たらない。僕一人に3人の同行者。贅沢というか大仰というか。果たして、この後何が待ち受けているのでしょうか・・・。

アンニョンハシンミカ、チョソン(朝鮮)。アンニョンハシンミカ、コンファグッ(共和国)。

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コメント

お疲れ様です。和です。

もう帰国されているんですか?今度朝鮮半島のお話、聞かせてくださいな。

>和アンリさん
先日、無事帰国致しました!
いろいろありましたが、まずは行って帰ってこれてよかったです。そろそろ涼しくなりますし、是非近いうち、またお会いして飲みにでも行きましょう!

金正日は元気なんでしょうかね~!?

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