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2008.09.18

ガイドとの会話、万景台学生少年宮殿見学、冷麺は別腹

平和自動車合弁会社のクルマ
▲旅行中ずっとお世話になったクルマ。この車種は、平和自動車という韓国統一教会系(!)のメーカーと北朝鮮による合弁会社が生産しているらしいです。平和自動車は平壌の街としては珍しい宣伝看板も見掛けました。

今回の旅行中あちこちで同じ一人の日本人観光客の方に出会いました。学生で大枚叩いて、初海外で北朝鮮とのことで、なかなかのつわもの。彼にもガイド2人に運転手が付いていて、ホントあちこちで会うので、もう一緒に行動すればいいのにと思うくらいで(苦笑)。ちなみに、彼は羊角島ホテルに泊まりたかったのに高麗ホテルだったとか。なかなか思うようにいかないものです。

学生の彼のガイドは、50代くらいの男性と20代の女性。若い女性の方はちょっと可愛くて少し羨ましかったり(笑)。一方、僕のガイドは、5歳の娘さんがいるという35歳の男性と、40前後の女性。学生の彼と2チーム一緒に食事という機会もありました。ガイドは皆、日本のニュースなどに興味があり、また詳しい。この9月中旬の段階で麻生さんのことも既に知っていて、「首相が麻生さんになったら、日朝関係はよくなると思いますか?」とか言ってました。僕が「皆さん日本のこと詳しいですね」と言ったら、「工作員かもしれないですよ」とか北朝鮮ギャグを飛ばされました。笑うに笑えないっちゅうの(苦笑)。

歴史や政治の話も、結構単刀直入にした気がします。こちらが言い過ぎないかって躊躇してしまうくらい・・・。竹島の話なんかまでちょっと出たりして、当然意見は合致しないわけですが、彼らも朝鮮中央テレビや政府役人のように語気を強めて自論一辺倒なんてことは全くなかったです。「ま、我々庶民が大きな政治問題を語っても、すぐにどうこうできるわけではないですが」なんてお互い苦笑いしたくらい。統制された少ない情報の中でも、彼らなりに考えているのは確かで、正直ちょっとホッとした部分はありました。

万景台学生少年宮殿
▲万景台学生少年宮殿。建物のデザインは、金日成主席が両腕を広げて、子供たちを向かい入れるようなイメージ・・・らしいです。(平壌)

夕方、この日の最後の訪問場所は、万景台学生少年宮殿。なんだか凄い名称ですが、簡単に言えば、小中高様々な学年の学生たちが放課後に集い、課外活動を行う施設です。平壌にはこのような施設が数箇所あり、金日成が「子供は国の宝であり、王様である」としたことから「宮殿」という名前が付いているとか。学習系、スポーツ系、芸術系、幅広く多数のサークルがあります。ここでは先述の日本人学生と一緒に、15歳だという少女の案内で、刺繍、習字、コンピュータプログラミング、ダンス、バレーボールといったサークルをちょっとずつ見学。それぞれ子供たちが一生懸命取り組んでいました。コンピュータは、ディスプレイは液晶で、OSもWindowsXP。しかもVisualStudioでC++とか、意外と本格的なことをやってました。実際見るまではどうせCRTでBASICとかじゃないのと正直舐めてただけに、ちょっと驚きました。これも、コンピュータ委員会委員長である金正男の指導の賜物、なのでしょうか!?

万景台学生少年宮殿のコンピュータ学習室
▲噂で聞いていたよりは、意外とまともなコンピュータ学習室。ExcelでVBAとか、VisualStudioでC++なんてこともやってました。(平壌、万景台学生少年宮殿)

サークル見学の後は、宮殿内にある劇場で、学生によるショーの鑑賞となります。建国60周年を祝う歌と踊りに始まり、様々な歌、合唱、プールと水泳をモチーフにしたダンス、太鼓、琴などの楽器演奏、さらに童謡をもとにしていると思われる演劇など様々な演目が繰り広げられます。昨夜のアリランマスゲームと比べても、スケールこそ小さいものの、子供とは思えないレベルのパフォーマンス。毎日懸命に練習しているんだろうなぁと素直に感心。しかし同時に、教育、課外学習の一環とはいえ、このショーはお金を取っていて観光収入として利用されている側面もあり、子供たちが一生懸命だから尚更ちょっと切なく思えてしまうようなところもありました。

万景台学生少年宮殿のショーの一幕
▲万景台学生少年宮殿のショーの一幕。(平壌)

万景台学生少年宮殿のショー終盤
▲ショーのラスト。出演者の学生たち。(平壌)

最後に、少女ガイドが感想を聞かせて欲しいと言ってきたので、「放課後さらにここで勉強や習い事しているなんて立派」と褒めたら、意外にも当然とでも言うような表情。北朝鮮ではこの宮殿に通えるだけでも、きっとエリートの証なのでしょう。ただ、一緒に記念写真をお願いしたら、照れた笑顔は紛れもない少女のもの。僕ら日本も他国に言えたものではないかもしれませんが、彼女たちの未来は明るいものであって欲しいと、素直にそう思います。子供は王様、ですしね。

宮殿を出て、レストランへ。この日の夕食は、朝鮮料理のみならずいろいろな国の折衷メニューといった趣き。蒸したとうもろこしとじゃがいもは新鮮度がいまいちなのかちょっと硬かった。ビックリしたのは、お好み焼き。チヂミじゃなくて日本の関西風お好み焼き。焼き方がちょっとチヂミっぽく揚げたようになってしまってましたが、不味くはなかったです。ちゃんとソース、マヨネーズでしたし。また、締めは、ご飯+キムチ味噌汁か、冷麺のどちらかセレクトでした。当然冷麺をセレクト。昼夜連続(笑)。女性のガイドさんも昼に続けて冷麺。「平壌の女性は、冷麺は別腹です」と笑ってました。

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