contact

音楽

ゲーム

« 板門店、北の国からこんにちは。 | トップページ | 建国60周年マスゲーム観覧。北朝鮮最後の晩餐は、アヒル焼肉。 »

2008.09.19

開城。成均館、統一館、王健王陵

開城の住宅街
▲開城の住宅街。中流なアパートな感じの建物が並ぶ通り。(開城)

開城市街
▲市内。左奥に見える緑の屋根はレストラン・統一館。正面先は、金日成像。クルマが走っていない・・・。(開城)

板門店、DMZ観光を終え、開城(ケソン)の市街へ。開城は、10~14世紀高麗時代に都だった歴史ある街で、朝鮮人参と青磁器の産地としても有名。昨今は観光や工業などの事業を韓国と共同で積極的に行っていて、韓国側から韓国人も観光に訪れることが出来る唯一の都市でもあります。

高速道からインターチェンジを降りて、新通りと呼ばれる道を走り新市街へと入っていきます。新市街の道はとにかくダダっ広く、その一方で自動車の交通量は極端に少ない。多くの市民は徒歩や自転車といった印象。高層マンションなのか、結構大きな建物も数棟並んでいるのですが、まるで映画のセットのようなどこかアンバランスな不思議な光景。

ちょっと裏路地や街の外れでは古びた住居などが多く、肥やしの臭いが漂っていたり、牛がクルマを引いている光景なども見られました。平壌でも大通りと裏路地では歩く市民の雰囲気や空気が違いますが、開城ではさらに生活レベルなどが質素、悪く言えば少々貧しい印象でした。韓国側から観光に訪れると、基本的にバスの中からや街中の撮影は禁止されているそうですが、僕は北側から訪れたからか、あまりそういうことはありませんでした。ただ、一度だけ、市内の川で水遊びする子供の脇で、洗濯か何かしている人たちの姿を撮ろうとしたら、「ここは写真はダメです」と静止されました。川というよりはその向こうの住居や建物を撮らせたくなかったようですが、真意は分かりません。

リアカーと、自転車の傍で座り込む男
▲リアカーと、自転車の傍で座り込む男。(開城)

まず訪れたのは、市内外れにある成均館。元々は高麗時代から李氏朝鮮時代に儒教の教育機関だったところで、当時の建物も残しつつ、展示館を併設し、現在は博物館として利用されています。今回の北朝鮮旅行でこれまで訪れた建造物は、戦後作られたものばかりでしたが、開城ではもっと昔の朝鮮の歴史に触れられる良さがあります。柱の紋様や門の建築様式は、韓国で見た王宮と通じる部分も多く、民族と歴史を共有する国であることを実感されます。ちなみに、韓国で訪れた王宮は高麗時代の後の李氏朝鮮時代のものだったりしますが、北朝鮮はクーデターで高麗を倒し王朝を興した李氏朝鮮には否定的らしいです。

ここで一旦お昼を食べに新市街中心地に戻り、統一館というレストランへ。開城で観光客が食事というと、必ずといっていいほど連れてこられる店らしいです。本日の昼食は、飯床器(パンサンギ)。店に入るとテーブルの上にはキレイで小ぶりの金色の器がズラリ。ナムルとかこんにゃくの煮物とか一品一品は結構地味ですが、飯床器は元々宮廷料理だったのだとか。薬飯なんかもあって、(肉はあるけど)どこか精進料理みたいでもあり、ヘルシーなイメージ。地味ながらも、なかなか美味しかったです。

成均館
▲成均館。高麗博物館と呼ばれたりもしますが、史跡といった雰囲気です。(開城)

統一館の飯床器
▲統一館の飯床器。(開城)

統一館前から眺める開城新市街地
▲統一館前から眺める開城新市街地。映画村とエキストラではありません。(開城)

午後は、王建王陵へ。高麗の初代国王となり、936年朝鮮半島を統一した王建(太祖)の墓です。墓の外装や周囲の多くの建物や像は1994年に復元、改建されたもののようですが、玄室内部には創建当初のままの壁画が残されているそうです。残念ながら玄室は見学できませんでしたが、丸く土を盛った円墳で日本と同じような灯篭もあったり、なかなか興味深かったです。キレイに整備されていて、とても静かで厳かな雰囲気でもありました。

すると、ここで、旅行ガイドから、弾丸トラベラーの「ジカンニ カギリ アリマス」が如く、そろそろ平壌へ帰らなければとの通告。実はこの日、夕方から再びメーデースタジアムでマスゲームを見ることになったのです。もちろん「アリラン」ではなく、一応建国60周年記念の異なる演目ではあるのですが、本来僕が日本で聞いていた日程にはそんな予定はなく、マスゲームばかり見ても・・・と正直あまり乗り気ではありませんでした。しかし、開城もそれほど見るところはなく、どっか行くにしてもオプションに1万だ2万だ掛かると言うので、結局それならマスゲームでいいかとなったわけです。ただ、やはり開城はもう少しゆっくりしたかったかも。旧市街も歩きたかったし。近いうち、ソウル周りでまた来ようかなぁ。

再び平壌開城高速道路を、平壌に向かって疾走。復路の車内は朝からの疲れもあって、思わず寝てしまいました。移動では何でも目に焼き付けるべく寝ないぞっと思っていたのですが、ま、ほとんど田畑山川ですし、ついウトウト。ガイドもウトウトでした。

王建王陵
▲王建王陵。高麗の初代王の墓。(開城)

« 板門店、北の国からこんにちは。 | トップページ | 建国60周年マスゲーム観覧。北朝鮮最後の晩餐は、アヒル焼肉。 »

旅行・地域2008-2010」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4825/42776260

この記事へのトラックバック一覧です: 開城。成均館、統一館、王健王陵:

« 板門店、北の国からこんにちは。 | トップページ | 建国60周年マスゲーム観覧。北朝鮮最後の晩餐は、アヒル焼肉。 »

無料ブログはココログ