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2008.03.20

昌慶宮、宗廟、そして景福宮

昌徳宮の次に向かったのは、隣の敷地にある昌慶宮(チャンギョングン)。隣と言っても、双方とも敷地が広いので、結構歩きました。

昌慶宮は、李氏朝鮮第4代王・世宗が、1419年に建造。しかし文禄・慶長の役で大半を破壊されてしまっていたとか。1986年から復元工事が大々的に進められ、昔の姿を取り戻したそうです。昌徳宮に負けず劣らず、木々や小鳥のさえずりが心地良いところで、地元のお年寄りらしき方々が散歩したり、憩いの場にもなっているようです。昌慶宮は、大通りを跨ぐ陸橋によって、その向こうの宗廟と敷地を繋いでます。どちらか一つに入場料を支払って入れば、双方の敷地を行き来、観光も出来ます。ちょっとお得な感じ!?

宗廟、正殿
▲正殿。李氏創始者・李成桂や歴代の王、王妃が祀られています。(ソウル・宗廟)

宗廟、正殿
▲正殿の脇から。整然と続く柱列が美しいです。(ソウル・宗廟)

宗廟は、昌徳宮に先駆け1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されている李氏朝鮮王族の霊廟。毎年5月には宗廟大祭が行われ、それらの儀式も含めての世界遺産登録だそうです。

建物はそれほど多くないですが、淡々と横に細長い建物はなかなか味わい深く、霊廟ということもあり何とも厳かな気持ちになります。朱色の柱と灰色の屋根の落ち着いた趣き。ずらっと整然と並ぶ柱と扉の絵も、建物脇から見るとキレイ。世界遺産というには正直ちょっと地味な気はしますが、歴代の王が祀られているだけはある厳粛な空気というのは感じられました。

昌慶宮側から入って、出たのは宗廟側、鍾路(ジョンノ)付近。こちらの出口周辺はちょっとした公園のようになっていて、たくさんの市民がベンチに座って休んだり、まどろんでます。ちょっと平均年齢高め?中高年、お年寄りの憩いの場、なのかもしれません。地下鉄の鍾路3街(ジョンノサンガ)駅までは露天商もたくさん居て、食べ物よりは、アクセサリー、小物や古着のようなものを売っている露天商が多く、実演販売みたいなことをやっている人も居ました。

ここまででもうお昼をだいぶ回ってしまっていましたが、とりあえず予定していた王宮めぐりを完了させるべく、最後3つ目の景福宮(キョンボックン)へ向かいます。鍾路3街から地下鉄に乗って、朝降りた安國(アングッ)を通り過ぎ、一つ先のその名も景福宮駅で下車。景福宮駅はキレイで、且つソウルメトロアートセンターなんて建物と繋がっていたり、なんだかとってもアートな雰囲気。

階段を昇って駅の出口を出ると、砂地の広場と広大な壁、そして見えてくるのは大きな門と何やら伝統衣装に身を包んで儀式を粛々と(?)行う集団。王朝時代に行われていた守門将交代式というのを再現しているのだとか。まるで李氏朝鮮王朝の時代劇映画の中に入り込んだような気分になります。ただ、式を行っている最中も普通に観光客が門を出入り、前後周囲を歩き回るので、ノーリアクションな衛兵役の方の隣に立って記念写真を撮る人も居たり、歴史と現代が混在するようなしばしばちょっぴりシュールな状況も(笑)。

敷地内はこれまたソウルという大都市とは思えないほど贅沢に広大な土地。池の上に佇む慶会楼(キョンフェル)や、王宮の敷地の向こうには山も見えて、美しい建物と景色が堪能出来ます。正殿、勤政殿(クムジョンジョン)も、他の王宮と比較しても大きく迫力があります。

景福宮、勤政殿
▲正殿、勤政殿。威厳と迫力がある。王道脇の石碑には、その場に立つ役人の役職が書かれています。
(ソウル・景福宮)

景福宮、慶会楼
▲水面に映る慶会楼。う~ん風情があります。(ソウル・景福宮)

景福宮は、もともとは李氏創始者・李成桂が1394年に建造した古い王宮なのですが、これまた毎度おなじみ(?)文禄・慶長の役や日本朝鮮総督府などにより、大半を焼失、破壊されてしまったそうです。そのため、現在の姿は近年復元、修復されたものがほとんど。王宮の中で一番人気にも関わらず、昌徳宮のように世界遺産登録となったりしていないのもそうしたことが理由なのでしょう。何とももったいない話というか、やはりこうした歴史背景を考えると日本への憎悪、恨みが残る韓民族の感情と言うのも、ちょっと分からなくもないよなぁなんて考えてしまいます。でもこうして復元を成功させていくことで、民族の誇りや自信も復活していき、次第に現代日本への気持ちも冷静、寛容になり、未来志向で理解を深めてくれるようになるんじゃないかなぁなんて思いました。もちろん今後の政府の政策や教育などによるところも大きいですけど、そう期待したいです。

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