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2007.09.15

アスワン・ハイダム、ナセル湖、そしてイシス神殿

ホテル中庭にあったシーシャ喫煙所
▲ホテル中庭にあったシーシャ喫煙所。(ニューウィンター&パビロンパレス)

4日目。4時半起床。スーツケースもポータに預け、集合時間まで少し時間があったのでホテルの中庭を軽く散歩。キレイなプールやシーシャ(水たばこ)喫煙所がありましたが、早朝でもちろんまだクロース。でも掃除係はもう一生懸命掃除していました。

今日は8:00前の飛行機でアスワンへ移動。ルクソールから40分ほど。キャビンの窓から見えたナイル川とどこまでも続く砂漠は印象的でした。空港からはバスに乗り換え、まずはアスワン・ハイダムに向かいます。

アスワン・ハイダムは、周囲の工事後放置といった感じの荒地、発電所から延びる送電線を越えたところに、突如現れる巨大な人口建造物。幅3.6km、高さ111m。第2代大統領ナセル時代に建設され、まさに「現代のピラミッド」「ナセルピラミッド」とも言えます。そして、その堰き止めた南側、河上スーダン方面には、世界一の人造湖ナセル湖が広がります。上流500kmに渡って続くとか。もう見渡す限り、本当に広くてまるで海です。でもこのダムと湖、建設当時はナイル川流域にある遺跡の数々を水没させてしまうということで、物議を起こしいろいろ大変だったというが経緯あるのです。これから訪れるイシス神殿やアブ・シンベル神殿をはじめ重要な遺跡はユネスコによって、移設され(!)ましたが、小さな遺跡や歴史的遺物が(発見されていないものもあるかもしれないことを考えても)数多く湖の底に沈んでしまっていることになります。こうした出来事がかの「世界遺産」創設のきっかけにもなったとか。いろんな意味で恐るべしエジプト!ただ、ナイル川の氾濫、干ばつを防ぎ、エジプトの水源、発電源として多大な貢献をし、今日のエジプトの安定への多大な貢献も認められるので、一概に良し悪しは断定できないのかもしれません。何はともあれ、現代も昔もやることがでかいです(笑)。

ナセル湖
▲ナセル湖。アスワン・ハイダムから望む。(アスワン)

アスワン付近から南は、ヌビア地方と呼ばれ、アラブ系とはまた異なる(いわゆるアフリカンな感じともちょっと違う)黒人系のヌビア人という人たちが多く見られるようになります。かつては下エジプトの古代エジプト人と対峙して戦ったこともあり、またある時代にはエジプトの傭兵として諸外国と戦ったこともあるらしいです。いまもヌビア人同士の間では独自の口頭言語(文字がない)ヌビア語を一部用いていて、ガイドさんはアスワン出身のアラブ系だったのですが、ヌビア人の友人がいて、でもヌビア語は全く理解できないそうです。

ボートでイシス神殿へ
▲ボートでフィラエ島、イシス神殿に向かう。(アスワン)

さて、壮大なナセル湖を堪能した後は、イシス神殿を見学すべく、バスはアスワン郊外にあるボート乗り場へと向かいます。なぜボートか。そう、イシス神殿はフィラエ島というナイル川に浮かぶ島の上にあるのです(かつては傍の別の島にあったが上述の通りダム建設による水没を逃れるため現在の島(アギルキア島)に島名ごと移設)。20人以上乗れる結構大きなモーターボートに乗って、途中船員(?)たちのお土産プレゼンテーション(絵葉書セット5$、ナイル遺跡マップ5$だったかな)などを受けつつ、ナイル川を島に向かって渡ります。青い空に広がる水面、そこに近づいてくる神殿の築かれた小さな島・・・。なかなかロマンがあって、神秘的な風景。

イシス神殿
▲イシス神殿。外庭の列柱と第1塔門。(アスワン・フィラエ島)

イシス神殿
▲イシス神殿。第1塔門の壁画。左がイシス神、中央がホルス神。(アスワン・フィラエ島)

イシス神殿。オシリスが住んだ島で、その妻イシスがホルスを産んだのもこの場所とされる神聖な島(正確には今は隣の島ですけど)。炎天下の見学でしたが、見所が多く興味深かったです。第1塔門のいまなおくっきりと彫りが残る壁画は立体感があって、圧巻。神々の物語が描かれ、思わず引き込まれます。奥には後の時代に築かれたコプト教の教会や礼拝堂などもあります。木陰に座って、眺めていると周囲の川面と島々の風景、空気と相まって、ずっと見ていても飽きない感覚でした。

イシス神殿
▲イシス神殿。(アスワン・フィラエ島)

フィラエ島からナイル川東岸に戻ると、再びアスワン市街に向かい、途中、古代石切り場のあった場所に立ち寄ります。ここには、「切りかけのオベリスク」があります。石切り場に作られた木製の階段をえっちらほっちら上って行くと、斜めにオベリスクが1本横たわっています。先端手前の付近に縦横亀裂が入っています。これが原因で失敗とされ放置されたようです。そうした石切りの技術も凄いですが、しかし当時どうやってここから例えば先ほどのイシス神殿とかに持っていったのでしょうか。丸太に乗っけて延々と?・・・気が遠くなる話ですよね。改めてピラミッドや神殿建設の凄さを実感しました。

切りかけのオベリスク
▲切りかけのオベリスク。中央の斜めの石柱がそれ。(アスワン)

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