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2007.09.16

ヌビアお宅訪問とアベラ・エジプト寝台列車

午後。アスワンのホテルへ戻り、夕方の出発まで休憩なり自由行動ということで一旦解散。と、ここで、エジプト人ガイドさんから嬉しい提案。ホテル近くのヌビア人民家がお宅訪問を受け入れてくれるという。本来のツアー日程には全くなかったオプションで、時間に余裕があるときは交渉してOKが貰えればということで考えていたらしい。希望者のみの参加でしたが、エジプトで一般の家にお邪魔する機会もそうはないだろうということで、是非にと参加しました。

ヌビア人のお宅を見学
▲ヌビア人のお宅を見学させて頂く。(アスワン)

お邪魔したのは、エジプト人といってもアスワンならではの南部ヌビア系のアブさんという方のお宅。夫婦と両親、妹が一緒に住んでいるとか。家はレンガ造なのかな!?外観はコンクリっぽかったけど。内壁はキレイに漆喰のような感じに塗ってあります。派手ではないけど、しっかりした鉄製の玄関扉など、それなりの造り。玄関を抜けると建物の中ほどは通路ようになっていて屋根がありません。母屋と別棟がある感じ。玄関入ってすぐ脇の応接間にまずは通されました。

ヌビアお宅訪問
▲ヌビアお宅訪問。応接間の壁と天井。(アスワン)

応接間は、ワインレッドのソファや木製テーブルなどがあります。壁際の棚には置物が置いてあったり(主人のアブさんは観光地などで置物を売る仕事をしているらしい)、またテーブルの上にはお香のようなものもありました。キレイに掃除されていて、いかにも応接間といった雰囲気。壁にはアラビア文字のタペストリーや、お爺ちゃんの肖像画、そして尊敬するイスラムの宗教指導者だという肖像画がかかっています。家の入口や部屋にもところどこに金色のリボンや紙で作った何かのメッセージのような飾り物がしてあって、これは何ですか?と尋ねたところ、数日前に家族が結婚式を挙げたそうで、その飾りが残してあるということらしい。あやかりたい。

応接間に入ってしばらくして、奥さんがお茶を入れて出してくれました。カルカデです。やはり一般家庭でも飲まれているんですね。すっかりくつろいじゃうツアーメンバー。この日の気温も40度を超えていたと思いますが、天井にシーリングファンはありますが、10畳程度の部屋に10人以上押し入って(笑)、クーラーがなくてもそれほど暑くないから不思議。

結構ゆったりと座談した後、寝室やキッチンなど何部屋か見学させて頂く。格子と木製の扉だけでガラスのない窓があったり、壁や床も煤けていたり、決して豊かではないけれど、それなりに小奇麗にはしてあって、電気ガス水道はもちろん、洗濯機なんかもあったし、やはりエジプトはアフリカの国の中ではまだマシなほうなのかなという感想は持ちました。キッチンでお母さんと僕らのお茶の後片付けをしていた娘さんに、お茶と見学のお礼の意味で「Thank you」と言うと、しきりに照れていたのが純朴で可愛かったです。

去り際、アブさんとお母さんとスリーショットで写真を撮らせて貰いました。普段人見知りの僕が、肩組んで(笑)。よい記念になります。

ナイルの夕焼け
▲ナイルの夕焼け。アスワンの道路から。(アスワン)

アベラ・エジプト寝台列車、1等寝台
▲アベラ・エジプト寝台列車、1等寝台。左の球形部分は洗面台。

夕刻、アスワン駅へ。復路は鉄道の旅です。アベラ・エジプト社が運営しているアベラ・スリーピングトレインという寝台列車カイロ行きの1等客室。日本では(現地や他国ではそうでもないらしいのですが)ナイル・エクスプレスなんて愛称で親しまれています。寝台客室は2人1部屋で、各部屋には洋服掛けや鏡、小さな洗面台まであります。あまり水の出が良くないと聞いて、手洗い用のミネラルウォータなんかも事前に買って乗り込んだのですが、意外と大丈夫でした(もちろん飲めはしないですけど)。大きい荷物は、部屋天井の廊下側隙間部分のスペースに置くか、荷物室に預けます。クーラーも効いているし、なかなかの設備です。トイレは共用で各車両に2基ずつ設置。洋式便座、洗面台もあって、結構広めのスペース、場所にも寄りますが、僕が利用したところは清潔さもまずまずでした。ただ、トイレの水の出はいまひとつですし、線路に捨て落とすタイプです。

18時過ぎ出発。出発してすぐに車掌が夕食の飲み物を聞きにまわって来ます。夕食の飲み物は有料、但し夕食、朝食(ワンドリンク付)は列車の代金に込みです。夕・朝食は運んできてくれるので、各部屋で個別に食べます。部屋食は飛行機と同じようなグリルボックス。見栄えはいまいちなものの、牛肉の煮付けやフライなど、味は一般的には少々塩辛いかもしれませんが、ジャンクフード好きの僕としては結構いけました。軽食やお酒を出してくれて、バーカウンターもあるクラブカーという車両もあります。

アベラ・エジプト寝台列車の夕食
▲車内で出される夕食。ボリュームは充分。(アベラ・エジプト寝台列車)

少し他のツアーメンバーと話した後は、まだ僕も体調が絶好調ではなかったので、今後のために早めに就寝することに。通常21:00過ぎに車掌が来てシート席を寝台にベッドメイキングしてくれるのですが、夕食食べてそのままコックリコックリしていた僕に気付いてか、夕食下げる時に早めにやってくれました。窓の外はときたま田舎の駅に止まりますが、至って真っ暗。時々道路や田舎町の外灯が見える程度。

列車は正直結構揺れます。最初は寝れるかなぁとかちょっと心配したのですが、部屋やベッドは至って快適だったので、逆にその揺れがいい揺り篭効果となって、思いのほかグッスリ眠れました。おやすみなさい~。

翌朝は6時前、車掌のモーニング・ノックで起こされました。ベッドをシート席に戻し、ほどなくして朝食が配られます。僕らは終点カイロの一つ手前のギザ駅で降りることになっていて、もう1時間もしない後に到着するとのこと。この列車、予定より遅れることも多々あるそうなのですが、この日は早過ぎるくらい順調だった様子。そういえば、今回の旅行で飛行機が遅れたりスケジュールが間に合わなくて中止になるということだけはなかったです。何でも神の思し召し次第、「マーレーシュ」(気にするな)が口グセのエジプトにあって、これはラッキーだったかも。

ギザ駅にて。寝台列車
▲ギザ駅ホームから。右が乗ってきた寝台列車。(ギザ)

ギザ駅
▲ギザ駅。小さくも、なかなか洒落た駅舎じゃない?(ギザ)

ギザ
▲ギザ駅周辺から。ストリートの向こうにピラミッドが見えます。(ギザ)

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