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2007.01.21

「硫黄島からの手紙」

やっと観てきました、映画「硫黄島からの手紙」。本当はもっと早く観たかったのですが、年初ちょっと忙しく今になってしまいました。もう客も少ないかなと予想して行ったのですが、ところがどっこいまだまだ結構盛況でした。

硫黄島2部作の前作「父親たちの星条旗」も良かったですが、評判通り本作はそれ以上でした。クリント・イーストウッド監督により、ハリウッドでここまで日本側を丁寧に取材し真摯に映画化したことに、まず脱帽。ネットなどでは「日本人が撮らなくてはいけないような内容の映画だ」という意見が多く見受けられ、その通りだと思うのですが、その一方で、私たち日本人と同じ気持ちを感じて、同じ想いを持つ映画を、当該の戦争では敵国であったアメリカ人であるイーストウッドが撮ったことにとても意味があるようにも思います。

「アメリカの気持ち」「日本の気持ち」「同じ気持ち」というコピーが公式サイトなどにあります。国とは何か、戦争とは何かを問い掛ける、根底に流れるテーマは硫黄島2部作共通に流れるものです。

日本兵とは言え、決してロボットではなかった。家族や本土を思い勇敢に戦い、過酷な戦場に恐怖し疲弊する。同じような描写は「男たちの大和 YAMATO」にもありましたが、その「大和」ではあえて回避されていた天皇陛下万歳や靖国神社というキーワードもこの「硫黄島」ではきちっと使われています。玉砕や自害といった精神等も含めて、これをアメリカ人監督がある程度理解して描いているのだから恐れ入ります。その一方で「パール・ハーバー」のような映画もあるのだから、やはりハリウッド侮るべからずです。余談ですが、近々お隣中国では南京虐殺を描いた映画が公開されるそうです。未だ卑屈で偏ったステレオタイプな戦争観でしか過去の敵国、隣国・日本を語れない中国や韓国・・・なんだか哀しいかも。

ところどころ特に映画序盤は、セリフの微妙な日本語や俳優の仕草に若干不自然さを感じる部分は確かにありました。当時の日本人はそんな物言いや行動はしなかっただろうというような部分も幾つかあります。しかしこれまでのハリウッドで描かれてきた日本や日本人の描写と比べれば、かなり丁寧に作られていますし許容範囲ではないでしょうか。二宮和也演じる西郷のような、かなり現代的な価値観の思考や発言をする一等兵がそのまま居得たのかとか、いろいろ考えるとあれですが、観客が感情移入できるような彼の存在や栗林中将を通して、硫黄島を少しでも身近に感じ考えることが出来るのであれば、映画として成功なのではなかろうかと。映画序盤は、栗林のセリフや西郷の言動に、僕も先述のような違和感を若干感じ、あれっ?と思う瞬間もあったのですが、徐々に物語りに引き込まれました。

どっかの映画で「良く見ろ、日本人。これが戦争だ。」というセリフがありましたが、その映画ではいま一つ描けていなかったところを深く考えさせてくれる数少ない映画かも。

http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

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