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2006.06.10

PlayStation3とWii ~魅力的な相対するベクトル

5月中旬のE3を機に、SCEプレイステーション3(PS3)、任天堂Wiiという次世代ゲーム機の詳細をそれぞれ発表。次世代機と一言で括るには、かなり異なるベクトルを持った2機種で、大変興味深く思いました。

ブルーレイディスク(BD)という次世代DVD規格を採用し、マルチタスクやグリッドの思想を持った新たなアーキテクチャを持つ高性能CPU・Cell(カスタム)がその中央演算処理を司る。HDを最大限に引き出すHDMI、無線コネクト・通信を実現するBluetoothやWi-Fiも・・・と、まさにハイテクノロジーのてんこ盛り。単なるゲームマシンと言うよりは、マルチメディアセンターと呼んでもよいでしょう。

一方、Wiiは任天堂が据え置き型ゲームのパラダイムシフトと豪語するインターフェイスが何よりの注目点。NINTENDO DSで携帯ゲーム機に液晶2画面&スタイラスペンという入出力アイデアを採用し大成功を収めた任天堂は、その発想を据え置き型ゲーム機にも取り入れ、ファミコンからプレイステーション2やXbox360に至るまで当たり前のようになっていたコントローラに変革を求めました。赤外線による画面ポインタや振りを感知するセンサ、小型スピーカなどを内蔵した片手に収まるリモコン型のコントローラ、さらにヌンチャクのように連結する補助ボタンなどが並んだコントローラをもう一方の手に持ち遊ぶという、何とも前代未聞の新しいプレイスタイル。演算や描画能力はPS3に劣るものの、HDDやWi-Fiは搭載しネットワーク等はしっかりと抑えている。ファミコンからNINTENDO64までの旧作ソフトをダウンロードで遊べるというバーチャルコンソールや、スリープ状態でアップデートやダウンロードを行なえるWiiConnect24という魅力的なサービスも発表されています。

PS3が見せる、空気感や人間キャラの温もりまでも伝わってきそうなほどのグラフィック。その時代その時代の最先端の技術が投入され、それを体験できるというのもゲーム機の醍醐味の一つだと思います。予想される価格は7万円以上(定価はオープンプライス)、HDMIを除いたりHDDの容量を減らすなどスペックダウンしたモデルでも税込6万2,790円とこれまでのゲーム機と比べると高価な印象。ただBD一つとってもみても、現在のBD専用機と比べて6割程度の価格。そう考えるとお得とも感じる。ゲーム機としてだけでなく、マルチメディアなエンタテインメントマシンとしてどれだけの価値を見出せるかによって、人により捉え方が変わってきそうですね。

Wiiはコントローラという体感できる新しさは魅力的。ハリウッドのSFX超大作映画に頭打ちが見られる映画界同様、確かにゲーム界でも高精細グラフィックや大作偏重の進化に懸念を唱える人も少なくない。多数のボタンを操る操作の複雑化が一般のゲーム離れを招いているとの指摘もあります。こうした声に対する任天堂の一つの答え、提示がこのWiiなのでしょう。ただ、欧米では大ヒットし日本では不発だったPS2のEyeToyを引き合いに出すまでもなく、動き回るには少々リビングが手狭であったり、人目を気にする羞恥心が強い日本において、これまでのコントローラに比べ大きなアクションを要するプレイスタイルが果たしてどれだけ受け入れられるのか未知数ではあります。スタイラスペンを用いた頭脳トレーニング系で、割合と高い年齢層、大人の人気も引き込むことに成功したNINTENDO DSですが、Wiiはむしろ活発な盛りの子供たちをターゲットにするのでしょうか。Wiiの長時間プレイは、大人には少々堪えそう!?

2006年後半幕を開ける次世代ゲーム機競争の行く末は、これまでになく予測が難しいかもしれません。当初はPS、PS2と築いた牙城を崩すのは難しく、PS3の独走かと思われた時期もありましたが、春から秋への発売延期があり、今回こうした強気の価格設定をしてきたことにより、序盤どれだけのスタートダッシュを切れるのかは分からなくなりました。Wiiは大変面白い試みですし、まだ発表されていない価格も20,000円前後になるだろうと予想されていて、購買意欲はそそられます。但し先述の通りそのプレイスタイルの斬新さゆえにどれだけ一般層に受け入れられるかは未知数ですし、また据え置き型では64、GAMECUBE、2世代において、2番手、3番手と後塵を拝しているジンクスを打破できるのかも気になります。

DS全盛のご時世、据え置き型ゲーム離れがこのまま進み、両者共倒れという結末だけは避けたいところ。PS3、Wii、それぞれが違った方向性で新たな遊びの創造、楽しさを提示して、共存共栄っていうのが一番理想だとは思いますがどうなるか。個人的には、今年末から来年にかけては安価でラインナップも揃いそうなWiiが好調に推移し、その後からPS3が再来年とかソフトも充実してきて値下げを始める頃から急ピッチで追い上げていくような展開になるような・・・。いずれにしろ、PS、PS2のような完全一人勝ちってのはないような気がしますが、復活をかける意気込みも並々ならぬソニーのお手並み拝見といったところでしょうか。

あ、Xbox360・・・(いや欧米では脅威ですけどね)。

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