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2006.05.01

京劇と北京の夜

夕食は、装飾も華やかな個室で宮廷料理風。揚げた白身の魚にチリソースをかけた料理や饅頭生地に肉そぼろ炒めを挟んで食べる料理等々。羊肉料理や炒飯もあり、意外とお粥とかも結構おいしかったです。これまでの食事と異なり、民族衣装に身を包んだ女のコが料理を取り分けてくれたり、お酌をしてくれたりして、ちょっとイイ気分。饅頭のような料理の食べ方を教えてくれたので、「ハオチー(好吃)」と言うと、ちょっと照れた仕草を見せたりして可愛かったです(笑)。料理店出るときも、「謝々」と言うと、中国語で挨拶した後さらに「bye bye」と笑顔で見送ってくれました。さすが宮廷風(笑)、接客が快適だった気がします。

北京のレストランにて
▲レストランにて (北京)

ディナーの後は、前門飯店・梨園の北京オペラで京劇鑑賞。あまり個人的には乗り気でなかったのですが、友達が見たいというので行くことに。京劇はおよそ200年前清朝の時代半ばに庶民の娯楽として生まれ、後に西太后が愛したことにより宮廷にも広まったそうです。

京劇、メイク風景
▲京劇、演者のメイク風景を公開 (北京)

開演前にはロビーで、出演者のメイク作業を公開。おじさんたちが一生懸命顔に顔料を塗ったり筆で描いてました。お土産コーナーのようなブースを抜けて、客席へ。前後が通常の座席で、中程はお茶をしながら鑑賞できるテーブル席。僕らは後部の通常席に座りました。台詞訳や解説が流れる無線ヘッドホンも借りました。京劇は日本で言えば歌舞伎のようなもので、台詞は中国人でも理解できない人が多いとか。ステージ脇には電光板で中国語と英語の字幕が出ますが、日本語はありません。ヘッドフォンは別料金、ノイズが度々入り説明内容と舞台の状況がズレることも多々ありましたが、やはりこれはあったほうが断然理解が深まると思います。

京劇
▲京劇。前門飯店・梨園の北京オペラ (北京)

演目は、2つありました。最初はスパイ容疑がかけられた男と宿の主人に扮した刺客(?)の2人の話。それぞれが疑心暗鬼なやり取り、コミカルな動きも散りばめた演技が面白い。見せ場は男が眠っていた深夜の部屋に刺客が忍び込んでの暗闇の決闘。舞台のオブジェはテーブルと椅子しかない(途中からはテーブルのみ)のですが、それをベッドに見立てたり、決闘の際にも巧みに使って演出します。2つめは、かの孫悟空を主人公とした話。孫悟空を倒そうと表れた妖怪軍団と悟空の戦いが描かれます。如意棒を使った孫悟空の軽快でコミカルな殺陣、多様でユーモア溢れる妖怪たちのキャラクターが興味深かったです。

京劇、孫悟空と妖怪たち
▲京劇。西遊記がテーマ (北京)

殺陣やアクロバットはさすが中国と言う感じ。コミカルな仕草や表情も言葉なしで伝わるので楽しいです。京胡(ジンフー)という弦楽器や笛などで効果音や音楽を演出。何と言ってもドンシャンドンシャンと鳴り続く打楽器が印象的ですね。

京劇には、武侠や歴史をテーマにした重い雰囲気のもの、恋愛ものなど多種多彩、新旧含めて数百もの演目があるそうです。今回はちょっと分かり易い軽い感じの演目2つだったので、また機会があれば違った傾向の演目も見てみたいです。

21時30分くらいにホテルに到着。今夜は新北緯飯店(Rainbow Hotel)に宿泊。大きなホテルで部屋も広かったですが、コンセントやポット、シャワーまで壊れていて、ちょっと残念(汗)。

一休みしてホテル周辺を散歩。途中、招待所と書かれた看板で何やらガラスからピンクの照明が漏れている店(?)が。近づいて窓を覗き込むと女性が並んでソファに足を組んで座ってました・・・。"招待所"というのは本来中国語で安宿を意味する言葉だそうですが、転じてラブホテルや風俗店でもそういう看板を出しているところがあるみたいです。もちろん友達と一緒でしたので、入りはしませんでしたよ(苦笑)。日本人は必ずと言っていいほどボラれるらしいですし、要注意です。

結構歩いたのですが、上海と比べるとまだまだ発展途上で、まだまだ古いお店や街並みが残ってます。明かりのついた石作りで崩れかけた古い民家、その向かいでやはり取り壊される民家、そして建築中のビル・・・。印象的だったのは、公園があったのですが、そこに日本の深夜通販番組で売っているエクササイズ器具のような遊具が置いてあったこと。ウォーキングマシンやベンチプレスのような遊具があるんです。そういえば以前テレビで北京市が市民の健康のために設置しているなんて話題を見たことをふと思い出しました。途中マクドナルドなどもありましたが、お腹はいっぱいだったので、食料雑貨店みたいな個人商店でジュースやビールを買ってホテルに戻りました。

麦当旁
▲麦当旁ことマクドナルド (北京)

寝る前にテレビを観ていると、北京のテレビCMは1つ1つが短い!5秒ずつくらいでめまぐるしく変わっていくんです。少ない料金でスポンサーを集めて、大量に放送するって感じですかね。早送りみたいなCMも多くておかしかったです。あと建築ラッシュを反映してか、「これからはレンガや石ではなく、コンクリートの時代だ!」みたいな(笑)建設会社のCMなんかもあって、印象的でした。なにやらメーデー記念の特大音楽番組のような番組をやっていて、北朝鮮を彷彿とさせるような大げさな表情で歌う歌手や、同じ制服で統率されたように拍手する観客の映像に中国を感じました。現代風の女性ダンスグループとか男性ポップス歌手のような人も出ていましたが、どこかやはり古臭かったです。テレビの演出や出演者も上海のほうが、進んでいて、日本に似ていたような気がします。テレビの放送内容なんかも、上海と北京ではだいぶ異なるのかなぁ。政府が意図的にそうしてるのかもしれませんし。

故宮や万里の長城で結構歩きましたし、今日は一日とは思えないほど充実した一日でした。

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