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2006.05.28

やせっぽちジーコ、テレビはサラ金、保険のCMだらけ、太蔵に大失望

こんにちは、Rain(ピ)の"(ピ)"がなんか腹立つたいむです。

ピはともかく・・・突然ですが、"ジーコ"(ズィッコ)ってポルトガル語で"やせっぽち"とかそういう意味らしいですね。ジーコ監督の本名は、アルトゥール・アントゥネス・コインブラだとか。しかし、となると、ジーコJAPANって"やせっぽち日本"ってな意味になるわけで、ブラジル人とかポルトガル語が分かる人にはなんだかとても弱そうに聞こえるのではないかと・・・(汗)。

先日NHKで、W杯審判に選出された日本人・上川徹氏のドキュメント特集をやっていたのを見て、感動してしまいました。1試合で約12kmとか選手以上の距離を走り回る過酷な仕事で、FIFAの審判は45歳定年なのだとか。各国の選手やサポーターはもちろんですが、その他審判やサッカー関係者も含めて本当にたくさんの人たちの夢が集結する世界的祭典なんだなと改めて思いました。

スイスの合宿を世界中継し、一般見学客にも有料で公開していたブラジルの強かさにも脱帽(笑)。日本代表もボン入りし、30日は強化試合ドイツ戦。いよいよ本番モードになってきた感じです。あ~、楽しみ。

http://fifaworldcup.yahoo.com/06/jp/

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アイフルに続けて、今度は保険会社である損保ジャパンが営業停止の厳しい行政処分。最近テレビつけると消費者金融ことサラ金と生命保険会社のCMばかりでウンザリですよね・・・。その異常なほどの広告宣伝、営業はまさしく、今回の処分につながったような強引な商法、経営との表れのような気がします。サラ金は、借りておいて脅迫されるまで返さない人も返さない人だけど、老人や知的障害者のような人に無謀な貸付をしたりってのは悪質だとは思います。

でもアイフル以外も似たり寄ったりなこと実際にはしているわけでしょ?アイフルだけ新参潰しでスケープゴートみたいになってもなんだなぁという気はします。ちょっと以前には武富士なんかも問題になったように業界全体の問題だと思うので、行政には取締りにしても法的整備にしてもその辺もっとしっかりやってほしいものです。保険も外資系に押されて大変なのは分かりますが、だからこそ未払いなんて姑息なことをせず、頑張って欲しいものです。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

杉村太蔵、ムカつく~!

僕はあの人、当選して、料亭行けると喜んでるとか、その辺までは別にいいんじゃないのってくらいに思ってたんですよ。というか、むしろ庶民的な視点で素直に語っているだけなんだったら、それはそれでいいんじゃないかと。しかし、結局なんだかただ軽くて自己中心的な人でしかなかった・・・。残念というか憤怒さえ感じます。

高級外車を購入したことをマスコミに批判されたらこっそりウソつこうとしたり、いい加減なことばかりブログに書いて挙句の果てには人様の文章を意図的に盗用。まさに国民が彼に期待していたであろう誠実さなど皆無、国会議員としての資質など皆無の人間でしたね・・・。いや、一見爽やかな若者でしたが、実はそういう人間だからこそ国会議員になれたのかもしれませんね。

ま、言っても比例のお零れで当選しただけですから、次の選挙の機会には落選するでしょうし(立候補さえ出来ない!?)、そうなることを願ってやみません。

エビちゃんより、榮倉奈々でしょ!なたいむでした。
それではまた。

2006.05.24

「アンジェラ」

映画「アンジェラ」観てきました。リュック・ベッソン監督最新作です。ベッソン作品には大好きな映画が多いので、約6年ぶりという今回の監督作はとても楽しみにしていました。近年はプロデュースや脚本にすっかりその活動の重点を移してしまっているベッソンですが、正直「TAXi」シリーズとかはあんまり好きではなくて、やっぱ"監督"作を早く観たい!とずっと思ってました。ただ、結構以前から本人自身監督業は引退を匂わせていて、あとは現在製作中のアニメ作品で最後とも言われています。つまり実写映画としてはこの「アンジェラ」が最後の監督作品になるかもしれないのです。まだ若いので、いつか気が変わることを切に願いますが、とりあえずこれは観に行くしかないでしょ、ってもんです。

モノクロームで描かれるパリを舞台にしたファンタジー。コメディタッチのシーンというか、ベッソンらしいユーモアを散りばめつつ、ラストは幻想的でちょっと切ない、そんな映画。ちょっと間抜けで短絡的で事業の失敗や借金ばかりしている男・アンドレは、ついに追い込まれアレクサンドル三世橋からセーヌ河に身投げをしようとする。しかし、そこに突如として現れるのが、謎の長身の美女アンジェラ。娼婦を思わせるファッションに身を包んだ彼女はアンドレのためなら何でもすると彼に付き纏う。この突飛な出来事に最初は不信に思うアンドレだが、彼女と行動し不思議な体験をするうちに惹かれ、また自分の人生について考え直し始めていく・・・といったあらすじ。

突如として現れる不思議な女性・アンジェラは、「フィフス・エレメント」のリールーを彷彿とさせるし、クラブや喧嘩のシーンのユーモアなど、そこかしこにベッソンらしさが見られます。どこか無機質で幻想的なパリの風景と艶かしいアンジェラの姿の対比も美しい。全体的な雰囲気はとても良いです。中盤以降アンジェラの秘密がちょっとずつ明かされ、ラストは思いがけない展開になります。

ストーリーというか、全体的なプロットは、男なら誰しもが憧れるようなファンタジーで、悪くないと思います。ただ、過去のベッソン作品と比べるとどこか感情移入も感動もいまひとつでした。それはたぶん、1時間30分という短い時間の中で、中盤からラストに向けてのアンジェラの心境の微妙な変化や、彼女が抱える弱さが描ききれていないというのが大きいのではないでしょうか。例えば終盤、アンドレが借金相手に思いの丈を正直に吐露し、アンドレが自分を見つけるシーン、それを見つめるアンジェラが部屋の隅で涙しますが、あそこはアンジェラの微妙な心境を描く重要なシーン。演技とかもっとクローズアップされるべきで、そこまでの流れももっと作ってあげるべきだと思いました。

まるで漫才やコントのように畳み掛けるふたりの台詞も、コメディとしてはそれでいいのかもしれませんが、中盤以降はちょっと疲れてくるというか、もっと心の機微とか情景とかそういった描写の方に、限られた時間、シフトしてもよかったんじゃないかなって気がします。"天使"っぽさも、ラストのSFXだけではなくて「グラン・ブルー」を撮ったベッソンなら、抽象的な表現ももっと含めて幻想的に描けたんじゃないのかって残念に感じるのは期待し過ぎでしょうか・・・。

う~ん、「ジャンヌ・ダルク」の反動なのか、純真・純愛を描くために意図的にシンプルにしようとしたのか、全体的に時間も短いしショートストーリー的に映画が終わってしまう印象。ベッソンが温めていたシナリオというだけに、もっと演出次第では大化けしそうな気もするのですが、なんだか小さくまとまってしまった感じです。評論家などからの評価も悪く、フランス本国そしてこの日本での興行成績もあまり思わしくないようで、ま、ファンとしては酷評するほど悪いとは認めたくありませんが、確かにこれが最後の実写作品になるとすればちょっと・・・というかかなり残念です。物足りない。ベッソンの才能が枯れたとは思いたくないですし、出来ればまた10年後でもいいので映画撮ってリベンジ願いたいところです。

久々のベッソン監督作という期待でちょっと辛口に書いてしまいましたが、さらっと見ればそれなりに楽しめる小粋な映画にはなっていると思います。ベッソンが嫌いでないなら、損ではないかと。

ところで、ベッソンが製作中のアニメって、どんな作品になるんですかね・・・!?

http://www.angel-a.jp/

2006.05.21

「ダ・ヴィンチ・コード」

いま話題の映画と言えばこれでしょう。「ダ・ヴィンチ・コード」、早速観てきました。カンヌ開幕上映等での酷評も承知していましたが、やはりこれだけの話題作ですからとりあえずは観ておこうってな感じで。原作本も2年前くらいから話題になっているのは知っていましたが、僕自身読んだのはごく最近、今年初めくらいです。宗教や歴史を題材にしたミステリーは好きですし、数々のアナグラムや記号(象形)、暗号が登場し、ダ・ヴィンチ作品やキリスト教に大胆な解釈を与えるストーリーは純粋に楽しめたので、あのウンチク(真偽入り混じりですけど)満載の小説がどのように2時間半の映画となるのか興味深かったです。

見終わった感想としましては、カンヌの映画評論家たちのように冷笑とまではいきませんが、正直、原作を読んだファン向けかなぁという気はしました。まず原作を読んでない方が観ても、なんだか分からないのではないかと。キリスト教に興味や知識がない人なら尚更でしょう。原作でそのページの大半を占める暗号の解読やまつわる歴史的宗教的エピソードの数々が、活字ならその合間に登場人物たちの心理描写などもあって読者のペースで読んで理解していくところが、映像作品になったことで、ハイ次ハイ次という感じで怒涛の如くシーンが流れていってしまいます。映画ではラングドンもなんだか象形学者というよりは超能力者のように暗号を解いてしまい、謎を解き明かしていく緊張感とかカタルシスのようなものが欠落してしまったように感じました。

初っ端のつかみどころとも言えるソニエールのダイイングメッセージや「最後の晩餐」の解釈などもあまりにも説明的にあっさりと流れていってしまって、事前情報皆無な人はまず置いていかれてしまうような気がします。肝心なソフィーとソニエール館長との過去や、アリンガローサ司教とシラスの師弟愛も描けていません。ソフィーがソニエールに強い嫌悪感を持っていたこと、その主要因である儀式についても、もっと原作通り描くべきではなかったかなと。原作でのリーのエロ爺ぶりも映画ではすっかり薄らいでますし(笑)、儀式の件を適当に流したのも、表現に気を使い過ぎてしまったのでしょうかね・・・。

とにかく原作のアイデアとシーンを詰め込もうとするばかりに単なる羅列になってしまって、登場人物の心情であるとか緊張感であるとか、ミステリーのワクワクドキドキ感が物足りない印象。本物で撮影されたというルーブル美術館に始まり、スコットランドのロズリン礼拝堂に至る宗教史跡の旅も、いまどこに居るシーンなのかも分からなくなるくらい、臨場感も距離感も伝わってきません。まったくもってもったいない。やはり省き方、アレンジに難あり、これでもクリプテックスは1重のみでしたし、終盤の展開も若干原作と異なる箇所は見受けられましたが、2時間30分の映画にするには無理があったのかなぁ・・・という感が否めません。いっそ原作と同じく2部(2作)構成にでもして、もう少しゆったり描いたほうが味のある作品になったような気がします。残念!

イエスに妻と子孫がいて、その秘密こそが聖杯であり、血脈は現代もなお続いている・・・という仮説は、興味深いもの。映画や原作ではラングドンやリーがあたかも真実かのように語っている話の中には、証拠や根拠の信頼性が低い論説や突飛な解釈も含まれています。シオン修道会の実態などは、秘密文書も含めて、実際には信憑性のある資料や証拠もほとんどないようですし。オプス・デイなんて、原作でこそ そのいきさつなどがより深く描かれているものでよいですが、映画だけ観たらただの狂信的な悪者集団のようになってしまってますし(苦笑)、実在する宗教団体や歴史を舞台にしているシナリオなので、現実とフィクションの境が曖昧な点もあり、関係者や団体、各方面から反発が起きるのも当然でしょう。

しかし、イエスを"神"とするキリスト教が確立したのは、イエスが死んでから(転生して神となってから)1世紀後とも、3世紀後とも言われています。もともとはユダヤ教の改革一派的な存在であったはず。イエスをキリスト(救世主)、神とする新約聖書は、イエス自身が書き残したものではなく、弟子の福音書をもとに後の人間によって編纂されたものに過ぎない。・・・とすれば、イエスは一預言者で宗教改革の先導者であったとも考えられます。人として生き、妻を持ち、子を持ったとしても少しも不思議なことではないはず。

現実にはイエス自身も実在しなかったという説を唱える研究家さえいるそうです。要は、2000年以上も前の"真実"を僕ら一般の人間は誰も知るものなどいないのです。宗教史に限らず、歴史というのは往々にして、後の権力者などによって都合よく書き換えられたり、抹消されることもあったでしょう。原作本がヒットして、映画化が決定して、いよいよ映画公開という現在になって、カトリック教会が抗議したり、上映禁止だのって話が出てくるのは、おかしな気がしますよね。カンヌの前で座り込みしたって、話題が増して、映画の宣伝に貢献しちゃうだけだと思うんですけどね・・・。こうなってくると、ソニーと柔らかい物腰で物申している程度のオプス・デイのリリースがとても大人に見えてきます(笑)。

映画の出来はともかく、キリスト教にあまり縁のない僕たち日本人のような人間までがこうした宗教や歴史に興味を持つってことは、悪いことではないんじゃないでしょうか。ま、敬虔な信者や純粋な信仰を興味本位で傷つけてしまってはいけないというのはありますけど・・・。信仰は信仰として、歴史は歴史として真実を知ろうとすること、研究していくことは大事なことだと思います。

それに、バチカンにしてもオプス・デイにしたって、だからって原作者のダン・ブラウン氏に処刑命令をくだしたり、ソニーを爆破しないだけ賢明というか、ま、当たり前のことなんですけど・・・。どこかの宗教なんて肖像画書いただけで大騒ぎ、預言者を批判しただけで殺されたりですからね(汗)。

http://www.sonypictures.jp/movies/thedavincicode/

ダ・ヴィンチ・コード

2006.05.14

埼スタでキリンカップ2006観戦

土曜日、埼玉スタジアム2002へサッカー日本代表戦、観に行ってきました。キリンカップ2006・対スコットランドの試合。2日後にはW杯本選日本代表のメンバーが発表。ジーコJAPANとしては国内ラストマッチ。日本代表を実際に観るのは初めて。期待に胸が高鳴ります。

雨の埼スタ
▲雨の埼スタ。いよいよスタジアム内に入っていきます (埼玉スタジアム2002)

天気がよければスタジアムまで自転車で行こうかと思っていたのですが、あいにくの雨なので断念。バスを乗り継いで向かったのですが、市内なのに1時間以上かかってしまいました・・・。いったいどこに建ててるんだ埼スタ(汗)。浦和美園駅の近くも相変わらず何もないのですが、唯一AEONが出来ていたのにはビックリ。

17時過ぎ、スタジアム内へ。座席はピッチ西側のサイドA3ゲートから入ってずっと上のほう、メインアッパー。です。2次販売で入手したチケットなので、ピッチから遠いし決して良い席ではないと思うのですが、想像していたよりずっと見易くて満足。階段は急でだいぶ上るので、トイレや売店に行くときは一汗といった感じでしたが。キリン氷結と"勝つ"サンド、寒かったのでチゲスープを売店で買って観戦。

サッカー日本代表壮行会
▲サッカー日本代表壮行会の模様。気球にはテリー伊藤が乗ってます (埼玉スタジアム2002)

18時前から壮行会。山本寛斎プロデュースによる気球やバルーン、和太鼓を使ったパフォーマンス。南海キャンディーズのしずちゃんや照英がバルーンで結構高く飛んでました(笑)。山本寛斎は相変わらずハイテンションでした。キャラがアニマル浜口と被って見えるのは僕だけでしょうか・・・。

18時30分頃からスコットランドのウォーミングアップが始まり、その後日本も大きな歓声のなか登場。メンバー紹介があって、いよいよ19時過ぎ国歌斉唱。君が代を歌うはヒロミ・ゴーこと郷ひろみ。なぜか会場大喜びでした(笑)。

19時20分、キックオフ。序盤はスコットランドが責めてきて危ない場面もありましたが、中盤以降はスコットランドが若干守備気味になったこともあって、日本が攻勢をかけていたと思います。ボールの支配率も日本が高かったと思いますし。小笠原や小野を基点としたパスや三都主のFKから本当に惜しい場面もありましたが、ここぞというときに決まらず。巻や佐藤らFWの気合が伝わってきたり、4バックで通した今回、守備面は悪くなかったしパスワークも前回のブルガリア戦より良かったと思うのですが、15本のシュートもノーゴール。攻撃面に変わらぬ課題を残したままドイツに向かうこととなりました。やはりあれだけチャンスがあるにもかかわらずフィニッシュを決められないのは痛いですね・・・。決定的なチャンスを逃すたび、客席からため息が漏れていました。初めての日本代表戦観戦で1つもゴールが見られなかったのは残念!

キリンカップ2006in埼玉スタジアム2002
▲キリンカップ2006・日本代表vsスコットランド代表 (埼玉スタジアム2002)

0対0のスコアレスドロー。これでキリンカップ2006は最下位3位。日本のために組まれえたような大会で勝ち点1に終わったのは寂しい限り。しかし、泣いても笑っても1ヶ月しないうちにはドイツW杯本選、オーストラリア戦。もう今更ジーコ監督の手腕や戦術云々を言っても始まらないと思うので、せめてこれを良い薬にしてW杯では奇跡を起こして・・・もとい最大限の実力を発揮して欲しいものです。

SAMURAI BLUE 2006のフラッグとブルーバンドが入場者プレゼントで貰えました。さらにグッズ売店で、小野18番のタオルマフラー(1,890円)とキリンカップのプログラム(1,500円)を記念に購入。来月はこのタオルを首に巻いて、テレビでW杯を応援します!

15日の代表メンバー発表は果たしてどのようなメンツになるのでしょう。小野は確定!?この日出場した坪井や長谷部は厳しいのかな!?サプライズはあるのか!?カズは!?(笑)

2006.05.03

中国旅行記index

■中国へと旅立ち、上海に到着
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/04/post_3dca.html
■庭園と水路の都、蘇州
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/04/post_1645.html
■上海の雑技と夜景
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/04/post_9116.html
■豫園と外灘。中国茶芸と少数民族舞踊
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/04/post_37fe.html
■上海~北京、寝台列車の旅
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/05/post_1b0c.html
■天安門広場と故宮
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/05/post_0bb5.html
■万里の長城 (八達嶺)
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/05/__8d1a.html
■京劇と北京の夜
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/05/post_e0a7.html
■再見、中国
http://rurutia.cocolog-nifty.com/chronosphere/2006/05/post_f5b2.html

2006.05.02

再見、中国

ホテルの窓から
▲屋根も崩れかけた古い民家群と新しいマンション、ビル (北京)

スローガン看板
▲何やらスローガンの書かれた看板が。「社会主義」の文字 (北京)

北京の街は2008年の北京オリンピックに向けて、再開発の真っ只中。スローガンの看板や環境美化、マナー向上などの様々なキャンペーンも積極的に展開されています。八達嶺にも大きな看板が掲げられていたオリンピックのスローガン、"One World One Dream"(同一介世界 同一介夢想)。その精神が中国政府の外交や日本への姿勢にも表れれば良いのですが・・・。中国国内のそこかしこに見られる政治的スローガンの垂れ幕や看板を見ていると、ちょっと不安にならなくもないです。書かれたまさか同一というのは中国を中心とした・・・とか、共産党の社会主義と同一に!なんてオチじゃないことを信じたいところです。

中国のお金
▲人民元・角の紙幣と通貨。全部毛沢東・・・

中国で買った飲料、食料
▲商店で買った飲み物とお菓子。プリッツは"百力滋"

ホテルのレストランで朝食を取り、空港へ向かいます。ついに、中国とさよならです。短い旅でしたが、上海、北京の要所を楽しみ、充実した日々でした。もちろん、もっと居たい、もっと観たい!という感じ。中国はおろか、上海、北京の街をわずか数日間で見尽くすことが出来るわけがありません。またいつの日か、今度はそれぞれの街をじっくりゆっくりと観光に来れたらいいなと思います。

北京首都空港から成田までの復路は、中国国際航空機。往路のJALと比べると、やはりサービスもがさつで機内の掃除も行き届いていない感じですね。機内放送のモニタも乱れたりしてましたし(苦笑)。ま、でも、たかが3時間程度のフライトですから、運賃が多少でも安価なのならこれでも充分な気はしますけど。接客意識というか勤務態度とか、その辺はまだまだ中国は遅れてます。特別にこちらが日本人だからというような反日感情こそ今回は全く感じませんでしたが、儒教の国なのだから、もてなしの精神はもっと考えて欲しいところ。でもツアーのコンダクターやガイドの方とか、レストランやお店でも温かい人はいましたからね。オリンピックを経たら、北京の街、そして中国はどのように変わっていくのでしょうか。興味深いところです。

ただ先1ヶ月は中華料理は遠慮したいです!それくらい食べました(笑)。

You、また中国に来チャイナよ!そんな声が聞こえてくるよう。
再見、中国!必ず。

中国国際航空
▲中国国際航空機。さよなら中国 (北京首都空港)

2006.05.01

京劇と北京の夜

夕食は、装飾も華やかな個室で宮廷料理風。揚げた白身の魚にチリソースをかけた料理や饅頭生地に肉そぼろ炒めを挟んで食べる料理等々。羊肉料理や炒飯もあり、意外とお粥とかも結構おいしかったです。これまでの食事と異なり、民族衣装に身を包んだ女のコが料理を取り分けてくれたり、お酌をしてくれたりして、ちょっとイイ気分。饅頭のような料理の食べ方を教えてくれたので、「ハオチー(好吃)」と言うと、ちょっと照れた仕草を見せたりして可愛かったです(笑)。料理店出るときも、「謝々」と言うと、中国語で挨拶した後さらに「bye bye」と笑顔で見送ってくれました。さすが宮廷風(笑)、接客が快適だった気がします。

北京のレストランにて
▲レストランにて (北京)

ディナーの後は、前門飯店・梨園の北京オペラで京劇鑑賞。あまり個人的には乗り気でなかったのですが、友達が見たいというので行くことに。京劇はおよそ200年前清朝の時代半ばに庶民の娯楽として生まれ、後に西太后が愛したことにより宮廷にも広まったそうです。

京劇、メイク風景
▲京劇、演者のメイク風景を公開 (北京)

開演前にはロビーで、出演者のメイク作業を公開。おじさんたちが一生懸命顔に顔料を塗ったり筆で描いてました。お土産コーナーのようなブースを抜けて、客席へ。前後が通常の座席で、中程はお茶をしながら鑑賞できるテーブル席。僕らは後部の通常席に座りました。台詞訳や解説が流れる無線ヘッドホンも借りました。京劇は日本で言えば歌舞伎のようなもので、台詞は中国人でも理解できない人が多いとか。ステージ脇には電光板で中国語と英語の字幕が出ますが、日本語はありません。ヘッドフォンは別料金、ノイズが度々入り説明内容と舞台の状況がズレることも多々ありましたが、やはりこれはあったほうが断然理解が深まると思います。

京劇
▲京劇。前門飯店・梨園の北京オペラ (北京)

演目は、2つありました。最初はスパイ容疑がかけられた男と宿の主人に扮した刺客(?)の2人の話。それぞれが疑心暗鬼なやり取り、コミカルな動きも散りばめた演技が面白い。見せ場は男が眠っていた深夜の部屋に刺客が忍び込んでの暗闇の決闘。舞台のオブジェはテーブルと椅子しかない(途中からはテーブルのみ)のですが、それをベッドに見立てたり、決闘の際にも巧みに使って演出します。2つめは、かの孫悟空を主人公とした話。孫悟空を倒そうと表れた妖怪軍団と悟空の戦いが描かれます。如意棒を使った孫悟空の軽快でコミカルな殺陣、多様でユーモア溢れる妖怪たちのキャラクターが興味深かったです。

京劇、孫悟空と妖怪たち
▲京劇。西遊記がテーマ (北京)

殺陣やアクロバットはさすが中国と言う感じ。コミカルな仕草や表情も言葉なしで伝わるので楽しいです。京胡(ジンフー)という弦楽器や笛などで効果音や音楽を演出。何と言ってもドンシャンドンシャンと鳴り続く打楽器が印象的ですね。

京劇には、武侠や歴史をテーマにした重い雰囲気のもの、恋愛ものなど多種多彩、新旧含めて数百もの演目があるそうです。今回はちょっと分かり易い軽い感じの演目2つだったので、また機会があれば違った傾向の演目も見てみたいです。

21時30分くらいにホテルに到着。今夜は新北緯飯店(Rainbow Hotel)に宿泊。大きなホテルで部屋も広かったですが、コンセントやポット、シャワーまで壊れていて、ちょっと残念(汗)。

一休みしてホテル周辺を散歩。途中、招待所と書かれた看板で何やらガラスからピンクの照明が漏れている店(?)が。近づいて窓を覗き込むと女性が並んでソファに足を組んで座ってました・・・。"招待所"というのは本来中国語で安宿を意味する言葉だそうですが、転じてラブホテルや風俗店でもそういう看板を出しているところがあるみたいです。もちろん友達と一緒でしたので、入りはしませんでしたよ(苦笑)。日本人は必ずと言っていいほどボラれるらしいですし、要注意です。

結構歩いたのですが、上海と比べるとまだまだ発展途上で、まだまだ古いお店や街並みが残ってます。明かりのついた石作りで崩れかけた古い民家、その向かいでやはり取り壊される民家、そして建築中のビル・・・。印象的だったのは、公園があったのですが、そこに日本の深夜通販番組で売っているエクササイズ器具のような遊具が置いてあったこと。ウォーキングマシンやベンチプレスのような遊具があるんです。そういえば以前テレビで北京市が市民の健康のために設置しているなんて話題を見たことをふと思い出しました。途中マクドナルドなどもありましたが、お腹はいっぱいだったので、食料雑貨店みたいな個人商店でジュースやビールを買ってホテルに戻りました。

麦当旁
▲麦当旁ことマクドナルド (北京)

寝る前にテレビを観ていると、北京のテレビCMは1つ1つが短い!5秒ずつくらいでめまぐるしく変わっていくんです。少ない料金でスポンサーを集めて、大量に放送するって感じですかね。早送りみたいなCMも多くておかしかったです。あと建築ラッシュを反映してか、「これからはレンガや石ではなく、コンクリートの時代だ!」みたいな(笑)建設会社のCMなんかもあって、印象的でした。なにやらメーデー記念の特大音楽番組のような番組をやっていて、北朝鮮を彷彿とさせるような大げさな表情で歌う歌手や、同じ制服で統率されたように拍手する観客の映像に中国を感じました。現代風の女性ダンスグループとか男性ポップス歌手のような人も出ていましたが、どこかやはり古臭かったです。テレビの演出や出演者も上海のほうが、進んでいて、日本に似ていたような気がします。テレビの放送内容なんかも、上海と北京ではだいぶ異なるのかなぁ。政府が意図的にそうしてるのかもしれませんし。

故宮や万里の長城で結構歩きましたし、今日は一日とは思えないほど充実した一日でした。

万里の長城 (八達嶺)

北京市街からクルマで北へ約1時間30分の山間にある八達嶺へ。近づくにつれ、草木も乏しかった山のあちこちに城壁らしき建造物がちらほら見え始めます。タイムスリップしたかのような不思議な風景。

誰もが知る世界最大の建造物・"万里の長城"。紀元前500年の周の時代に築かれた城壁が始まりとされ、紀元前221年、秦の始皇帝が百数十万人の農奴と工兵を動員し北方にあった燕や趙の城壁と連結、また西方へと延長。その後の歴代王朝でも前漢、明代まで建築は断続的に続けられ、その全長は6,350km(!)にも及ぶそうです。ただ紀元前など古代に作られた部分は土塁のような簡素なもので、荒廃したり風化しているところが多いとか。僕らがイメージする長城、観光で訪れるような場所は、明代後期などに煉瓦などを用いて堅固に築かれた部分が主とのこと。八達嶺は、6世紀頃、都郡山に創建。明代には大改築が行なわれ、北の関所となった箇所。北京から近いこともあり、早くから修復され世界有数の観光地となっています。

メーデーの混雑で、都郡山の途中から八達嶺入口の駐車場に至るまでは交通規制。バスは少し下の離れた駐車場で降りる羽目に。ただ、1人30元払えば駐車場と八達嶺入口間を、行き帰り、特別通行証を貰っているクルマに乗せてくれるという商売をしている連中が・・・(商魂逞しい)。歩いて昇っていく観光客も少なくありませんでしたが、僕らは時間もあまりないということで、30元払ってクルマで入口まで送ってもらいました。

八達嶺、登り口付近
▲万里の長城、八達嶺。登り口付近 (延慶県・都郡山)

万里の長城
▲実際に登ると下から見る以上に傾斜が急 (万里の長城・八達嶺)

八達嶺は凄~い人!(一昨日くらいからこればっかり(苦笑))。山の上に蛇が這うように築かれた城壁に無数の観光客が往来しています。入口から見えた一番高い場所まで行ってみることに。僕らも長城の上に足を踏み入り、石段を登り始めます。石段は段差や幅もまちまちで、ところどころ階段ではなく坂になっていたりもして、一筋縄にはいきません。下から見えた以上にアップダウンや蛇行も激しく、急な傾斜は降りるときはちょっと怖いくらい。何百mも登っていないと思いますが、なかなかキツかったです。それでも僕らが登ったのはわりと緩やかな箇所だそうで、長城も場所によってはもっと険しい箇所がたくさんあるようです。

万里の長城・八達嶺
▲万里の長城、八達嶺 (延慶県・都郡山)

万里の長城・八達嶺
▲狼煙台付近など要所は、人民軍兵士が警備 (万里の長城・八達嶺)

途中ところどころ狼煙台のような部分があり、皆そこで休憩したり、足を止めて景色を楽しんだり。この日は天気も快晴で少し汗ばむくらい(でも北京は上海より湿度も低く快適でした)。八達嶺から眺める景色は壮観。日本とは明らかに異なるゴツゴツした岩山、その合間をどこまでも遠く蛇行する長城。昔、地理の教科書や百科事典でも見たあの景色が目前に広がります。感動。中国の歴史とスケールの壮大さを体感。

万里の長城
▲万里の長城 (延慶県)

目標としたところまで約30分かけて登頂。そこからしばらく下りになっていて、そのまた遥か向こうにはもっと高い狼煙台も見えましたが、その辺で引き返すことに。キリがないので(苦笑)。この地点にはちょっと広い踊り場や岩場もあり、飲料やお土産を売る人、ストロー差して中の果汁を飲む瓜のようなものを売っている人、記念写真撮影をしてくれる人(人民軍の軍服やチャイナドレス、武侠の鎧などのコスプレ衣装貸し出し付)、しまいにはなぜかラクダに乗せてくれる人(狭いスペースなのでほとんど動きません)までいて(笑)、なんだか凄いことになっています・・・。

長城の上からは降りて並行している脇の山道を下ったり、何かトロッコのようなものに乗って降りるコースもありましたが、僕らは長城の踏み心地をしっかりと覚えて帰りたいということもあって、普通に来た道を戻ることにしました。行きとはまた少し違った景色も見れたりして、楽しい。傾斜が急な階段や坂は結構スリリングでしたが。

長城とは言っても、作りやデザインという意味では至ってシンプルで、城というよりは壁といった感じです。一方で、城壁としての実用性にも疑問符が残る。管理するには無駄に長く、かと言って高さは本気を出して梯子でも何でも使えば乗り越えられなくもなさそうで・・・。しばしば無用の長物に例えられてしまう長城ですが、ではなぜ中国の人々はかくも長大なものを何百年も作り続けたのでしょうか。それは民族の興亡、歴史から来る元など北方民族からの侵略への恐怖の大きさであり、また領土や国境への強い意識の表れなのかもしれません。なんだか現代、中国の日本への戦争責任やら領土・領海問題やらの異常なまでに強引で執念深い姿勢にも、そうした漢民族の歴史的潜在意識があるような気もしたりしますね。万里の長城を見てそんなことを考えると、哀しくもあり、空恐ろしくもあり。

帰り北京へ向かうバスの中ではすっかりウトウト。なかなか良い運動にもなりました。

万里の長城・八達嶺
▲万里の長城、八達嶺 (延慶県・都郡山)

天安門広場と故宮

そうそう、先日書き忘れましたが、上海-北京間の特快列車、軟臥の料金は499元(約7,500円)。飛行機のエコノミーを利用した場合の約半額だそうで、それにしては快適でオススメです。あれであとトイレがもう少し清潔になって、乗務員の接客良くなれば最高ですね。列車の予約、切符購入は結構ややこしいようなので、僕らのようにツアーや日本の旅行代理店であらかじめ予約してから行くとよいでしょう。

天安門広場
▲天安門広場。人民英雄紀念碑と人民大会堂 (北京)

さて、無事北京の地に降り立った僕らは、そのままツアーバスに乗り込み、まず北京市街で朝食、その後天安門広場へと向かいます。世界一の規模と言われる広場。新中国成立宣言、そして中国国内ではタブーとされる天安門事件など、まさに中華人民共和国を象徴する場所です。それだけに、メーデーの休日、まだ9時ごろだというのに広場周辺は既に大混雑!ディズニーランドにでも来たのかってくらい、いやそれ以上(苦笑)。でも、広場の中心に立って周りを見渡すと四方を、天安門、毛主席紀念堂、人民大会堂などに囲まれ、中央には人民英雄紀念碑。一面に敷き詰められた花崗岩。孫文の肖像画なども掲げられていて、今更ながら中国に来たぁ~って実感が込み上げて来ます。

天安門
▲天安門。1949年、毛沢東はこの上に立ち新中国成立を宣言 (北京)

さすが、首都・北京です。上海は香港と同様、西欧の文化などが融合していて、ある意味中国でも異質な都市でしたし。北京はやはり経済発展目覚しいものの、上海と比べれば高層ビルも多くないですし、市街中心地にもまだまだ古い家屋や町並みも残っていて、黄砂の砂埃も相まって、まだまだ古い中国の面影を強く残しています。そう言えば、上海ではそこかしこで見かけたコンビニも比較してかなり少ないようです。2008年北京オリンピックのために再開発は急ピッチで進んでいて、メイン競技場も建設されていましたが、正直まだまだ本当にこの都市でオリンピックが行なわれるとはイメージできないです。一部分の急激なスピードでの進化が、中国の街や人に歪みのようなものを生みやしないかとちょっと心配になりました(実際には生じ始めているのでしょうけど)。

太和殿(改修中)
▲故宮、太和殿。2008年春の完成を目指し改修中 (北京)

天安門広場で写真などを撮った後は、その天安門をくぐり、その奥にある故宮(紫禁城)へ。明代、清代の皇帝たちが生活し、政を行なった場所。その敷地は広大で、たくさんの歴史的な建物や門などが建っています。荘厳な中国建築や歴史を感じさせる石垣や壁等に、思いを馳せます。本当に広くて、2時間近く見て周って、かなり歩きました。保和殿やら九龍壁やらは堪能しましたが、一つ残念だったのは、メインとも言うべき太和殿が改修中だったこと。建物の入口に立ち、映画「ラスト・エンペラー」の溥儀宜しく紫禁城を見渡して見たかったのですが、叶わず。工事の囲い幕に等身大の太和殿が描かれていたのにはビックリというか苦笑い。

人ごみの中、ツアーで一緒だったおじさんが財布をすられるなんてハプニングもありつつ、故宮を離れた後は、再びバスに乗り込み、北京市郊外にある八達嶺を目指します。いよいよ、万里の長城です。楽しみ、楽しみ。

北京市内を走るトロリーバス
▲北京市内を走るトロリーバス (北京)

上海~北京、寝台列車の旅

想像していた以上に面白かった上海。新天地などまだまだ行ってみたいところはありますが、今夜でサヨナラです。鉄道で一夜かけて一路、北京へ向かいます。中国の寝台特急に乗って約12時間の列車の旅!今夜は車内泊です。

上海駅
▲上海駅。中国人、外国人入り乱れ凄い混雑 (上海)

上海駅、凄い人!中国全土から上海に来た人、また上海から旅立つ人でごった返しています。駅は、乗る車両のランクにより入口から分かれているようで、僕らは「軟座」との看板がある入口へ。チケットは入口で提示し、なんと荷物とボディの金属探知、セキュリティチェックがあります。空港並みの厳重さ。ちょっと緊張しちゃいますが、外国人観光客としてはむしろ安全安心。出発まで待合室もあります。

上海駅ホーム
▲上海駅、ホーム。向かいのホームにも上海行きが (上海)

上海から北京まで途中上下車なしで結ぶ直達特快列車。中国の長距離列車には、そのランク、快適度に応じて5種類の車両があります。硬座(下級座席)、軟座(上級座席)、硬臥(下級寝台)、軟臥(上級寝台)、高包(高級寝台)の5つ。僕らが利用したのは軟臥でした。Z8次という便に乗ったのですが、この便はすべて軟臥車両のようでした。軟臥の車両は、そこそこ新しくキレイでした。2段寝台が向かい合わせで4つ、コンパートメントごとに個室になっていてカギ付きの扉もあります。上の寝台に上がるにはハシゴはなくて、廊下側の壁に付いているステップを引き出して、そこに足をかけて昇ります。女性やお年寄りにはちょっとキツいかも。空調、読書灯、車内アナウンスボリュームなどがあって、部屋にはお湯の入った魔法瓶などもサービスで置いてあります。丁度廊下の天井裏に当たる部分がロフトのように荷物置きになっていて、結構大きめのトランクなども置けます。あまり重いと持ち上げるのは一苦労かもしれませんが(汗)。あと日本だと寝台ごとにカーテンが付いていたりしますが、そういったものはありません。なので、知らない人と同室になると神経質な人はちょっと気になるかも。僕らはツアーで一緒の日本人夫婦と同室だったので、特に問題はなかったです。とても仲睦まじいご夫婦だったので、寝るときは横になってもお互い向かい合えるようご夫婦は1階に、僕らは2階にというふうにしました。あとそれぞれ着替えのときは、それぞれが個室から出たりして。見知らぬ中国人客と同室とかになったら、この辺がなかなか融通し合うのとか難しいかもしれません。

車内廊下
▲廊下部分 (特快列車・軟臥車内)

乗り込んでしばらくすると、なんとホットミール(お弁当)とデザート(ケーキ、クッキー、フルーツ(ライチ))のサービスが!食事時間帯など限られた便には付いているらしいです。ホットミールは、ソーセージを炒めたようなものがのったライス。塩味が強かったですが、結構イケました。夕飯を食ってから乗ったのですが、ペロリ食べてしまいました。好感触。

各車両に洗面台(狭い部屋に2台)、トイレは各車両に洋式1基、和式1基。給湯、ゴミ捨てなどがあります。車両自体が新しいようなので、そこそこキレイでしたが、走ってるうちに少し汚れて、またカバー紙シートやトイレットペーパーがなくなっちゃってました。どうも掃除とかペーパーの追加などはする気がないらしい。ので、ポケットティッシュなどを持参することをオススメします。それと、僕らが乗った車両はほとんど日本人ツアー客だったのでまだマシだったのかもしれません。というのも、食堂車に行く途中入った別の車両のトイレは、ベチョベチョで凄いことになっていました・・・要注意(汗)。

2時間くらい同室のご夫婦とおしゃべり。車窓の外はすっかり真っ暗。っていうか、ホントに真っ暗。通過駅の近辺などで家の明かりや道路の街灯がたま~に見えるくらい。あとはうっすらとも先が見えない漆黒の闇です。

話も途切れたので、連れと見学も兼ねて食堂車へ行ってみることに。3両くらい離れた車両だったので、車内を移動して歩いていくと途中、デッキなどで服務員(乗務員)の女のコが座り込んで喋ったり、携帯でメールをしていました。しかも客が来ても、目も合わさずひょいと邪魔にならない程度に避けるだけ。オイオイ。日本では信じられない光景。中国の接客マナーは、緊張感ないし無愛想だし本当にまだまだですね・・・。いや愛想の良い人や親切な人もいるんですけどね。人によったり、気まぐれだったりするのかなぁ。ま、日本ほどこの辺行き届いた国も珍しいかもしれませんけどね・・・。

特快列車・食堂車
▲真ん中の赤い制服はスタッフです・・・。客に溶け込んでます、恐るべし (特快列車・食堂車内)

食堂車到着。入口付近にはキッチンがシースルーで見えるようになっています。座席は4人がけ8テーブルくらいなのでそんなに余裕ないですが、さらに奥にはバーラウンジのようなコーナーもあって、なかなかいい感じです。時間は21時過ぎだったと思うのですが、ちょうど1テーブル空いていたので、そこに座ることに。が、呼ばないと注文取りに来ません(笑)。スタッフと思わしき連中は斜め後ろの席に座って、飲み食いしながらダベったりしてます(汗)。オイオイ。

お腹はいっぱいだったので、ビールとおつまみを注文。・・・しようとしたら、バーラウンジのほうまで自分行って買ってくれとのこと。自分の範疇以外の仕事を気利かせてするとかいうことは一切ないらしい・・・(汗)。ま、すぐ見えてるそこなので、自分で行きますけど。値段は普通か普通よりちょっと高いくらいの料金設定です。ただ、ウイスキーやカクテルは高めで、かつビールはぬるく、水割りも氷がありませんでした。おつまみはピーナッツとスルメ。もっと凝った調理したおつまみもあります。食事の料理も他のテーブルで食べている人のをチラッと見たところ、焼きソバとか炒め物もあって、なかなかおいしそうでしたよ。

特快列車・軟臥2段目
▲寝台2段目。小物入れのネットやハンガー掛け、読書灯もある (特快列車・軟臥車内)

お腹いっぱいで、ほろ酔いで、あとは寝るだけ。寝台2段目は1段目より若干揺れを感じますが、最近日本の寝台列車に乗ったことないので比較できませんが、ほとんど問題ないレベルだと思います。

車窓から
▲各地あちこち、植樹が目立つ (特快列車・車窓から)

朝6時ごろ目が覚め、廊下に出ると外は天津市付近。駅周辺などはそこそこ街ですが、ちょっと離れると荒涼とした大地が広がり、ところどころレンガや漆喰のボロボロの民家が車窓を流れていきます。上海や蘇州の高速道路沿いでも目に付いたのですが、中国では植樹が盛んに行なわれている模様。まだ若い樹木がたくさん整然と植えられています。しかしその周りは緑も少なく、緑があっても花はもっと少ない。途中、羊飼いの群れも見えました。中国の荒地化、砂漠化は深刻な社会問題。その一因に羊などの放牧と無計画な開墾があると聞いたことがあります。その話を思い出し、植樹とその羊の群れのコントラストに何とも言えない思いがしました。今年は日本にも黄砂が飛来して大きな問題になっていますが、北京市内も被害が凄いらしいですし、中国本土の深刻な状況の一端を見た感じがしました。

北京駅、出口付近
▲北京駅、出口付近。狭くて人が押し合い (北京)

北京駅
▲北京駅。休日で連休ということもあり大混雑 (北京)

そんなこんなことを考えているうちに、7時30分頃、無事北京駅に到着~!改札付近からまた大混雑。駅を出ると、これまた上海以上の大混雑!なんだこりゃ~!!中国12億人のパワーを感じます。5月1日と言えばメーデー。メーデーと言えば労働者。労働者といえば共産党。ってな感じで中国では、一際5月1日は盛大に祝うらしいです。駅前にも普段以上に多くの中国国旗である紅旗がはためいています。駅や駅周辺の建物も上海と異なり、どこか古さを感じさせより中国らしい雰囲気。上海はヨーロッパの影響なんかもあってまた独特の雰囲気がありましたが、北京はやはりTHE中華人民共和国といった趣き。これはまた楽しみです・・・!

北京駅前
▲北京駅前。モニタにはチャイニーズコメディアン(!?) (北京)

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