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2005.07.18

Ray / レイ

映画「Ray / レイ」をDVDで観ました。ソウルの神様とまで言われたレイ・チャールズの人生を描いた伝記的作品。

上京し、差別や音楽ビジネスの波に翻弄されながらも、才能を開花させ成功をおさめていくレイ。並行して描かれる幼少時代。貧困と弟の事故死、そして7歳での失明。

愛人をコーラスに配し華やかにステージで歌い、軽やかにピアノを奏でるR&Bの天才。その裏で、幼少のトラウマなどに悩まされ、ヘロインに依存していく弱さ。

失明に向かうレイを、障害に負けないよう厳しく躾ける母。定番のプロットながら丁寧に描かれていて、彼のその後の人生の原点をしっかりと印象付けます。目が見えず助けを請い泣き喚くレイを、あえて息を殺し涙を流して見守るシーンは、胸を打ちます。薬物依存からの脱却とトラウマからの開放を重ねて描いたクライマックスも、壮絶かつ印象的な映像で強く心に残りました。

しかし、この映画の魅力は何と言っても、ミュージシャン、レイ・チャールズの功績と、映画を彩る彼の名曲の数々でしょう。愛人に捧げる曲を書いたり、ライブの後に即興で曲を作ったり、ヒット曲作成の秘話もあちこちにちりばめられています。「メス・アラウンド」のシーンなんて鳥肌立ちました。R&Bとゴスペルを融合し、カントリーやオーケストラまであらゆる音楽を受け入れ、周囲の反対や疑念をものともせず、自由な発想で自分らしい音を生み出していくレイ。個人的にとても感銘を受けました。音楽ビジネス面でのエピソードなんかも、なかなか興味深いところ。マイケル・ジャクソンなどの名プロデューサーとしても知られるクインシー・ジョーンズとの出会いなんかも、へぇ~って感じで。

ジェイミー・フォックスは、まるでレイ・チャールズ本人が乗り移ったかのような素晴らしい演技。実際、ピアノは差し替えでなくほとんどジェイミー本人が演奏しているらしい(!)。アカデミー最優秀男優賞は思いっきり納得。先述の重いシーンもしっかり演じているし、本当に良い役者さんですね。ノリのいいライブシーンは、観ているこちらもつい身体が動いてしまうかも。

レイ・チャールズといっても、「エリー・マイ・ラブ」くらいしか知らない人でも、彼やその音楽に興味さえあれば充分楽しめる映画だと思います(僕もその程度でした)。そういえば昔コンポか何かのCMで、安全地帯の「Too Late Too Late」なんかもカバーしてたなぁ。本当にジャンルとか国籍とかそういう壁は全部越えて、音楽に貪欲で、本当に音楽を愛した人だったんだなぁと改めて思います。

Ray/レイ

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コメント

こんばんは!和@パリジャンです(挨拶)

Ray・・・。たいむさんの記事を読んでいるだけでも感動が伝わってきますね。そういえば、この映画の特集をどこかのテレビ局が番組を組んで放送していた記憶があります。その中でレイ自身がジェイミー・フォックスのことを絶賛していましたね。「まるで私は私自身をこの眼で見ているようだ」と。

この映画、是非私も見てみたいですね。

和さん、ボンジュール!

この映画、当初はレイの生前に公開される予定で、自分役をジェイミーに決定したのも実はレイ本人らしいです。なんでもオーディションで、レイと即興で見事に連弾してみせたとか。恐るべし!

しかもルックスや仕草までそっくりで・・・。レイは女性の手首を触って美人かどうか見分けたというエピソードが出てくるのですが、見分けられるのは美人だけではなかったということでしょうか。やっぱ天才だったんだなぁ。

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