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2005.07.04

宇宙戦争

映画「宇宙戦争」を観て来ました。H.G.ウェルズ原作、一度映画化された'53年の作品はSF映画の名作。スティーブン・スピルバーグが初めて宇宙人を侵略者として描いた作品としても注目されます。

序盤、トム・クルーズ演じるレイと家族の微妙な関係が足早に描かれ、程無くして侵略者の息もつかせぬ攻撃と破壊に傾れ込みます。ここから中盤までの圧倒的なSFX、破壊シーンは息もつかせぬ迫力で映画ならではの醍醐味が充分味わえます。逃げ惑う人々が光線を浴びて一瞬で灰と化し、服だけがパラパラと降ってくる映像なども、印象的です。圧倒的な存在を前に感じる恐怖と虚しさを象徴するというか。ディザスタームービーのようにパニックムービーとして観ると、かなりクォリティが高いのは確か。さすがスピルバーグといったところ。

とにかくレイは娘と息子を連れて逃げまくります。ハリウッドヒーローのようなウルトラCな逆転や対抗策はほとんどありません。でも、普通の一市民のサバイバル劇ということで良かったんじゃないかなと思います。そこは、同じく地球侵略者を描いて、大統領が戦闘機で立ち向かっちゃう「インディペンデンス・ディ」とは大きく違う点じゃないでしょうか。ならばトム・クルーズじゃなくてもいいんじゃないかという気もしますが、こういうう役を彼がやるから面白いという見方も出来ますね。難しいところです。

最初の1時間くらいは、やはりその迫力の映像にかなり引き込まれました。しかし、ストーリー的にはほとんどとにかくサバイバルのみなので、SFXにも慣れ始めた中盤くらいからはちょっとダレるかなという感想。最後まで本当にスゴい映像は続くのですが、お腹一杯になっちゃうというか。やはり2時間を最後まで引っ張るにはそれ相応のストーリーが欲しいところ。

伝えたい家族愛、親子愛というのは分かるのですが、例えば息子が「俺は戦いたい!」とか言い出すのもちょっと唐突だったりで、深い感動は得られませんでした。食事や子守唄のエピソードは良かったけど。せっかくダコタ・ファニングをキャスティングしたのに、もったいなかったかな。

その息子の変化もそうですが、結構伏線を張っているようで大した結実もなくあるいは放置で終わってしまう話が多かったのも気になるところ。2時間にまとめるには、いろいろやろうとして結局出来なかったということなのでしょうか。序盤にレイが石を拾って意味深に「凍ってる」とか言うのも何か宇宙人への抵抗へのヒントになるかと意識していましたが特にないみたいだし、後半家に匿ってくれるオッサンも何かあるかと思いきや・・・ですし。オッサンも結局あの後レイに何をされたのか(苦笑)。

で、おそらく、観た人すべてが納得しかねるのは終盤の展開じゃないかなぁ。原作や昔の映画とは異なるエンディング。期待していただけに、かなりの肩透かし。侵略が失敗する理由はともかく、最後に説明的に語られてあっさりハイ終わりという印象が否めず、もっと驚きか、何かもう一つエッセンスが欲しかったです。「ジュラシック・パーク」でも何でも、スピルバーグ作品には、"らしい"メッセージが感じられるものなんですが・・・。いや、"何が地球を人類を救ったのか"メッセージはあったと思いますが、あれでは・・・う~ん。

ちなみに、徹底的に情報が伏せられている侵略者たる宇宙人たちの姿は、そう目新しいものではないです。ただ、街を蹂躙する巨大なマシーンなどは音響やカメラワークも絶妙で、なかなかの迫力です。地下室に隠れるレイたちを執拗に探す蛇のような触手カメラの動きは、ちょっと「ジュラシックパーク」のヴェロキラプトルとかを思い出しちゃいましたが(汗)。

いろいろ書きましたがこれも期待が大きかっただけに出てくるもの。夏の夜のエンタテインメントとしては充分楽しめる作品だと思います。スケールから考えると、むしろ映画館で観てなんぼの作品かも。

http://www.uchu-sensou.jp/

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