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2005.07.17

いま、会いにゆきます

映画「いま、会いにゆきます」、DVDで観ました。

観る前は正直、「話題作だから観ておくか~」的な感じで、どうせ"セカチュー"と「黄泉がえり」を足して2で割ったような話でしょ?くらいにしか考えてなかったのですが、結論から言いますとその2作よりは映画として全然良かったと思います。

序盤は、なんか巧は障害を持っていて言動が普通じゃないし、子供(裕司)が父親をしきりに"たっくん"と呼ぶのも違和感あるし、家族を失った悲しみになかなか感情移入できませんでした。しかし、記憶を失った澪が蘇ってから、ふたりが、家族が、思い出をなぞりながら、新たに愛を育んでいく過程に、次第に映画に引き込まれていきました。なぜ澪は家族のこと以外の記憶が気にならないのかとか、些細な疑問点はあるにはありますが、そこはファンタジーということでさらっと流せばいいかと。

"セカチュー"などと違って、全体的に柔らかくゆったりとした雰囲気で映画は進んでいきます。回想されるふたりの甘酸っぱい思い出も、純愛映画らしいありがちなものだけど厭味がない。隣席のあの感覚や、卒業写真の注文とか、サイン帳のエピソードは、結構自分の思い出も重なったりしてキュンとなる人が多いんじゃないでしょうか。ポケットで手を握り合うシーンも好きです。

竹内結子って、演技が凄い上手いわけでもないし、決して美人とは違うと思うのですが、ふとした表情とかが本当に魅力的ですよね。どこかの映画評にキスされ顔が可愛すぎ!とありましたが、素直に納得。師童が惚れちゃうのも分かる気がします(笑)。

中盤以降ちょっとダレ始めたかなぁというくらいで、澪自身がずっとここにいられないことに気付くことで、真実が明かされるラストに至るまで求心力を保つ流れもなかなか。去らなければならない自分の代わりに、職場の女性同僚に巧や子供のことを託そうとするけれど、"愛する人を他の女性になんて託せない"という正直な感情が途中で溢れ出して泣き崩れる。子供が大人になるまで12年分のバースディケーキを予約する。・・・どこか淡々と流れてはいきますが、凄く胸に響くシーンがあって。

さらに、ラストは去りゆく澪の日記の回想が続くのですが、最初は単なる回想にちょっとクドさを感じますが、次第に物語の核心に迫る真実が明かされて・・・最後には、死者の復活というあり得ないファンタジーをそれなりにビシッと締めてくれます。これは偶然ではなく必然であったという種明かしに、前述の些細な疑問点とか、たった1ヵ月半で家族の愛は取り戻せるものなのかとか、そういったことに多少の納得がいくというか。「いま、会いにゆきます」のタイトルも、そういうことかぁ、みたいな。こうしたプロットの素晴らしさが、"セカチュー"や「黄泉がえり」に差を付けた大きな違いでしょう。"セカチュー"とかは一つ一つのシーンの見せ方はうまいけど核のプロットが弱いから、全体としてはつまらなくなってしまうのだと思います。

もうすぐ梅雨の季節が終わりますね。いま観ておくと、夏の恋も、家族がいる人は家族への思いも、ちょっと変わってくるかもしれない、そんな作品かも。

いま、会いにゆきます

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コメント

こんにちは、たいむさん。

 いま会いに行きます 観てから時間がたっていますが、なかなか良かったと記憶しています。
 観客動員数ランキングでも上映時にトップも取ったと思います。
 
 わたし的には 何度も観たいという映画ではないですけどw

judoさん、こんにちは。

劇場で観られたんですね。確かに何度も・・・というほどではありませんでしたが、無難に良い映画ではありました。

こと純愛映画に関しては、まだまだ韓国映画に負けないぞってところを見せるべく邦画には頑張って欲しいものです。

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