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2005.06.16

「THE BIG ISSUE」

有楽町の駅前。「ビッグイシュ~30号です。最新号~です。」 その身なりなどからホームレスと思われる中年女性が、懸命に声を出して宣伝している。手には一冊の雑誌。

THE BIG ISSUE」。この雑誌は、書店では売っておらず、駅周辺などの街頭に立つホームレスの方々のみがライセンスを受けて販売できるというもの。ホームレスの自立支援活動として世界24カ国で展開されている事業で、日本では約1年半前に販売開始されたそうです。

内容は、国際時事からエンタテインメント情報など、それほど福祉や慈善事業の匂いはありません。価格は200円。ベンダーとなったホームレスの方は、まず10冊2000円分を無償で受け取れ、その後は1冊90円で仕入れて200円で売り、110円の差額を収入として受け取ることが出来るという仕組みらしいです。

ホームレスには2種類の人間がいて、働けるのに働かず半ばなるべくしてホームレスになったような人と、大きな借金を抱えて一文無しになったり、身体の問題など様々な事情があって働けなくなり家を失った人がいると思います。僕は前者のようなホームレスにはあまり同情の余地は無いようにも思いますが、後者のような人たちは、この経済状況や就職難の時代、やはり大変だろうなと思いますし、そうしたなか、こうした試みは画期的だと感じます。

正直なところ、買うほうも少し勇気がいります。僕も気にはなっていたものの、数日彼女の横を素通りしていました。しかし、今日、勇気を出して一冊購入させて頂きました。「・・・あのぉ、一冊貰えますか?」すると、滅多に売れないのかびっくりしたような様子で、ちょっと間をおいて「ありがとうございます!」いつも暗く疲れた表情でうつむきがちだったホームレスの女性が、そのとき少し微笑んでくれたように見え、こちらもちょっと嬉しくなりました。

僕だって彼女だってさして変わらないのかもしれない。いや、彼女は自分ではどうにもならない事情でいまのような立場に陥ってしまったのかもしれないし、僕なんて何年もぷ~たら遊び惚けていて、今でこそどうにか職にありつけたものの、一歩間違えれば向こう側のさらに向こうに居たかもしれない。そう考えると、110円程度で言えたもんじゃないかもしれませんが、本当に彼女には頑張って欲しいなと思いました。でも、そんなにバカ売れしてるようには見えないし、1冊辺り110円では少々キツいかもしれないですね・・・。

「AERA」とか「週刊ASAHI」もいいけど、たまには「THE BIG ISSUE」を買ってみるというのはどうでしょうか。

http://www.bigissuejapan.com/

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