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2004.11.30

「きみの秘密、僕のこころ」

ショートフィルム「きみの秘密、僕のこころ」が、Excite CINEMAにてWeb先行独占配信されているので観てみました。若手新進監督して注目されている窪田崇という人の監督で、主演は忍成修吾大沢あかね。2人の若者の夢と挫折を描いた約18分の物語です。

音楽は、ルルティアが担当。僕がこの作品に注目している主な理由はこれです。エンディングテーマ曲および劇中曲としても重要な役割を果たしているのは、新曲である「リラが散っても」。その他、「ハートダンス」(オープニング)と、知る人ぞ知る「パヴァーヌ(ピアノ・バージョン)」も映画の中で使われています。まさにルルティアファン必見の映画なのです。

映画は、純粋でストレートな青春物語で、正直観ていて恥ずかしくなるくらいコテコテです。この辺を受け入れられるか、拒否反応を感じるかでまず評価が分かれると思います。この監督は他の作品も含めて、シナリオがあまりにありがちで、ちょっと学生の自主制作映画のような青臭さみたいなものを感じてしまうのが難点ですね。伝えたいメッセージには共感する部分もあるのですが・・・。

詳細はネタバレになるので避けますが、本作も、ルルティアの「ロスト バタフライ」にも通じるような夢と挫折、迷いといったテーマが感じ取れて、オートレース場での2人のやり取りや終盤の喫茶店でのシーンなどはなかなか胸に響くものがあって、心に残りました。大沢あかねって大沢親分の孫と言う前知識しかなかったのですが(苦笑)、可愛いし快活な演技もイイですね。ちょっと永作博美に似ているような気がしました。

本人も公言しているのですが、岩井俊二辺りの影響も色濃く感じられます。シナリオ面以上に、映像、演出面など特に。淡い光加減とか、主演の2人のやり取りとか。僕自身は岩井俊二はあまり好きではないのですけどね(苦笑)。「花とアリス」と「MEMOIR」とか雰囲気的にも被りますよね~。

ルルティアのサウンドトラックは、とても映像に合っていたと思います。「リラが散っても」はイントロやサビのリフレインが印象的で、可愛らしくもちょっと切ないメロディと詞のミディアムナンバー。『プロミスト・ランド』で言うと、「流れ星」や「メリー」の路線かな。「トロイメライ」に続き等身大の恋愛が歌われいて、ルルティアの現在の志向性も見えますね。まだリリースは未定ですが、来年の早いうちにCDで聴けるといいなぁ。

「きみの秘密、僕のこころ」は、来年1月8日から劇場公開も予定されています。"MOVIE HUSTLE"として、他4作品との同時上映です(しかし、ハッスルって・・・(泣))。ルルティアの曲を是非映画館で聴いてみたいし、劇場にも足を運ぼうかな。


http://ent2.excite.co.jp/cinema/feature/yoursecret/
http://www.movie-hustle.jp/

2004.11.29

「APPLESEED」

APPLESEED」見ました。士郎正宗の原作ファンには賛否両論のようですが、映画単体に限って見ればストーリーも程よく簡潔にまとまっていて、アクションや斬新な映像演出に重点を置いた作りで良かったと思います。全編フルCGによる実験的なアニメーション映像。スピーディなアクションがカッコいいです。ただ、トゥーンシェイドによる人物やバイオノイドの描写、特に顔の表情などにはまだかなり違和感があります。従来から変わらぬCGの課題の一つですね。しかし全体的には見る価値充分な映像だと思います。

ラストの多脚砲台や、大どんでん返しも、結構楽しめました。何巻にも及ぶ原作のすべてを2時間弱に凝縮するのは難しい。その点ある程度割り切って作ってあるので、原作や、あるいは「イノセンス」などの押井守監督作品のような重厚さを期待していると不満に感じるかもしれません。

以前見た「CASSHERN」や「キューティハニー」などの実写映画もそうですが、昨今の日本映画は新しい映像表現に貪欲な印象。当然これに良いシナリオや演出が付帯しなければ、本当に意味で素晴らしい映画にはなりませんが、ハリウッドとは少し異なった観点や手法で日本独自の映像表現を模索するというのは悪くないことだと思います。日本のゲームやアニメーションが世界で一定の評価を得るようになったのも、そこに"日本作品ならでは"の味であったり面白さがあったからだと思いますし。ジャパニーズホラー映画が世界で注目を浴びているのもしかりです。

さて、今週は久々に映画館に足を運んで、「ハウルの動く城」と「スカイキャプテン」をば観に行ってこようかと考えています。感想は後日。


APPLESEED

2004.11.24

祝・浦和レッズ、ステージ初優勝

去る11月20日(土)、Jリーグ2nd.ステージにて浦和レッドダイアモンズが、ステージ優勝を決めました。当日の対名古屋グランパス戦は2-1の惜敗でしたが、まだ2試合を残しての優勝決定、見事だったと思います。

負け試合の後の優勝で、最初は少々戸惑いも見えた選手やサポータでしたが、現在までで11勝2敗1分の成績は堂々と誇るべきもの。授賞式では選手も皆晴れやかに、高々と優勝杯を掲げていました。浦和レッズ発足から苦節12年、昨年のナビスコ杯でのチーム初タイトルに続く快挙。フィールドで戦った選手、ベンチで見守った選手、現役の選手たちはもちろん、スタッフ、そしてJリーグで一番熱いサポータたち全員で勝ち取った勝利と言っていいでしょう。福田や柱谷、井原、小野などの過去所属して他のチームに移籍したり引退していった名選手たちが積み重ねてきた成果でもあると思います。本当におめでとう。

若手の育成とチームの基礎を築きナビスコ優勝に導いたオフト前監督、そして今季監督として再び浦和に帰ってきたかつての名DF・ブッフバルト監督。就任当初は初監督ということで実力が未知数でしたが、的確な補強と戦略、見ていて楽しい攻撃的なサッカーなのが印象的です。ステージ初めにここで僕も書いたように、エメルソンやその他選手たちの連携もいい感じにまとまってきていて、今ステージうまく波に乗れたことで好成績を収められたという気がします。

12月5日と11日、チャンピオンシップ。1st.ステージ優勝の横浜Fマリノスとの一騎打ちです。これに勝ってこそ真のJリーグチャンピオンとも言っても過言ではないかもしれません。いまの勢いなら浦和は充分勝てるはずです。20日の試合ではちょっと優勝のプレッシャーからと思われる硬さも見られたレッズですが、チャンピオンシップは平常心で(と言ってもなかなか難しいのでしょうが)、ぜひさらなる栄光を勝ち取って欲しいものです。

We are RED'S!!


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041121-00000014-dal-spo

2004.11.18

「トロイ」、「ペイチェック」の2本

簡単に最近観た2作の感想をば。

まずは、「トロイ」。巷の評判はいいようですが、僕的にはあまり引っかからない映画でした。ブラピのアキレスはギリシャ軍が戦闘の真っ只中に結構女と寝てたりオレ流で、そのトロイ戦争勃発もトロイの馬鹿王子が勝手にスパルタ王妃を連れて帰ってきちゃったのが直接のきっかけという(当然ギリシャはそれをトロイ制圧のいい口実に利用しているのだが)。僕が兵士だったら士気が上がらないよなぁなんて思いつつ。アキレスが、ギリシャ王に楯突いたり傍若無人なのはいいのですが、自分がサボっていたのは棚に上げて暴走してトロイの王子を一騎打ちで殺しちゃったり、にも関わらず、なぜか夜の闇に紛れて単独ギリシャ軍のキャンプまでわざわざお話に来たトロイ王のお言葉に妙に心を動かされちゃったり、どうもキャラが掴めませんでした。

ヘクトルとアキレスの一騎打ちや砂浜での戦闘、そしてクライマックスのトロイ市街戦などの映像は確かに圧巻。迫力があります。それだけでも見る価値はありますが、ストーリー的には、個人的にラストも納得いかないし感動には至らなかったです。史実を再現しただけかもしれませんが、おそらく紀元前の話だけにそれほど詳細には記録されておらず多分に想像や脚色されていると思うので、ならばいっそもう少し描き方があったのではないかと感じました。世界史に興味がある人や欧米の人だとまた感じ方が違うのかなぁ。

もう1本は、「ペイチェック」。技術屋で極秘プロジェクトを請け負い、従事した3年間の記憶を抹消することで多額の報酬を得る契約を交わした主人公・マイケル。しかし3年が経ち記憶が消されて、いざ得たのは過去の自分からの送られた謎のガラクタだけ。報酬の受け取りは自身のサインで拒否されていた・・・。ミステリーなあらすじに強く引き付けられる。徐々に明らかになっていく真実。まるで未来を予知していたかのように、次々に襲い掛かる危機を切り抜けるヒントとなるガラクタの数々。中盤くらいまではなかなか面白い。

が、しかし、なんかその中盤くらいから、アクション要素が極めて強くなり、一介の技術屋だったはずの主人公やヒロインがカンフーばりのアクションやカーチェイスをこなします。これでちょっと興醒め。原作は、「ブレードランナー」のフィリップ・K・ディックだそうです。おお。しかし監督は「フェイス/オフ」のジョン・ウー。それでこういう映画になったのねと妙に納得。ラストは普通のアクション映画のようになってしまっています。

SF+ミステリー+アクションということで、全然ストーリーなどは違いますが何となくスピルバーグの「マイノリティ・リポート」なんかを思い出したりもしますが、あっちの方が全然好きかなぁ。まぁ、「マイノリティ」とかと比べればそれほど重くもないので、そういう意味では見易いかもしれませんが。惜しい1本という感じでしょうか。


トロイ

ペイチェック

2004.11.17

愚弄される日本 陵辱される日本

変わらず事故死が並ぶ不自然な死亡報告。取って付けたような資料の数々。いつまでこんな茶番に日本政府は付き合うつもりなのでしょうか。平和国家である日本ですから、「対話と圧力」において対話を優先してきたのは当然です。素直に非を認め誠意ある謝罪と対応があれば、日本はどこの国よりも寛大にそれを受け入れたかもしれません。国とさえ呼べないような国を相手に、これだけの時間的猶予も与えてきた。だのに、北朝鮮のいまなお変わらぬ誠意の微塵もないこの対応。もう「時は過ぎた。くだらない茶番はここまでだ」と言って然るべき時です。

一番多く証拠が提供されたのが横田めぐみさんに関するものでした。しかし、容姿を明かすことは愚か、血縁を証明するDNA検査も拒み、まさに何の証拠もない自称だけの"元夫"。土葬の国・北朝鮮で、これまたまるでDNA鑑定を阻止するかのように不自然に過度に焼かれ粉砕された本人のものと言って渡された遺骨。もう本当にいい加減にしろと言う感じ。それが本当だろうが否だろうが(ほとんど嘘と偽物ばかりでしょうけど)、とにかく誠意の欠片もない。部外者の僕でこれだけ憤りを感じるのですから、被害者家族の方々の思いは相当でしょう。

横田さんの家族は、新たに渡された拉致後のめぐみさんの写真を見て嗚咽、母親の早紀江さんは、写真に向かって「めぐみちゃん、こんな所にいたの・・・」と悲しげに話し掛けたそうです。27年前、政治などとは全く無縁で普通に暮らしていた13歳の少女は、分けもわからぬまま無理矢理北朝鮮に連れ去られ、自由を束縛されどれだけ辛い思いで生きてきたのでしょう。それを考えると何とも言えない思いで胸が痛くなります。

大量殺戮兵器があるのかないのか分からないような国への侵略や占領を支持している暇があるのなら、戦争状態でもないのに罪のない庶民少なくとも何十人も数十年に渡り拉致監禁された、場合によっては殺害されたとも思われるこの問題にこそ怒らないで、何を国家と言えるのでしょうか。経済制裁くらい発動して当たり前でしょう。現状では、一部の利権目当ての人間や在日朝鮮人の方々など以外にとっては、国交正常化など十年も百年も全く時期尚早な話に思えてなりません。経済制裁を発動したら宣戦布告とみなす?何を勝手なこと言ってるんだか。まともな人間なら誰しもが本当に付き合ってられないと思のが普通でしょう。日本が遠慮したり気を使ってる段階じゃないでしょう。

日本は大戦後、外交では必要以上に萎縮し、これみよがしに馬鹿にされてきたように思います。それでも、日本は極力柔和な外交を心がけてきた。しかし昨今は、それに調子こいてか、北朝鮮のみならず、中国や韓国、ロシアなど隣国による日本への愚弄が著しく、さすがの日本人も憤懣やるかたないといった雰囲気が強くなってきています。中国。尖閣諸島や、沖縄県先島諸島近海の天然ガス田を巡るEEZ(排他的経済水域)付近で挑発行動を繰り返し、先日はやはりその近辺で原子力潜水艦が領海侵犯(これは事故とのことだが、よりによって場所が場所)。韓国。竹島の不法占拠。そして、東京宣言('93年)やクラスノヤルスク合意('97年)を反故にするかのような14日のロシア外相による北方領土の2島返還決着方針発言。・・・いま日本はその領土、領海さえ危うい状態に置かれています。

拉致問題も含めて、こうした様々な問題が増加かつ長期化しているのには、これまでの日本政府の曖昧な態度にも原因があるのは明らかなのです。何もすぐ喧嘩腰にしたり、ましてや戦争をしろと言っているのではありません。しかし、国として最低限取るべき態度、毅然とした態度やメッセージというのは示して然るべきだろうと思います。また今こそその時であろうと思います。

2004.11.05

さいたま新都心

久しぶりにさいたま新都心に行ってきました。まだ駅などが出来て間もない頃は、よく行く機会があったのですが、その当初と比べるとビルや店舗が増え、だいぶ賑やかになっていました。

去る9月にオープンしたショッピングモール・コクーン新都心も、なかなか良いですね。オシャレな洋服屋や雑貨店を中心に、レストラン、紀伊国屋書店なんかもありました。紀伊国屋は期待していたほど広くはありませんでしたが、新都心近辺には北与野駅前に書泉というわりと大きな書店もあるので、それと合わせて考えると、本を買うにはなかなか便利な場所です。やはり官庁関連のビルやオフィスビルが多くなったからでしょうかね。

コクーン内にオープンしたシネマコンプレックス・MOVIXさいたまも注目です。先日評を書いた「バイオII」も実はここで観て、ま、普通のシネコンではありますが、完成したばかりで奇麗だし、スクリーンもそこそこの数ありますし、近場の埼玉県人は重宝するのではないでしょうか。さいたま市内には、ワーナーマイカルシネマズ大宮というのもありますが、ここはマイナーな路線・川越線の日進駅から徒歩15分という不便な場所にあるので、MOVIXの方がアクセスがいいかなという気がします。

新都心駅の改札を出て、コクーンとは反対側には、官庁とオフィスのビルが並んでいて、さいたまスーパーアリーナの前にけやき広場という広場があるのですが、晴れの日にここでボーッと本を読んだり、あるいは夜景に包まれながらデートなんてのも結構オススメです。下階には食べるところもあるし。でも、以前は本当に人がいなかったので怪しげなカップルなんかもいたのですが(笑)、最近はむしろ家族連れ向きなのかな。

新都心にはさいたまタワーを誘致しようなんて動きもあるそうです。箱もの行政なんてとかく非難ばかりされがちですが、埼玉県は神奈川県などと比べると横浜のような核になる街、まさに都心がなく、こういったスポットも少ない。確かに最初は建物ばかり立つだけで、なんか活気がないなぁという気もしましたが、街が人を呼び始め人が活気を呼び始めているようにも感じます。この新しい街が、この先どのように変貌していくのか、ちょっと気になります。


http://www.cocoonweb.jp/
http://www.pref.saitama.jp/A08/BS00/sintosin/

2004.11.04

「キューティーハニー」、「CASSHERN」

アニメを原作にした実写映画2作を鑑賞しました。一つは「キューティーハニー」。もう一つは「CASSHERN」です。

キューティーハニー」は、「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野秀明が監督。ハニー役の主演は佐藤江梨子。マンガチック(マンガ原作だから当たり前!?)で、SFXも少しお金をかけたちびっこヒーローもの!?って感じではありましたが、なかなかどうして、結構楽しめました。サトエリは爽やかで可愛らしく好演していますし、敵の組織パンサークローの怪人軍団もそれぞれクセがある感じで良かったです。小日向しえのコバルト・クローや、片桐はいりのゴールド・クローは強烈です。そして何といっても、ハニメーションと命名されたアニメーション的な演出が効果的。序盤の海ほたる(アクアライン)での戦闘シーンなどはなかなか見物でした。

この映画にエヴァのような小難しさは一切ないです。ただ、エンディングの展開は、ちょっと庵野秀明っぽいかも。シスタージルの最期がね。あれはあれでありなんでしょうけど、なんかもうちょっとクライマックス的な部分が欲しかったかなという気もしました。あと、ハニーの孤独感みたいなところに少しスポットを当てているのですが、それが少々中途半端に感じられたかな。

お色気の物足りなさや原作とのイメージギャップを批判する方もいらっしゃるようですが、個人的には、庵野監督なりのサトエリなりのハニーが確立されていて、その辺は問題ないのではないかと感じました。サトエリが下着で商店街をダッシュするだけでも、結構なインパクトでしたよ。キューティーハニーの衣装もアクションもカッコ良かったし。疲れているときや、軽~く映画を観たいときには、オススメの作品かな。

一方の「CASSHERN」は、アニメ原作ものだと思って手を出すと、その暗さと重さに少し驚くかも。また、こちらは「キューティーハニー」以上に原作の面影が薄いです。原作ファンは納得いかない部分も多いかもしれませんが、別の作品として見れば良いかと思います。ミュージックビデオなどで活躍している紀里谷和明の初監督作品です。

敵の総大将ブライなどが発するセリフは、演劇、いや演説さながら。そうした力や感情の篭ったセリフが次から次へ。「命に優劣があろうか。生きるという切実なる思いに優劣などあろうか。ただひとつの生を謳歌する命の重みに優劣などあろうか。あるはずがない!」・・・印象的なセリフもたくさんありました。ただ、最初は惹かれるものの、過剰気味で中盤以降は少々鬱陶しさも・・・。また、ブライはもっともらしいことを言うわ、キャシャーン(鉄也)も戦うことやら自分やらを責め立てるように自己問答するわで、結局この人たちは誰と何のために戦っているのか分け分からなくなります。それは監督の意図するところの一つなのかもしれませんが、そのせいかストーリー的に観客を引っ張る力が弱く、置いてきぼりな感じました。イメージシーンのようなものも多過ぎるし、鉄也の戦地での記憶についても、重要で様々な伏線になっているのは分かりますが、二、三度出せば充分印象に残るのにちょっとしつこ過ぎました。二転三転する終盤の展開も含めて、あまりに監督がメッセージを込め過ぎて、逆に観客は一歩引いてしまうような感覚があったかな。以前「イノセンス」評でも書いたことですが、テーマをセリフ過多で説明しないで、映画なのだから、もう少し"絵"で伝える努力をして欲しいです。

しかしそうした冗長な部分を差し引いても、見る価値があるのは、独特の映像美。まさに監督が以前撮った作品の一つである宇多田ヒカル「traveling」のPVで見せたような、カラフルで、統一された質感を持つ非現実的な映像。CGも一見してそれと分かるものの、むしろそれが絵画的でさえあり、セットなども含めて来るシーン来るシーン見入ってしまいます。ハリウッドのようなリアリティ溢れるSFX映像とはまた一線を画す、新しい表現方法の一つとして非常に興味深かったです。

広末の元カレだ程度の知識しかなかった(笑)伊勢谷友介の演技も、思っていたほど悪くなかったです。他に寺尾聰や唐沢寿明などわりとしっかりした役者さんが脇を固めてますし。先述の通り、反戦や母子愛などのメッセージ性が強い作りで、TV-CMでやっていたようなロボット軍団とキャシャーンとの戦闘シーンがあまり多くなかったのは残念なところ。カッコよかったので、もっと見たかったかな。もう少しシンプルな内容にしても面白い映画にはなった気がします。ただ、こればっかりは監督の考え方次第ですから、仕方ないのかなぁという気もしますが。

巷では、マンガを原作とする作品だけに賛否両論がある2作品ですが、原作の再現度は別とすれば、両作品、色は全く異なるものの、"ならでは"の面白さがあるし、ハニメーションや紀里谷流CG演出といった斬新な表現への挑戦も、邦画SFの将来にとって意義があると思います。


キューティーハニー

CASSHERN

2004.11.02

バイオハザード4、PS2に移植!?

>> 「バイオハザード4」PS2でも2005年末に発売決定
http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0411/01/news07.html
http://www.capcom.co.jp/ir/news/pdf_page/041101.html


なんなんでしょうね・・・。いや別にいいんですよ、そりゃぁカプコンの勝手でしょうけど。でも、「バイオ」に関してはこれが初めてではなくて、以前もドリームキャストのみに供給とアナウンスしていた「コード:ベロニカ」を結局PS2でも発売したという"前科"があって。今回もこれまで「バイオ4」はゲームキューブに独占供給とあれだけ大々的に宣伝しておいて、この様です。ちょっとユーザに不信感を招くと言うか、今後信頼できないですよね。

市場や会社の状況が変わったと言われればそれまでですが、だったら最初からそういったすぐ変更の可能性があるようなことは安易に宣伝文句みたいにしないで欲しいですよね。「バイオ4」をやりたくてわざわざゲームキューブ(GC)を買ったと言う人は決して少なくないですし、プチ詐欺行為のようなものです。任天堂の見解も聞いてみたいものです。

ゲーム業界って本当にいまだにこういったユーザを舐めたようなことってのがしばしばありますよね。セガが、セガサターンの訴求力を維持するために、極めて難しいと思われた「バーチャファイター3」の移植を発表しておいて、やはり結局発売できなかったとか。よくあることでは、鼻から発売できないと分かっているような厳しい発売日を発表しておいて、平気で延期したりってのもそうです。なんだか公式発表の重さとか、ユーザ、お客様に対しての誠意とかに欠ける気がします。

GC版は来年1月27日発売。他機種より約1年早く遊べるのが救いと言えば救いですかね。発売前にPS2移植を発表したのは、さらに「バイオ4」のためにGCを買っちゃった人が増えて、批判が大きくなる前にってことなんですかねぇ・・・。

プロデューサーの三上真司氏が、「ベロニカのこともあるし、今回は絶対に裏切らない。GCのみ!」といったようなことを強く述べていたのが印象的ですが、どう釈明するんでしょうか!?


バイオハザード4

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