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2004.07.20

セラニポージ『オチャメカン』

やっと買いました、『オチャメカン』。好きなセラニポージのニューアルバムです。

セラニポージについて改めて説明しておくと、セガのドリームキャスト用ゲームソフト「ルーマニア #203」の中に登場した架空の女性ヴォーカリストをモデルにしたユニットで、実際にゲームの挿入曲やエンディング曲を担当。アルバム『manamoon』でCDデビューしました。当初はCECILのゆきちさんがヴォーカルを担当されていましたが、ゲーム続編「ニュールーマニア ポロリ青春」および2nd.アルバム『ワンルーム・サバイバル』からはヴォーカルが東野佑美さんにメンバーチェンジし、現在に至っています。サウンドはセガ・WAVEMASTERササキトモコ(佐々木朋子)さんが中心になって作詞作曲など行なっています。

『オチャメカン』は、初めてゲームと関係しない独立したアルバム。これまではセラニの曲を聴いていると、「ルーマニア」のゲームのシーンやストーリーがダブってきたりサントラ的な聴き方もあったわけですが、そういう意味では今回はセラニ自体が前面に出たというかセラニだけで曲の世界が独立完結するということで勝負作とも言えます。

聴いた感想はまず、本当に独り立ちしてきたなという印象。もはやかつてのルーマニアのセラニポージのイメージからは飛躍し、自由に遊んでいる感じです。ちょっとアンニュイなヴォーカルとか、不条理不思議でどこか切ない歌詞とか、基本を維持している部分も確かにありますが、1st.の『manamoon』と聴き比べると(まぁ、ヴォーカルが異なるというのもありますが)もはや別ユニットに近いです。前作『ワンルーム・サバイバル』と比べると、楽曲的にはその流れとも言えます。しかし、前作は福富幸宏プロデュースでしたが今回はセルフプロデュースということで、アレンジやミックス面でやはりササキトモコ色が強まっています。シンセのテクノ風アレンジとか特に。ややもするとカッチリし過ぎていた感もある前作と比べ、1st.の掴み所のない感じに若干戻った気もしますし。

「さよならいちごちゃん」はふざけた歌詞なんだけどなんだかちょっと胸がキュンとするようなセラニらしい1曲だと思います。「EVE」とかも好きです。ただ、9曲中2曲がシングル収録曲で、かつインストもあったりするので、正直ボリューム的にはちょっと物足りない感もありました。個人的には『ワンルーム・サバイバル』の方が好みですが、しかし本作もなかなかのオススメ佳作だと思います。

個人サイトやAmazonの個人レビューなどを見ていると、依然新ヴォーカルへの抵抗感とか強いみたいなんですが、僕は東野佑美さんのヴォーカルは可愛らしくて程好いポジティブさがあってむしろこちらの方が好きです。そのポジティブさが"セラニらしくない"みたいなことも書かれていましたが、1st.の"らしさ"を延々引きずる必要は全くもってないかと。特に今回はゲームもないですしね。アンニュイでミステリアスだった初期のセラニポージが好きだった人には受け入れ難いところがあるのも察しますが、2nd.以降、セラニポージは架空の女の子から、実在の東野&ササキのユニットになったと気持ちを切り替え受け入れることも大事かなぁと思います。その上で好き嫌いは仕方ないと思いますが。

あ、あと、付録のDVDは、・・・正直いまいちでした。なんか学生製作みたい、よくてインディーズのショートフィルムみたいな映像で(ていうか、インディーズ作家の監督みたいだけど)、ストーリーなども含めて退屈でした。ルーマニアでネジタイヘイを演じた清水聖さんが出演しているなどファンには興味深い部分もありますが、内輪な匂いプンプン。コアなファン以外はなんだこりゃといった感じかも。


オチャメカン

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3rdアルバム発売。前もってネットで注文していたのが自宅に届いた。セラニポージと [続きを読む]

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