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2003.11.29

1泊2日で白馬へ

久しぶりに旅行。1泊2日、クルマで長野県の白馬村へ。関越、上信越を通って、ダラダラSAなどに寄って向かった。途中横川のSAで峠の釜めしでも食おうかと思ったら、なんと下りには売っておらず、上りの方の店にしかないのだとか。下りはだるま弁当が売りで、どうやら競合しないように棲み分けしている模様。なんだかなぁ・・・。

白馬村周辺に来て途中、峠(名前は失念・・・)に寄って日本アルプスのパノラマを望む。夕方だったのだが、逆に夕陽に映えて美しかった。そして、宿泊先へ。泊まったのは和田野の森にあるペンション・たろうとくう。思っていたよりも大きなペンション。なんとその日の宿泊は僕らだけで、半貸しきり状態。新しくはないようだが、小奇麗。夜はライトアップされていて、外観もなかなかいい感じだ。泊まった部屋はシンプルな洋室だが、カーテンやベッドカバーも暖色で温かい感じで悪くない。到着が夜6時を過ぎてしまったので、今日はペンションでゆっくりすることにする。夕食は欧風家庭料理のフルコース。ニジマスを蒸して冷製にして、玉ねぎやニンジン、トマトなどが刻まれたソースをかけたものや、骨付き鶏肉をハーブなどを降り香ばしく焼いたものなど、どれもおいしかった。ターサイなど珍しい野菜も料理に使われていて楽しかった。

夜は寝る前に、ちょっとだけペンション周辺を散歩。周りにはたくさんホテルやペンションがあるがシーズンオフかつ平日ということでほとんど休業状態のようだった。気温は覚悟していたほど寒くない。空を見上げると満天の星空。空気がキレイなのだろうたくさんの星が煌めいて圧巻だった。

翌朝、朝食はドイツ風のパンやサラダなど。このパンがおいしいのなんの!ペンションの主人が自身で焼いたものらしいが、ほどよい硬さに焼けた回りとふわふわの中身。拳大くらいのパンだが、蕩けるバターを乗せて3個近くたいらげてしまった。サラダも絶品の生ハム、珍しい食用ホウズキなんかも乗っていて、おいしかった。チェックアウト後は、近くの絵本に出てくる西洋の小さな教会のような和田野の森教会を少し見た後、温泉で目覚めの一風呂。

温泉の後はクルマでたらたら出発。橋(これまた名前失念・・・)から風景を楽しみ、道の駅でお土産物を買う。このまま家へ向かうのは早過ぎるということで、まずは"おやき"がおいしいという中条村やきもち屋を目指す。これが結構山の奥で、途中「本当にこんなところに!?」と不安にさえ思ったほど。この周辺は虫倉山という山に囲まれ、山姥が出るという伝説があるらしい。若干霧も立ち込めていたので、本当にそんな感じがした。やきもち屋は古い藁葺き屋根の建物で、隣の建物で療養センターのようなことも兼ねて運営しているらしい。上がると立派な囲炉裏があって、そこでアツアツのおやきを食べることが出来る。焼きおやきと笹おやき(蒸してある)の2タイプ、野沢菜、(切干)大根、ネギきのこ、ナス、あんこの5種類。150円と値段は案外リーズナブル。ネギきのこは新発見のおいしさ。やっぱりおやきといえばの野沢菜は言わずもがな。持ち帰りもできる。

お腹いっぱいになった後は、お蔵や古い街並みが美しいという小布施町へ。葛飾北斎が晩年を過ごした場所でもあるらしく、北斎館という美術館にも立ち寄った。浮世絵師として有名な北斎だが、富嶽三十六景以降、特に晩年は直筆画などを積極的に残しているとか。森羅万象を描いたと言われるその作品の数々は芸術に疎い僕でもとても引き込まれるものがあった。「富士越龍」はその雄大さ、天まで昇らんとする龍の力強さたるや90歳絶筆近くに描かれたは到底信じられない。唯一の立体作品と言われる屋台も、素晴らしかった。自ら画狂と名乗り、浮世絵の特定の流派に捕われることなく西洋の様式なども積極的に取り入れ、本当に亡くなるその瞬間まで絵に没入したという北斎。もっと深く知ってみたいと興味に駆られた。

夕方、帰路につく。途中、行きに食べれず心残りだった横川の釜めしも無事ゲット。よく食べ、キレイな景色や街並み、芸術まで楽しめ、なかなか満足な旅になったと思う。なんだか繰り返しの毎日で小さなストレスがたまっていたかもしれない心もすっきりリフレッシュ。またどこかに行きたいな。

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