2009.12.13

ピカデリー・サーカス、パティスリー・ヴァレリー、さよならロンドン

早朝、ロンドンブリッジ近くにバラ・マーケットという市があるというので行ってみます。が、ここは朝早くからはやっていない、というか、木金土開催で火曜日のこの日はそもそもお休み。よく調べないで来てしまい早とちり。

気を取り直して、チューブに乗ってピカデリー・サーカスへ。早朝の広場は人もクルマもほとんどなくて、なんだかロンドンの中心地を独り占めしているようで、ちょっと心地が良い。

早朝のピカデリー・サーカス
▲早朝のピカデリー・サーカス。通称"エロス像"。でもホントはエロスじゃなくて天使なんだって。(ロンドン)

ソーホーの劇場の看板
▲ソーホーの劇場の看板。ここにもマイケルの雄姿が!スリラーのダンスを見せてくれるのかなぁ!?(ロンドン)

パティスリー・ヴァレリー、ソーホー店
▲パティスリー・ヴァレリー、ソーホー店。(ロンドン)

周辺は劇場がいっぱい。誰もいない朝は街も舞台のセットのようですが、夜はさぞかし賑やかなことでしょう。向かったのはソーホーの隅にあるカフェ、パティスリー・ヴァレリー

http://www.patisserie-valerie.co.uk/

パンのおいしそうな匂いが漂ってくる店内でイートイン。可愛らしいウェイトレスのお姉さんに案内されて、席に着きます。フルーツタルトとレモン・チーズケーキを注文。紅茶は爽やかにアール・グレイで。ティー・ポットたっぷりの紅茶と美味しいケーキで過ごす朝、あ~幸せ。

パティスリー・ヴァレリーのフルーツタルト、レモンチーズケーキ
▲パティスリー・ヴァレリーのフルーツタルト、レモンチーズケーキ。

しかし伯爵気分も束の間、10時過ぎにはホテルをチェックアウトして、帰途に着かなくてはなりません。ラッセル・スクエア駅前にあるテスコexpressで、お土産も含めた最後のお買い物をして、ホテルへ戻ります。お土産には、紅茶のティーバッグやスコティッシュ・ショートブレッド、あとKinderの可愛らしいお菓子などを購入。

ヒースロー空港へは、やはり地下鉄で。乗り換えなし1本で心地良い旅の疲れにウトウトしつつ、約50分で空港着。実に名残惜しい。2012年のロンドン・オリンピックの頃までには、また来たくなりそうです。本当に楽しいロンドン、でした。

まだ成田まで12時間ちょっとあるけど、これにてフランス、イギリスを巡る9日間の旅は一応終了。次はイタリアか、ドイツ、スペイン。いやアイスランドか? 立ち直るのが早いのは、アイスランドの経済か、僕自身の経済か!?それにもよるなぁ。

ラッセルスクエア駅のエレベータ
▲地下鉄ラッセルスクエア駅のエレベータ。地下構内と地上口を結んでいる。一応階段もあるが、とにかく深い上エスカレータがないため、いつも大混雑。大きいエレベータだけど2基で、しかも遅い!(ロンドン)

テスコ・エクスプレス、ラッセル・スクエア店
▲テスコ・エクスプレス、ラッセル・スクエア店。手前の電話ボックスと一緒に、赤青白黒のU.K.カラーリング!(ロンドン)

Happy Hippo
▲カバの形をしたお菓子"Happy Hippo"。Kinderはイタリアの菓子ブランドらしいが、Made in Belgium(ベルギー製)。

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2009.12.07

ロンドン塔、テムズ川クルーズ、ノッティングヒル

ロンドン塔
▲ロンドン塔。石畳に、高い壁。中世の雰囲気抜群。(ロンドン)

ロンドン塔。牢獄で、数多くの人が処刑された血塗られた場所として有名ですが、元々は要塞として建設されたそうです。敷地内はビーフィーターと呼ばれる衛兵がガイドツアーをしてくれます。恰幅の良いヒゲ面のオジさんが、赤黒の独特の制服を纏い、物語を語るように感情豊かにガイドします。しかし、如何せん英語なので、ちょっと雰囲気を味わって、後は自分で自由に回りました。

城壁や建物の凹凸の形は、ドラクエなどRPGで見た中世のデザインイメージそのもの。なんだかタイムスリップしたみたいでワクワクします。

「ロンドン塔」の名称の起源ともなった中央のホワイト・タワーの中には、ヘンリー8世の甲冑や、牢獄時代の拷問器具などが展示。ヘンリー8世の甲冑は、若かりし頃から生涯最後の甲冑まで複数ありますが、年代を追うにつれ、お腹まわりを中心にだんだん甲冑が大きくなっていくのが面白いです。

ジュエル・ハウスは、その名の通り宝物庫。入るとなんだかもったいつけられるように、スクリーンで解説映像を見せられます。さらに奥に入ると、これ見よがしに金キラ金、王室の豪華な貴金属や衣装、小道具などの宝物が待っています。目玉は宝石が散りばめられた王冠の数々と、530カラットという世界最大級のダイアモンド「偉大なアフリカの星」がはめ込まれた王笏(なんか棒というか杖みたいなやつ。カンペ貼り付けて持ったりするらしい)。照明も上手い具合に当てられ、ホントに眩しいくらいキッラキラしています。普段は宝石とかに全然興味ない僕も、さすがに「へ~っ、ほ~っ」と見入ってしまいました。残念なのは、まず撮影禁止な上、目玉展示の前は動く歩道みたいになっていて、じっと立ち止まって見られないこと。もう~意地悪。

ロンドン塔のビーフィーター
▲ビーフィーター。英語で敷地内をガイドしてくれます。やっぱ英語勉強しなくちゃなぁ・・・。(ロンドン)

ロンドン塔のホワイト・タワー
▲ロンドン塔中央に立つホワイト・タワー。(ロンドン)

ロンドン塔のジュエル・ハウス
▲ロンドン塔のジュエルハウス。中には眩いばかりの宝物が。牢獄だった場所に宝物庫!?(ロンドン)

ロンドン塔の後は、近くのピア(船着場)から、テムズ川クルーズに乗船。ウェストミンスターの近くまで40分程度。標準時間で名前を聞くグリニッジ方面へ行くことも出来ます。

ミレニアムブリッジ
▲ミレニアムブリッジを下から。テムズ川シティクルーズより(ロンドン)

夕飯の前に、ホテルの夜食にでもちょっと甘いものを買って帰りたいなと、軽い気持ちで本で気になっていた焼き菓子屋を目指します。チューブに乗って店最寄り駅と目されるノッティングヒル・ゲートへ。が、これが結構遠い。ウェストミンスターから、サークルラインという環状線に乗ってすぐかと思いきや、そもそもなっかなか電車は来ないし案外時間がかかってしまいました。

ノッティングヒル、どっかで聞いたことある地名。そうか、「ノッティングヒルの恋人」でしたっけ?一度も観たことはないのですが。わりと静かな住宅街といった感じで、小さな可愛らしいお店が集まった通りもあったり。

で、歩き回った末、本の地図も大雑把で、結局目的のお店は見つけられず・・・。ここじゃないかという辺りはビルが改装工事中。お店なくなったのかなぁとも思いましたが、あとで調べたらまだ健在のようです。ちなみに、THE HUMMINGBIRD BAKERYというお店。カップケーキやドーナツ、食べてみたかった。残念。

http://hummingbirdbakery.com/

ノッティングヒル界隈 ノッティングヒル界隈
▲ノッティングヒル界隈の風景。(ロンドン)

ノッティングヒルの恋人にふられた失意のなか(笑)、ラッセル・スクエアのホテルに一旦帰還して夕飯前に一休み。そういえば、大英博物館の近くに、「FISH & CHIPS」「日本語メニューあり」と気になる看板をバスの車窓から見たなというのを思い出し、そのお店へ行ってみることに。

店名は、マンチキン(Munchkin)。大英博物館の正面入口からすぐというロケーションもあって、英国料理やイタリアンなど何でもありのメニューで、日本語や中国語のメニューも置いているまさに観光客歓迎の店。入店すると、迎えてくれた従業員は韓国人の青年。英語で「どこの国の方ですか?」といきなり聞かれて、「日本」と答えると、それからは流暢な日本語で対応してくれました。こちらは逆に「カムサハムニダ~」と言ってみたりして(笑)。しかし、ホント最近は韓国の若者もどんどん世界に飛び出してるように感じます。近頃の日本の若者はあまり海外に興味がないと何かで読みましたが、大丈夫なんですかね。経済など日本の将来をちょっと考えてみても、あんまり大丈夫じゃない気はしますね、たぶん。

それはさておき、料理ですが、フィッシュ&チップスや、シェパーズ・パイ、サラダなどを注文。やっぱ白身魚のフライ、熱々のサクサクで美味い!アボカドのペーストをトッピングなんてのもありなんですね。シェパーズ・パイは、ひき肉を煮込んだものにマッシュポテトをのせてオーブンで焼いた料理。「シェパーズ」(羊飼い)ですし、食べて結構クセがあったので羊肉だと思ったのですが、韓国人青年に聞いたら厨房まで確認に行って、答えは「牛肉です」。いや~クセあったし、そうかなぁ~とちょっと疑問。気になるなぁ。

21時過ぎくらいにオーダストップ、担当の韓国人青年は「気にしないで。どうぞごゆっくり」と言ってくれたのですが、結局21時30分くらいで他の女性店員にそれとなく追い出されました。アンニョンヒケセヨ~(!?)

マンチキンのシェパーズ・パイ
▲マンチキンのシェパーズ・パイ。すみません、穿り返した後で。ジャケットポテト(皮付きベイクドポテト)も添えてある。シェパーズ・パイもマッシュポテトだが、ポテトポテトで被っていることなんて気にしない!?(ロンドン)

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2009.12.06

ウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿の衛兵交代式、セント・ポール大聖堂

The Original London Sightseeing Tourのバスツアー
▲The Original London Sightseeing Tourのバスツアー。市内6コース運行、各停留所乗り降り自由で20ポンド。いっぱい歩いちゃって、結局あまり乗りませんでしたけど。(ロンドン)

今日は、The Original London Sightseeing Tourの周回観光バスとチューブを使って、ロンドン市内観光。

まず昨日入場できなかったウェストミンスター寺院へ。広々とした内部、礼拝堂が壮麗。歴代英国王室の人々の墓があり、歴史の重さを感じます。ニュートンやダーウィンも埋葬されています。エリザベスI世の墓は本人を模した彫刻が施された蓋も豪華な石棺が迫力。内部はカメラ撮影禁止で残念。目に焼き付けておくしかありません。

ウェストミンスター寺院ウェストミンスター寺院 
▲ウェストミンスター寺院。(ロンドン)

じっくり見学したかったのですが、あるイベントの時間が差し迫っていたのでそこそこで切り上げ、徒歩で、いやダッシュで、バッキンガム宮殿前へ向かいます。そう、衛兵交代式です。

ロンドンと聞いて多くの人が連想するであろうものの1つ、あの細長の黒い毛皮帽に赤い制服の兵隊さん。開始時間と聞いていた11時30分を少し過ぎて駆けつけると、宮殿前は凄い数の見物客。ひしめく人の合間を縫って、宮殿の柵の向こうを覗き込んでみると既に近衛兵の楽隊が並んで、何やら演奏を始めています。映画音楽やポピュラーなポップスなんかもアレンジして演奏しています。

しばらくすると、中央入口の門が開き、行進が始まります。ヴィクトリア女王記念碑の左方右方へ分かれて、行進していきます。その様は、まさに「おもちゃの兵隊」。衛兵交代式なんてつまらんという人もいるそうですが、英国王室の華やかさ、大英帝国の面影を垣間見る気がするし、なかなかどうして楽しかったです。

バッキンガム宮殿の衛兵交代式
▲衛兵交代式。門の向こうで執り行われる交代と行進前の楽隊の演奏。(ロンドン、バッキンガム宮殿)

バッキンガム宮殿
▲バッキンガム宮殿。(ロンドン)

お昼は、宮殿前のセント・ジェームズ・パーク内にあるイン・ザ・パークというお店へ。店内にはレストランとカフェがあって、実は最初レストランのほうに入りましたが、メニューを開くとランチには重く割高だったので、注文せず席を立ちカフェに移りました。カフェはパンやパイ、簡単なおかずを取っていくセルフ・サービス。しかしこれで大正解。公園内の緑に囲まれたテラス席で気軽にゆっくりランチで最高。アフタヌーンティーもあるみたいなので、また機会があればそれもいいかも。

http://www.innthepark.com/

イン・ザ・パーク イン・ザ・パーク、カフェのテラス席
▲イン・ザ・パーク。セント・ジェームズ・パーク内にあるカフェ&レストラン。(ロンドン)

イン・ザ・パーク、カフェのランチ
▲ラズベリーパイ、お肉のパイとカレー。シンプルながら、美味しかった。イン・ザ・パークにて。(ロンドン、セント・ジェームズ・パーク)

再び周回2階建てバスに乗り、向かうはセント・ポール大聖堂。前日シティのビジネス街を歩いた際にも前を通りましたが、ちょっとサン・ピエトロ大聖堂にも似ている外観の大きなドームが印象的。今日は入場して見学です。

美しい礼拝堂、天井の装飾画に魅せられます。地下階にはネルソン提督やチャーチルの墓があり、床にも壁にも無数の墓碑があります。ウェストミンスター寺院もセント・ポール大聖堂も、カトリックではなく英国国教の聖堂。ロンドンの聖堂は、ウェストミンスター寺院といい、内部にはとにかくお墓がいっぱい。床や壁そこかしこが墓碑だらけ。ドカーンと石棺も置いてあったり。歴史上人物の名も多く圧倒される一方、足元や周囲に多くの遺体、遺骨が眠っていると思うと、・・・いろいろ想像して、ちょっとだけ背筋が寒くなったりもして。

セント・ポール大聖堂は、ドームの先の頂塔まで階段で上ることができ見晴らしも良いそうですが、頂上までは550段(!)だそうで、今回僕らは断念してしまいました。

セント・ポール大聖堂
▲セント・ポール大聖堂。正面から。近いと意外にドームが見えない・・・。(ロンドン)

セント・ポール大聖堂の内部
▲セント・ポール大聖堂のドームから内陣。荘厳、壮麗。(ロンドン)

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2009.11.29

タワーブリッジ、大英博物館、夕食でアマルフィ炎上

タワーブリッジ
▲タワーブリッジ。(ロンドン)

タワーブリッジ。ロンドンの景観を代表する、あの跳ね橋です。40mある2つの塔は、下部の跳ね橋に加え、上部もガラス窓の歩道橋で結ばれています。大きな船舶の往来が減少した昨今では、週に数回も跳ね橋は作動しないとのことで、残念ながら橋が上がるのを見ることは出来ませんでした。しかし、上部の歩道橋からは、テムズ川やすぐ近くのロンドン塔を上から眺めることができ、また、跳ね橋のエンジンルームも見学。100年前のシティ、テムズ川の賑わいに思いを馳せました。

歩道橋の片隅には、マイケル・ジャクソンと、彼の復帰ライブ"THIS IS IT"が予定されていた会場・O2アリーナについてのパネル展示もありました。アメリカ以上にマイケルを愛したイギリスを実感すると同時に、一度でいいからこの地で彼のパフォーマンスを見たかったなぁと改めて残念に思いました。

タワーブリッジのガラスの歩道橋内。マイケル・ジャクソンについてのパネルが
▲タワーブリッジのガラスの歩道橋内。展示パネルには、O2アリーナでライブを行う直前急逝したマイケル・ジャクソンについての記述が。(ロンドン)

ロンドン塔
▲タワーブリッジ上の歩道橋から見下ろしたロンドン塔。(ロンドン)

フィッシュ&チップス
▲ロンドン塔傍の広場のテイクアウトで買ったフィッシュ&チップス。黄金色でサクサク絶妙の揚がり具合。予想以上に美味しかったです。ビネガーをたっぷりかけて頂きました。

20度以上ある、歩くと小汗をかくぐらいの温かな陽気。雨や曇りも多いと聞いていたロンドンですが、今回の旅は天気に恵まれています。テムズ川沿いサザークサイドを、変わった形のロンドン市庁舎などを眺めながら歩きます。日曜日だからか、いつもなのか、人が溢れていて、市庁舎前のポターズ・フィールド・パークではイベントや逆バンジー(?)のようなアトラクションまでやっています。

ロンドンブリッジは、「ロンドン橋落ちた」の歌でも有名ですが、現在ではかなり地味。現在の橋は1973年と比較的最近造りなおされたもの。橋は何度も造り替えられ、長い歴史の中で時に崩れたり焼かれたり。かつては橋の上に多くの建物があって、多くの人が火災で亡くなっていたり、騒乱の時代には晒し首の場所にもなったとか。そんなこんなで、幽霊が出るなんて噂もあり、橋の下ではお化け屋敷のアトラクションが行われていたりもします。先述の「ロンドン橋落ちた」の歌も実は橋を造る際の「人柱」の歌だなんて話もあるそうです。お~怖。

ロンドンブリッジ
▲ロンドンブリッジ。現在では地味でふつ~な橋です。落ちずに頑張っています。(ロンドン)

街角にて。フレディ・マーキュリーかな
▲街角にて。フレディ・マーキュリーかな。(ロンドン)

ロンドンのタクシー、ブラックキャブ
▲ロンドンのタクシー、ブラックキャブ。大英博物館近辺にて。背景のバットマンの看板は何の店!?(ロンドン)

夕刻ホテルに帰る前、大英博物館に立ち寄ります。パリのルーブルに次いでまた閉館間際(汗)。ミイラやエジプト絡みやローマ帝国の展示を中心に見学。カイロのエジプト考古学博物館ではレプリカだったロゼッタ・ストーンの本物や、大スフィンクスの「ヒゲ」は興味深かったです。どちらもなぜイギリスにあるのか。パリ、コンコルド広場のオベリスクもそうですが、この時代、そろそろエジプトに返してもいいんじゃないかと思うのは僕だけでしょうか・・・。

大英博物館
▲大英博物館。世界有数の博物館の一つ。(ロンドン)

ロゼッタストーン
▲ロゼッタストーン。同じ文章が、古代エジプトの象形文字、民衆文字、ギリシア文字の3つの文字で刻まれている。19世紀シャンポリオンが古代エジプト文字を解読するヒントとなった。(ロンドン、大英博物館)

ギザの大スフィンクスのヒゲの一部
▲ギザの大スフィンクスのヒゲの一部。これは脱落したものだそうだが、鼻が捥げているのは何者かが砲撃で破壊したと言われている。(ロンドン、大英博物館)

ホテルに戻って、ツアーメイトにパブ飲みを提案してみましたが、見事玉砕。パリのブラッセリーでも初っ端カフェオレ頼んでた人だし、こればっかりは強要する訳にいかないので、仕方ありません・・・。しかし、一人ででも行けばよかったかなぁとちょっと心残り。次回ロンドンを訪れる際には、必ず。

この日は大人しく(?)、ホテル近場でふらっとイタリアンレストランに入ります。THE OLD AMALFIというお店。店内の壁にはアマルフィの風景の大きな写真があって、テーブルにはキャンドルが点され、落ち着いた雰囲気。ロンドンだけど、気分は南イタリア、織田裕二です(笑)。お酒はValpolicella Classico Superioreというリーズナブルなワインのハーフボトル。辛口の赤。料理は、生ハムとモッツァレラチーズのピッツァや、サラダをオーダ。

結構ボリュームがあって、お腹大満足。ごちそうさまでしたと、いつものように紙ナプキンをくしゃくしゃにしてテーブルにポンッ。歩き疲れた身体にワインが染みてほろ酔い気分で、あ~食った食ったとボ~っとしてたら、向かいのツアーメイトが「も、燃えてるって!」。ふとテーブルに目を戻すと、・・・燃えてる。さっき置いた紙ナプキンにキャンドルの火が燃え移っているではありませんか。あわわあわわ。

向こうに座っているお客さんは驚いてるし、店員にも気付かれる。しかしここは極力冷静を装い、手でパタパタ、燃えるナプキンを手で握りつぶして、どうにか数秒で鎮火。「何か問題でも?」くらいの体で、何事もなかったかのように振舞ってみます。内心は、テーブルは焦げてないかとかドキドキでしたけど。ちらっと見ると他のお客も店員も笑っていて、「Are you alright?」といった程度だったので、とりあえず一安心。ロンドンの片隅、小さなボヤ騒ぎは、大事になることなくそのまま収束となりました。

THE OLD AMALFIの、生ハムのピッツァ
▲THE OLD AMALFIの、生ハムのピッツァやワイン。中央に輝くのが火元となったキャンドル(笑)。(ロンドン)

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2009.11.24

ロンドンを歩く。ビッグベン、ホース・ガーズ、ルート・マスター

ロンドンで迎える朝。部屋が道路側なこともあり、クルマの騒音で目が覚める。宿泊したロイヤルナショナルホテルは大きなホテルですが、料金もそこそこエコノミー、部屋やサービスは不足はないもののちょっと味気ない。大英博物館の近くというまずまずの立地条件が救い。

朝食は、パン、フルーツ、ドリンクは部屋代込み。しかし、それ以外のスクランブルエッグやソーセージなどはイングリッシュ・ブレックファーストと称して別料金。コーヒーとパンを掻き込んで、早々に街へ飛び出します。

最寄のラッセル・スクエア駅からチューブ(ロンドン地下鉄)に乗り、目指すはウェストミンスター駅。駅で降りて、地上口を上がると見えてくるのは、国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)、ビッグベンの時計台です。まさにロンドンの象徴。ロンドンに来たんだ、イギリスに来たんだと改めて実感。

ビッグベン 国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)
▲ビッグベン。国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)。憧れの街の風景。ロンドンに来たことを改めて実感。(イギリス、ロンドン)

日曜日で見学はお休みのウェストミンスター寺院を横目に、テムズ川沿いを少し歩いてみます。ツアーメイトは美術館巡りをするということなので、テート・ブリテンまで一緒に歩いてそこで散開。テートでは僕はトイレだけ借りて、来た方向へ引き返します。今日はゆる~くロンドン各所を歩いて、まずは雰囲気や空気を感じたいといった具合。

セント・ジェームズ・パークの散歩道を歩いて、バッキンガム宮殿へ向かいます。静かに水を湛える湖の畔、ふと木々の合間、芝生の上に目を凝らすと、鳥たちに紛れてぴょこぴょこ走り回ってる可愛らしいリスの姿が。ベンチに腰掛けている老人が、ベンチ脇に餌を入れたハットをそっと置く。しばらくすると、リスが恐る恐る近寄ってきてその餌を食べ始めました。何とものんびりとした素敵な光景。

セント・ジェームズ・パーク
▲セント・ジェームズ・パーク。バッキンガム宮殿の隣にある大きな公園。小さな湖もある。(ロンドン)

セント・ジェームズ・パークにいた馬
▲セント・ジェームズ・パークにいた馬。"SHIRE HORSE"って辞書ひくと英国種の農耕馬のようですが・・・!?(ロンドン)

午前の陽射しも心地良い公園を抜けると、現れたのはバッキンガム宮殿。ご存知、エリザベス女王の現公邸で、執務などを行っている宮殿。前庭は、多くの観光客で賑わっていて、ターミナル中央のヴィクトリア女王記念碑は、金色に輝く天使像が印象的。

今日は衛兵交代式がお休み。また翌日訪れる予定なので、見学もそこそこに再びセント・ジェームズ・パークを横切って、今度はホース・ガーズへ。

ホース・ガーズは、その名の通り「騎兵隊」の司令部。中世騎士を思わせる金色のヘルメットを被り馬に跨り微動だにせず建物を守衛する騎兵。こんなに馬や騎兵が似合う都市は、ロンドン以外に滅多にないかも。

ホース・ガーズ ホース・ガーズ
▲ホース・ガーズ。セント・ジェームズ・パーク側の広場からと、守衛の騎兵。(ロンドン)

ホース・ガーズ前からホワイトホールという通りを歩き、トラファルガー広場で一休み。広場隅の露店で売られていたサモサ(インド、ネパールの揚げ餃子)で腹ごしらえ。美術館、ナショナル・ギャラリー前の広場で、階段や噴水の周辺では休んだり待ち合わせをする人たちでいっぱい。広場の一部ではステージが組まれ、音楽ライブのイベントが開催されていました。キャッチーで爽やかなロックナンバーを歌っていて、なんだかメロディがいまなお頭に残っています(笑)。黒人のヴォーカルだったけど、ソロ歌手なのかなぁ。ま、有名なアーティストではないのかもしれませんが、日曜の昼下がり、ロンドンのトラファルガー広場で生演奏なんて楽しいし、テンション上がるわ~。

ナショナル・ギャラリー
▲ナショナル・ギャラリー。内部は見学しませんでしたが、世界有数の美術館。(ロンドン)

午後は、セントポール駅から王立取引所などシティ・オブ・ロンドンの金融街を通り抜け、ロンドンブリッジ方面へお散歩。

ロンドンの街を歩いていると、たくさんの赤いダブルデッカーのバスとすれ違います。昔ながらの豚っ鼻の旧式「ルートマスター」は現在では一部路線に走るのみですが、車体は新しくなっても、赤い2階建てバスが行き交う光景は、やはりロンドンならでは。

金融街の辺りは特に真新しいビジネスビルが目に付きますが、中心地にはほとんどガラス張りのビルなど見かけないパリと比べれば、ロンドン全体、わりと新旧の建物が入り乱れて建っていて、また違った印象です。過去の大戦時にドイツに空襲を受けたなどの歴史もあるようですが、似て非なるヨーロッパの街の雰囲気は興味深いところ。時に保守的とも言われるイギリスですが、ロンドンは金融や経済で復活を遂げているし、必ずしもそう単純には割り切れないのかもしれません。

旧式の2階建てバス、ルートマスター
▲シティを走る旧式の2階建てバス、ルートマスター。(ロンドン)

街角で見かけた携帯電話をかける人の銅像
▲街角で見かけた携帯電話をかける人の銅像。歩道のど真ん中に置かれている。(ロンドン)

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